時々、イエはてなの語らいでも話題になる学校机。ネットオークションなどにも出品されることがあります。まだ購入には至っていませんが、今年からアパートで一人暮らしを始めている親戚の女の子が、これをとても欲しがっているのです。彼女の計画は、「4つ並べてダイニングテーブルとして使いたい!」。机を4つ田型に寄せる、あの給食の時間の再現ですね。
最近は学校机もデザインが変わり、高さの調節が出来る機構を備えた物もあるようですが、彼女が通っていた小学校では、学校にスチール机が登場して以来長年同じデザインを保ち続けてきた伝統的(?)なタイプだったそうです。
「でもちょっと待てよ、学校机ってサイズが色々なかったか?」「そういえば一年生の机を運んでて、ちっちゃいなって思ったことがあった」。そこで学校机の規格を調べてみました。学校机はJIS規格により定められていて、1999年に大幅な改正がありましたが、新旧どちらも子供の身長を基準に、何段階ものサイズが定められていることがわかりました。「そうか~、オークションなどに出るのはたいてい出品数1だから、4つ買い集めるには、ちゃんとサイズが揃っているかをよく確認しないといけないんだね」。学校机だけに勉強になりました。
旧タイプの学校机の場合は改正前の旧JIS規格で作られていますが、これには身長173cm以上の生徒向けの「特号」から、身長109cm以下の子供向けの「11号」まで、全12段階のサイズがあります。一般的なダイニングテーブルの高さはだいたい70cmですから、これは学校机で言うと、旧規格の「2号」(対象身長159~172cm)の天板の高さに相当することがわかりました。「てことは、まず『特号』から『2号』の間のいずれかのサイズを最初に一つ手に入れて、あとはそれに合わせて買い足していけばよさそうだね」。だんだん方針が定まってきました。彼女の身長では「特号」はちょっと高い気もしますが、使ってみて高すぎるようなら、脚のカットは簡単です。
彼女は夢を広げています。普段は4つ並べてダイニングテーブルとして使う。でも4つ全てが同じではなく、それぞれの机の中には勉強道具やお絵かき道具、裁縫道具、趣味の道具などを入れておく。それぞれに「勉強の机」「図工の机」「家庭科の机」「クラブ活動の机」などと名付けて、何をしたいかによって、座る場所を変えて楽しむのと。また、時々一つだけ窓際に移動させて、校庭の見える大好きな席に当たった時のことを思い出しながら勉強したりもしたいなぁと、目を輝かせながら語って聞かせてくれます。これはとても楽しい計画ですね。椅子用座布団も、それぞれの机のイメージに合わせて作りたいと言っていました。
普通のイエでも、ダイニングテーブルが学校机になっていて、それぞれの席の机の中に、お父さん、お母さん、ボク、わたし、それぞれの個性的なアイテムが入っていたりしたら、イエがすごく楽しくなると思いませんか?それに、こんな楽しい給食の時間のようなダイニングやリビングがあったら、みんながそこに集いたくなりそうです。ポツンと席が空いてしまうと寂しいですから、「お父さん、最近帰りが遅いよ、夜の給食、欠席しちゃダメでしょう」。こんな言葉をかけられたら、ちょっと一杯の誘いを断ってでも、お父さんの帰りが早くなりそうですね(笑)。
大人には子供のころの郷愁を。子供には学校と同じ楽しさを。前に「学びとコミュニケーションのスペース『イエ図書室』計画」というのを書かせていただいたことがありましたが、学校机があったら、こんな計画もグンと楽しくなりそうです。
http://q.hatena.ne.jp/1270443201/259609/#i259609
家族みんながクラスメイトのように席を並べて過ごす、こんなリビング・ダイニング計画はとても楽しそうだと思いませんか。椅子付きで新品を4セット買うと、ちょっとしたダイニングテーブルを買うほどのお値段になりますが、同じ買うならこんな遊び心のあるテーブルもいいかもしれません。
