THEME:「もっと便利に素敵に!活きる・活かす家具使いコンテスト」
イエで○○のスペースを作るいいアイデアありませんか?イエで○○するとしたらどんなプランにしますか?“イエコト・ミシュラン”は、暮らしの空間と時間作りをめぐるテーマ質問に楽しくオドロキ!なアイデアをご投稿いただき、★(一ツ星)~★★★(三ツ星)のミシュラン評価をしていくコーナー。豊かな暮らしを創っていく〈イエはてな〉のマインドでご投稿ください!
*回答条件* 下記のページをご覧になってご投稿くださいね!
「Welcome to イエはてな」
http://d.hatena.ne.jp/ie-ha-te-na/20080731
テーマ詳細とアイデア例
http://d.hatena.ne.jp/ie-ha-te-na/20100901
※ピックアップ受賞メッセージは、〈みんなの住まい〉サイトにて記事紹介させていただきます。またメッセージは表記統一や文章量の調整をさせていただくことがございます。
※〈イエはてな〉では、はてなスターを「おすすめメッセージ」として活用しています。投稿期間中ははてなスターのご利用を控えていただけますようお願いいたします。
※質問は9月6日(月)正午で終了させていただきます。
部屋に収納が少くて、物が床まであふれている。
ソファーを置いていても、気がつくと座面が物置になっていて、ソファーにもたれて床に座っている…そんなイエも少なくないのでは?
そんなイエにオススメ、リビングに畳収納ボックスを置いてみませんか♪
畳収納ボックスとは、収納ボックスの上に畳を載せたものでサイズは幅30cm~90cm、長さも60cm~180cmと実に豊富にサイズがあるんです。
収納部分も引き出し式や、大きいサイズについてはバネで蓋部分の畳を持ち上げるタイプも。
畳収納ボックスの高さは殆どが30~32cmで、腰掛けるのにちょうどいい高さです。
そしてこれは座った時の目線がダイニングチェアの方と同じくらいの高さになります。
下に滑り止めを兼ねた床の傷防止シート(フェルトやコルクなど)を貼っておけば、もたれかかっても大丈夫。
い草畳の利点は今まで何度もイエはてなで取り上げられていますが、湿度が高い時には湿気を吸い取り、
乾燥すると水分を放出してくれるので季節を問わず部屋を快適にしてくれます。
また和紙畳タイプは、飲み物などをこぼしてもさっと拭き取れダニやカビも防ぎ色焼けもしにくいという利点があります。
この畳収納ボックスですが、基本的には置いてあるだけなので手軽に移動でき、様々なシーンに対応します。
・1個でベンチに。
・2個をL字やニの字に置いてソファー風に。
・3個~4個を並べて畳ベッドに、ゴロ寝スペースや急なお泊り客にも対応できます。
・4個をロの字に組めば家族が向き合って語らう団欒談笑スペースに。
私たち夫婦はこたつ派なので掘りごたつ風にして、畳ボックスに腰掛けて食事をしたり、
寝転んだりして畳の上でリラックスして寛ぐのもいいですね。
部屋のスペースにあわせて、部屋の真ん中に島のようにして置くもよし、壁にくっつけて畳コーナーや畳ステージにしても面白いです。
もちろん座面の下はすべて収納ですので、収納が少ない部屋でも大容量の収納が可能です。
タンスを畳収納ボックスに変えれば、部屋をより広く使えます。
高さもないので、地震がきても倒れたりする心配がありません。
中に季節モノのラグやカーテンなどの大物から・・・来客用の座布団やタオルケットを入れておいたり、ちらかりがちな雑誌に衣類など、余計なものはすっきり隠して寛ぎの和空間に。
将来、車椅子生活になった場合にも車椅子⇒床の畳へ、より車椅子⇒畳収納ボックスの方が
高さが同じ程度のため移りやすいですし、車椅子からの視線と畳収納ボックスに座った視線が同じ高さで会話もしやすいです。
*この畳収納ボックスをカラーボックスで手作りする方法を載せたサイトがありました。
http://www.tatamiwa.com/box%20tatami.htm
さすがに一から作るのはちょっと・・・という方には組み立てキットもあります。
家族で組み立てれば、より家族の絆が強まるのではないでしょうか?
