THEME:「もっと便利に素敵に!活きる・活かす家具使いコンテスト」
イエで○○のスペースを作るいいアイデアありませんか?イエで○○するとしたらどんなプランにしますか?“イエコト・ミシュラン”は、暮らしの空間と時間作りをめぐるテーマ質問に楽しくオドロキ!なアイデアをご投稿いただき、★(一ツ星)~★★★(三ツ星)のミシュラン評価をしていくコーナー。豊かな暮らしを創っていく〈イエはてな〉のマインドでご投稿ください!
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テーマ詳細とアイデア例
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※質問は9月6日(月)正午で終了させていただきます。
長火鉢とは風流ですね。
今でも存在してるのでしょうか?
箱ですから何にでも利用出来そうですね。
箱で作成してみたい一品ですね。
店頭で見ることは少ないかもしれませんが、今でも長火鉢は作られています。形状は張り出し部分のない完全な箱形の関東型と、上面の縁がテーブル状に張り出している関西型に大別されますが、そのどちらもまだまだ生産されているようです。
断熱の工夫さえ出来れば、自作もきっと可能ですよね。長火鉢のほとんどはケヤキ材で作られています、もちろん美しい木目もポイントですが、重硬な素材で、いったん乾燥して安定してしまえば加熱乾燥による狂いが生じにくい、といった性質も好まれたのだと思います。
でも、木材は全般に、一度狂いが生じると安定するまでに長期間を要する素材ですから、自作にあたっては十分なシーズニングを経た素材を使うことが大切ですね。
また、火を扱う道具ですから、接合には現代風の接着剤などは使えません。昔ながらの指物と同じ、木組みだけで組み立てていく必要があります。
こんなふうに、細工が難しい家具ではありますが、火鉢部分は銅板などで作ることができますから、こちらはそんなに難しくないと思います。私は今、おそらく明治期の物と思われる骨董品の長火鉢を愛用していますが、いい素材が手に入ったら、いつか手作りしてみたいと思っています。
長火鉢は、小引き出しと火鉢が一緒になったものですね。
日本のよき伝統を感じさせる調度品のひとつですよね。
この長火鉢が、親戚のイエにあって、子どものころ、よく引き出しを開けたり閉めたり、
火箸で炭をつついたりして遊んだ記憶があります。
火鉢を置いているイエも、少なくなったでしょうね。
長年使われてきた調度品を見ると、時の重みのようなものを感じ、
これまでのあいだにどこようなことがあったのかと、想像をめぐらしてしまいます。
日本独特の素敵な家具に「長火鉢」があります。木製の箱に火鉢がセットされた、アンティークな一品です。引き出しなども付いて、火鉢以外の用途も色々。これを冬だけの物にしておいたらもったいないですよね。
さあ、この長火鉢、こんな残暑の季節なら、どんなふうに使いましょうか。私なら「室礼」の空間として、長火鉢の上に「季節を飾り」ます。
たとえば花を飾るとして、それに適した高さを考えてみると、椅子に座って過ごすことが前提の洋室では、チェストの上などがちょうどいい高さになりますね。和室ではぐっと低くなって床の間の高さ。ほとんど畳と同じ高さに飾られることが多くなります。この違いは、落ち着いて座っている時の視線の高さに連動しています。
では、椅子やソファは用意されているけれど、やっぱり日本人だから絨毯の上にも座っちゃう・・・・、といった視線の高さが一定しない使われ方の部屋の場合は? そう!! その中庸と言うべき、長火鉢くらいの高さがちょうどいいんです。
私は長火鉢の上に厚手のガラス板を置き、その上に季節の花を飾ったり、扇や団扇を飾ったりして楽しんでいます。使っているガラスは、いわゆるガラステーブルの天板に使われていた物。強度が十分なので、使っていて安心感があります。
あるいは、長火鉢をテーブルとして使っても楽しいですよね。灰はよく均して綺麗に整えましょう。あ、まるで砂浜のようになりました。灰の上に貝殻置いちゃえ。そしてガラス板をかぶせます。これで、夏らしい涼しげな「長火鉢ガラステーブル」に変身です。季節ごとに灰を様々な物に見立てて、独創的なテーブルに仕立てていきましょう。灰の上に綺麗にスジを引いて石を置けば、インドア枯山水にだってなっちゃいます。
さてここで、こういう用途に使う厚い板ガラスの切り方について、ちょっとご説明しておきますね。必要な道具は、
では、切り方の実際です。ガラス切り未経験の人は、薄い板ガラスで何度も練習してから取りかかってくださいね。
テーブルの天板になるような厚いガラスは手では割れませんので、こんなふうに割り箸を支点にして割っていくわけですね。
うまく切れたら、切り口を砥石で滑らかに磨っていきます。割り取ったままのガラスの切断面は、一見ツヤツヤと滑らかに見えますが、ミクロの世界では細かな欠けの連続です。ですから、それをしっかりと磨り取っていく必要があるんです。磨り残しがあると、後日そこに欠けが生じたりする原因になりますから、大変でも丁寧に作業していってくださいね。手が触れても安全なように、切り口の角もシッカリ面取りします。四隅も砥石を使って丸めてください。
これは大変だ、という人は、ガラス屋さんにお願いして切ってもらってもいいですよね。手持ちのガラスが無い人は、最初からサイズと用途を指定して購入すれば手間無しです。でも、廃物を利用して自分の手で加工するならご予算ゼロ。必要なのは道具とスキルだけというのが魅力です。道具もスキルも後日また必ず役立っていきますので、ファイトのある人はぜひ挑戦してみてくださいね。
こんなちょっとのアイデアで、通年使える長火鉢。冬は暖かな炭火を楽しみ、夏は涼しげなディスプレイとして楽しんでいく。一つあると、ほんと、暮らしが豊かになりますよ。炭火は一酸化炭素が心配という人は、一年中ガラスを乗せて使っても、素敵なインテリアになると思います。