THEME:「幼年から今年まで……仲間や家族とのひと夏の思い出」
“ディア・ライフ”=『親愛なる日々』。イエは暮らしと人生の舞台。「LIFE」という言葉に、生活と人生の2つの意味をこめて、イエと家族のストーリーを語り合いませんか? 心のページに刻まれた思い出も、現在のイエでの愛しいワンシーンも。毎回のテーマに沿って素敵なエピソードを、豊かな暮らしを創っていく〈イエはてな〉のマインドで投稿ください!
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「Welcome to イエはてな」
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テーマ詳細とアイデア例
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※ピックアップ受賞メッセージは、〈みんなの住まい〉サイトにて記事紹介させていただきます。またメッセージは表記統一や文章量の調整をさせていただくことがございます。
※〈イエはてな〉では、はてなスターを「おすすめメッセージ」として活用しています。投稿期間中ははてなスターのご利用を控えていただけますようお願いいたします。
※質問は8月23日(月)正午で終了させていただきます。
夏の出来事で思い出深いのは、やはり25メートル泳げるようになった小学校三年生の夏。
それまで水が怖くてお風呂でも顔を水につけるのが苦手でしたが、
学校の授業で仕方なくプールに入ることになりました。
しかし、ビート板を使えば何とか進むものの息継ぎが上手くできず、
いつも数メートルで足をついてしまっていました。
泳ぐ時のバタ足と手の水のかきかたのタイミングが合わず、呼吸のリズムが乱れてしまうのです。
一年生の頃は周りには泳げる子も少なかったのですが、二年生になると友達が次々と25メートルプールを
泳ぎきるようになりました。
負けず嫌いの私は、毎年近くの温水プールに行って、一人で練習をしていましたが、その年は
泳ぎの上手い友達と一緒にプールに行き、息継ぎとバタ足のリズム、水のかき方を改めて教えてもらいました。
みんな服の下に水着を着た上に服を着て、ゴムサンダルで通っていましたっけ。
たまに着替えにパンツを入れるのを忘れて青ざめ、水着が乾くまで待って、そ知らぬ顔で上に服を着て帰りました^^
友達と一緒だと楽しく泳ぐことができ、ある日息継ぎがスムーズにできるようになってからは、
驚くように進むようにもなりました。
一メートルでも長く泳げる様になるのを毎日帰宅する度、母に報告していました。
母も、水を怖がっていた私が、泳げるようになったのが余程うれしかったらしく
「もっと泳げるからがんばれ!」と応援してくれました。
それから毎日のように、午前中はたっぷり泳ぎ帰宅して昼食後に母の作った香ばしい麦茶を飲み、
うとうとしていると母がそっとタオルケットをかけてくれて、眠りに落ちるまでうちわで扇いでくれました。
扇風機よりずっと心地よい風でした。
夏休みの終わりに、ついに母にプールへ泳ぐところを見に来てと頼みました。
翌日、観覧席の母にそっと目で合図をして「えい」っと泳ぎだし、母や友達の見守る中、
なんとか25メートル泳ぎきりました。
一緒に家に帰る途中で、頑張ったねと誉められた事、二十年以上たった今でも覚えています。
ご褒美にと、その日の夕食は私の好物を沢山作ってくれて、これもまた嬉しかったなぁ。
できない事も頑張ればできる様になる事。
自分を見守っていてくれる家族や友達を感じたこの夏は、私にとって努力と忍耐そして、
自信がいっぱいついた最高の夏になりました。