もちろん完成タイプもありますので一人暮らしの方やお子さんがまだ小さい家庭や、ある日帰ったら、部屋が和空間に!というサプライズ演出をするのもw
畳収納ボックスはライフスタイルに合わせて空間をアレンジすることが簡単にできる、すごく便利な収納家具です。
エクステンションテーブル、つまり天板の幅が伸ばせる構造のテーブルですね。伸長幅は物にもよりますが、普段使うサイズの5割増しから倍近くにまで伸ばせる物もあるようです。普段は縮めて部屋を広く使い、来客があった時などには伸ばしてテーブルを広く使う。なかなか優れ物のテーブルです。
来客時以外にも、たとえば子供がいるイエでは、伸ばしたスペースで子供が勉強やお絵描き。食事の後でまだ食器などが残っている状態でも、引き出した部分はまっさらなスペースですから、子供はすぐにやりたいことに取りかかれます。親は後片づけを急ぐことなく、ゆっくりお茶でも。唯一の手間は、子供にせがまれて天板を引き伸ばす作業くらいですね。これはちょっと子供には難しい場合が多いですから、大人がやってあげましょう。
あるいは家族で何かの共同作業をする時にもいいですね。たとえば家族新聞を作っているとか、自治会の役員などをしていて町内に配布するプリントを仕分けする、なんていう作業があるようなイエでも、いつものダイニングテーブルを伸ばして使えば、まるで学校の生徒会役員室にあるような机に早変わり。ページの順番にプリントを並べて一枚ずつ取って重ねて、なんていう作業も楽々です。
あるいは、先のイエコト・ミシュラン#061に「イエが寺子屋になるようなスペース作り」(id:SweetJellyさん)
http://q.hatena.ne.jp/1280300689/269395/#i269395
という書き込みがありましたが、こんなテーブルがあれば、家族が出払っている昼間はリビングがカルチャーセンターに早変わり、なんていうイエも作れるかもしれません。
もっとも、エクステンションテーブルの購入にあたっては、いくつか注意しておきたいポイントもあります。たとえば、
・テーブルを最大に伸長した時に座れる追加人数分の椅子を、普段はどうしておくか
という問題です。来客があった時にたくさん座れるように、という目的でエクステンションテーブルを選ぶ場合、追加椅子の置き場の問題がクリアされないと、部屋には導入できません。
また、シンプルなテーブルに比べて構造が複雑ですから、
・伸長させる機構が複雑すぎないか、壊れやすくないか
・伸ばしたり縮めたりする作業がやりやすいか、手を挟んだりする危険を防止する対策は十分か、ストッパーは確実にかかるか
・引き伸ばした天板の安定性はどうか、ガタは出ないか、耐荷重は十分か
・脚の位置が邪魔になって伸ばした部分に座りにくくないか
といったことは事前に十分検討されなければなりません。最近は家具を通販で買うことも少なくないと思いますが、こうしたちょっと複雑な機構を持つ家具は、実店舗で十分に品物を確認しておくのが安心ですね。その上で同じ品物を買うなら、通販の利用も安心です。
導入にあたってはちょっと注意点もある特殊なテーブルですが、天板の幅と一緒にリビングの可能性も広がるこんなテーブルに、ちょっと注目してみてはいかがでしょうか。
最近わが家では、そろそろテレビ離れしようかなぁ、という声が上がり始めています。完全にテレビを見ないということではありませんが、テレビ以外のメディアにも目を向けていかないと、ちょっと人生貧しくなるかも、といった感じなんです。
そこで、テレビの存在は否定しないけど本にも目を向けようということで、テレビの画面に目がいけば文字通り自然に目に付く位置に、小さな本棚を置いてみたんです。最近のテレビは薄型ですから、使う本棚も、文庫本や新書本を収めておくような薄型です。大型の本は普通に収めず、棚板を抜いて広くしたスペースに、表紙をこちら側に向けて、斜めに立てかけて収めます。書店の注目本のレイアウトみたいな感じですね。ちなみに棚の縁にどっしりした文鎮を置いておけば、立てかけた本が倒れることはありません。
こんな感じで置いているので、冊数はほとんど入りません。でも、家族一人一人が数冊ずつ、今読んでいる本や、読み終わって家族に勧めたい本などを置いておくには十分です。
こんなふうに本の家庭内シェアをはじめると、家族の会話の奥がすごく深くなってきます。テレビ番組はターゲットとする世代が狭いことが多いので、親子間であまり深く語り合うことは少ないと思うんです。これがある意味、テレビ時代の家族の会話の減少の理由の一つ。でも、「家族にも勧めたい」という気持ちで置いた本からは、どんどん共通の話題が広がっていきます。