時々、イエはてなの語らいでも話題になる学校机。ネットオークションなどにも出品されることがあります。まだ購入には至っていませんが、今年からアパートで一人暮らしを始めている親戚の女の子が、これをとても欲しがっているのです。彼女の計画は、「4つ並べてダイニングテーブルとして使いたい!」。机を4つ田型に寄せる、あの給食の時間の再現ですね。
最近は学校机もデザインが変わり、高さの調節が出来る機構を備えた物もあるようですが、彼女が通っていた小学校では、学校にスチール机が登場して以来長年同じデザインを保ち続けてきた伝統的(?)なタイプだったそうです。
学校机+イスセット(旧JIS規格)SA型
「でもちょっと待てよ、学校机ってサイズが色々なかったか?」「そういえば一年生の机を運んでて、ちっちゃいなって思ったことがあった」。そこで学校机の規格を調べてみました。学校机はJIS規格により定められていて、1999年に大幅な改正がありましたが、新旧どちらも子供の身長を基準に、何段階ものサイズが定められていることがわかりました。「そうか~、オークションなどに出るのはたいてい出品数1だから、4つ買い集めるには、ちゃんとサイズが揃っているかをよく確認しないといけないんだね」。学校机だけに勉強になりました。
旧タイプの学校机の場合は改正前の旧JIS規格で作られていますが、これには身長173cm以上の生徒向けの「特号」から、身長109cm以下の子供向けの「11号」まで、全12段階のサイズがあります。一般的なダイニングテーブルの高さはだいたい70cmですから、これは学校机で言うと、旧規格の「2号」(対象身長159~172cm)の天板の高さに相当することがわかりました。「てことは、まず『特号』から『2号』の間のいずれかのサイズを最初に一つ手に入れて、あとはそれに合わせて買い足していけばよさそうだね」。だんだん方針が定まってきました。彼女の身長では「特号」はちょっと高い気もしますが、使ってみて高すぎるようなら、脚のカットは簡単です。
彼女は夢を広げています。普段は4つ並べてダイニングテーブルとして使う。でも4つ全てが同じではなく、それぞれの机の中には勉強道具やお絵かき道具、裁縫道具、趣味の道具などを入れておく。それぞれに「勉強の机」「図工の机」「家庭科の机」「クラブ活動の机」などと名付けて、何をしたいかによって、座る場所を変えて楽しむのと。また、時々一つだけ窓際に移動させて、校庭の見える大好きな席に当たった時のことを思い出しながら勉強したりもしたいなぁと、目を輝かせながら語って聞かせてくれます。これはとても楽しい計画ですね。椅子用座布団も、それぞれの机のイメージに合わせて作りたいと言っていました。
普通のイエでも、ダイニングテーブルが学校机になっていて、それぞれの席の机の中に、お父さん、お母さん、ボク、わたし、それぞれの個性的なアイテムが入っていたりしたら、イエがすごく楽しくなると思いませんか?それに、こんな楽しい給食の時間のようなダイニングやリビングがあったら、みんながそこに集いたくなりそうです。ポツンと席が空いてしまうと寂しいですから、「お父さん、最近帰りが遅いよ、夜の給食、欠席しちゃダメでしょう」。こんな言葉をかけられたら、ちょっと一杯の誘いを断ってでも、お父さんの帰りが早くなりそうですね(笑)。
大人には子供のころの郷愁を。子供には学校と同じ楽しさを。前に「学びとコミュニケーションのスペース『イエ図書室』計画」というのを書かせていただいたことがありましたが、学校机があったら、こんな計画もグンと楽しくなりそうです。
http://q.hatena.ne.jp/1270443201/259609/#i259609
家族みんながクラスメイトのように席を並べて過ごす、こんなリビング・ダイニング計画はとても楽しそうだと思いませんか。椅子付きで新品を4セット買うと、ちょっとしたダイニングテーブルを買うほどのお値段になりますが、同じ買うならこんな遊び心のあるテーブルもいいかもしれません。