THEME:「幼年から今年まで……仲間や家族とのひと夏の思い出」
“ディア・ライフ”=『親愛なる日々』。イエは暮らしと人生の舞台。「LIFE」という言葉に、生活と人生の2つの意味をこめて、イエと家族のストーリーを語り合いませんか? 心のページに刻まれた思い出も、現在のイエでの愛しいワンシーンも。毎回のテーマに沿って素敵なエピソードを、豊かな暮らしを創っていく〈イエはてな〉のマインドで投稿ください!
*回答条件* 下記のページをご覧になってご投稿くださいね!
「Welcome to イエはてな」
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テーマ詳細とアイデア例
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※ピックアップ受賞メッセージは、〈みんなの住まい〉サイトにて記事紹介させていただきます。またメッセージは表記統一や文章量の調整をさせていただくことがございます。
※〈イエはてな〉では、はてなスターを「おすすめメッセージ」として活用しています。投稿期間中ははてなスターのご利用を控えていただけますようお願いいたします。
※質問は8月23日(月)正午で終了させていただきます。
友人と茅ヶ崎へやっぱり駐車場が無い、そこにおばさんがやって来て、海岸近くの家に止めれば一日1000円と言ってくれました。喜んで小屋の中に入ると、海の家使用料一人1000円払えと言うのです!ビンボですからそんな金までは有りません。断り、駐車場料金を返金してもらい退散。しかし、何と車が砂に埋まり、友人と汗まみれ、くたくたになり脱出!憎たらしい思い出です。
小学生から中学生までの時期は、毎年、夏になると父親の会社が借りた海のイエに行っていました。
逗子の海岸に近い、普通の民家を会社で借りて、格安で社員と家族の厚生に当てたもので、それを海のイエと呼んでいたようです。
毎年同じ畳敷きの民家を借りたもので、長い時は一週間も滞在して、海水浴などを楽しんだものです。
初日から部屋に入ると、畳のにおいがして、窓の外には山も近く、よく鳶が青空に丸を描きながら飛んでいました。
水着に着替えて住宅街を抜け、道路を渡ると直ぐに海岸があります。
家族で水をかけあったり、波の間を泳いだりと、時間が過ぎるのが惜しくて、いつまでも楽しんでいたものです。
日が落ちてからも、海岸べりには射的の露天やヨーヨー釣り、やきそば、おもちゃなどの屋台が、真っ赤なちょうちんを連ねていて、楽しみは尽きません。
花火を買って海岸で遊んだり、お小遣いを貰って何に使おうか悩むのも、楽しいものでした。
日程が合うと、大型の打ち上げ花火の大会も見られました。
沖合いの岩場の島に打ち上げ場を設置して、黒い海の空を背景に開く花火は美しく、その後の微かな寂しささえ、快く感じたものです。
イエに帰ると大抵は大人達が酒盛りをして、私たち子供も遅くまでおきていても、叱られたりはしません。
一日中炎天下で海水浴をしたりしていると、体が熱くなって直ぐには寝られれないので、かなり遅くまでおきていたりしました。
それでも朝には早く目を覚まし、海のイエを服のまま出て、家族で海岸に行きます。
早朝の海は潮風が涼しく、波も穏やかで、水が澄んでいます
朝の海岸にはいろいろなものが落ちています。
きれいな貝殻や流木、海藻の塊、壊れたおもちゃ、絡まった釣り糸や釣り針など、宝捜しのようです。
極まれには、桜貝などの、めったに見られない美しい貝殻もあり、海岸をどこまでも探したものです。
大きくなると家族で旅行に行かなくなり、海のイエに行く事もなくなってしまいました。
しかし、いつまでも、思い出は残っていく事でしょう。