テレビとの連携も色々生まれています。
「みんな○○読んだ?今度あれの映画化のディスク借りてこようと思うんだけど見たい?」
なんて、テレビという機械が読書の延長に位置づけられるようにもなってきました。
最後に、わが家の本のシェアに関する暗黙のルールを、いくつかご紹介しておきますね。
まず、誰かの読み途中の本にはカード型のしおりが挿してありますので、他の人が手に取る場合はそれを動かさないということ。みんなそれぞれ自分らしい個性あるしおりを用意しています。
それからネタバレ厳禁。本の感想などを語り合いたい場合は、全員が読み終わっていることを確認してからです。
あと、他者のお薦め本をけっして批判したりばかにしたりしないこと。お薦めの本には、必ず何かの良さがあります。読んでみて、それを感じたからこそのお薦めです。嫌なら手に取らなければいいのですし、思想的な偏りが心配な本の場合も、読んで理解して考えた上で語り合えばいいのですから、たとえどんな本であっても、なんだこんなもの、という態度はしてはいけません。
こんなちょっとした心遣いさえできれば、テレビの横に本棚も置いてみよう作戦は、家族のコミュニケーションを、とても楽しく深いものにしてくれると思います。テレビもいいけど読書もね、ということで、小さな本棚がもたらしてくれるすてきな家族の時間を、ぜひ皆さんも楽しんでみてください。
以前こちらにホームバーのカウンターを作ったという意欲的な書き込みがありましたが、わが家にはカウンターが常設できるほどのスペースはありません。羨ましいなと思っていた時、いい物を見つけました。キッチン用隙間収納ラックです。たとえばシンクと冷蔵庫の間などのちょっとした隙間に突っ込んで使う、薄型のキャスター付きラックですね。一例をあげればこんな製品です。
http://item.rakuten.co.jp/model-bon/kitchen0041/
ここにカクテル作りに必要な材料や道具をコンパクトにまとめておけば、コロコロと引き出した瞬間、いつものキッチンがバーカウンターの中に早変わりするではありませんか。これはいけると、早速わが家のキッチンのサイズを測ってみたのですが、あいにく市販品ではピッタリする物がありませんでした。そこで自作です。使った素材はごくありふれた板きれでした。上面と前面のみきちんと目止めをしてサンドペーパーで磨き上げ、隣り合うキッチンセットと合わせた色で塗装してみました。これで隙間に格納している時の見栄えはお揃いです。他の部分は無理に色を合わせる必要はありませんから、汚れを防止する意味でクリアラッカーを吹いておくにとどめました。塗料の匂いが抜ければもう使えます。
ラックの下部には、カクテル材料となる様々なお酒の瓶。その他の段には、たとえば
・メジャーカップ
お酒などの液体の量を計るカップですね。30mlと45mlのカップが突き合わせになったステンレス製の物が一般的です。こんな物を使わずとも、目測でぴったりの分量を注げる人もいるようですが、初めてのカクテルを作る時には標準的な味を覚えるためにも、しっかり分量を量ることが欠かせません。
・カクテルシェイカー
お馴染み、カクテルをシェークする道具ですね。素材は主にステンレスですが、大きさや形は様々ですから、好みの物が見つかるまでに、何個も貯まってしまいます。これが数個並ぶと本物のバーみたいで、かっこいいですね。
・ミキシンググラス
シェイクした時に生じる色の濁りを抑えたい、素材の持つ味わいの鮮やかさをシェイクで損ないたくない、といった時に用いるグラスです。マティーニなどを作るときはシェイカーではなくこちらで。バースプーンやストレーナーと合わせて使います。
・ストレーナー
ミキシンググラスから注ぐ時にかぶせて使う、穴あきの蓋のような道具です。これでミキシンググラスから氷やフルーツなどがこぼれ落ちるのを防ぎます。
・バースプーン
片方がスプーン、片方がフォークになった細長いスプーン。真ん中の螺旋をうまく使って華麗にステア。スプーンはレシピで「1tsp(1ティースプーン)」などと書かれている場合の計量用にも使います。フォークの方はフルーツなどを取り扱う時などに。用途の広い道具です。
・ポアラー
瓶に取り付けて使う注ぎ口ですね。ワイン用のポアラーは注ぐ時にワインを適度に空気に触れさせて味わいを引き出すための物ですが、カクテル用は一定の分量で液体を注いでいくための道具。きちんとカウントしながら注げば、メジャーカップを使わなくてもある程度正確な分量が計れますから、急いでたくさんのカクテルを作らなければならないパーティーの時などに便利です。
・カクテルピン
カクテルに添えるオリーブやチェリーなどに刺して使う高級爪楊枝(笑)。凝ったデザインの物はなかなかのお値段です。
あとは、アイスペール(氷入れ)やアイスピック、アイストングなどの氷関係の道具や、フルーツをカットするまな板、スクイーザー(フルーツ絞り器)、そして手に馴染んだ果物ナイフやソムリエナイフなどなど。こういう道具をセットにして、ラックの中に配置していきます。これがなんとも心躍る作業。小さなラックに、まるで自分のお店が出来ていく気分です。
グラス類などは別の食器棚ですが、これでキッチンの遊んでいる隙間に、小さなホームバーセットが出来ました。下にはキャスターが付いていますので、手軽にコロコロと引き出して、すぐにカクテル作りが楽しめます。こんなことをせずとも普通に食器棚に収納しておけばいいじゃないか、と言われてしまえばそれまでですが、やはり道具をひとつにまとめて「世界を作る」という楽しみは格別です。
このアイデアをさらに広げて、キッチンにあらかじめ引き出し式ラックを複数用意しておいて、あるラックはイエ・バーテンダーのお父さん用、あるラックはイエ・パティシエールの娘さん用などと、それぞれの得意分野の道具と夢を詰め込んでいく、「家族のキッチン」計画、なんていうのもいかがでしょうか。カクテル作りやお菓子作りなどには、普段の料理では使わない特殊な道具が多々ありますから、そういう物を一個所にまとめて収納しておけばキッチンがすっきり片付きますし、なによりキッチンが家族みんなの場所になります。
作り付けの本棚があるのでそこへ収納!クローゼットのような扉を開けると机と本棚の空間が。私の一番のお気に入りです。
キッチンなどで使うワゴンは横から見ると「ロ」の字型ですが、
縦の一面が開いた「コ」の字型になっているワゴンもあります。
これって何だろう、物を乗せてコロコロ運ぶ道具なのはわかるけど、
なんでわざわざ強度が弱くなる形をしてるのかなと不思議に思っていたら、
どうもこれ、ベッドやソファを挟み込むようにして使えるワゴン、ってことらしいんです。
市販品では、こういう製品です。
ナチュラルな木製なのが、とってもすてきです。
http://item.rakuten.co.jp/aoyamat/list-0005/#list-0005
へぇぇ、そうなんだー、初めて知った!!
というわけで、父に頼んだら日曜大工で作ってくれました。
できあがったのは、ソファを挟み込むように押し込んだ時、上の板が肘掛けよりもちょっと下になるくらいの高さです。
これを作ってもらったのは、もうしばらく前。
今ではイエでのくつろぎに欠かせないアイテムとなっています。
普通のティーテーブルでは、ソファにもたれている姿勢を起こさないと、上に置いてあるカップなどが取れません。
ところがこの「コ」の字型ワゴンをソファに滑り込ませると、それが小さなサイドテーブル。
カップが座ったすぐ真横です。
つまり、ゆったりもたれた姿勢のままで、香り高いお茶などを楽しむことができるんです。
う~ん、このくつろぎ感、最高~!!
さらにすてきなのは、このワゴンを挟んで座ると、そこに「二人の世界」ができあがること。
座っている二人とティーカップが横一直線に並びますから、人とテーブルの位置関係が三角形になる普通の状態より、ずっと親密な感じの演出になるんですよね。
夫婦、父と子、母と子、兄と弟、姉と妹、etc.
複数での交流とはまた違った、「ワタシと誰か」という二人の関係。
イエの中でそういう絆を築いていくことも、とっても大切だと思うんです。
そんな家族のすてきな関係作りに、このワゴンは活躍してくれます。
というわけで、どんなに夫婦仲の良いわが家でも、たまには父と母がケンカすることもありますから、そんな時は二人をソファに座らせて、私はこのワゴンを連れてキッチンへ。
うふふ、ケンカ中の二人は、3人掛けのソファの端と端に離れて座っています。
いいのよ~、それで。
お茶が入りました。今日は優しい香りのアールグレイ。
クッキーも添えましょう。甘い物を食べると心が穏やかになります。
コロコロコロコロ、スッ。
二人の間に静かにワゴンが滑り込みます。
じゃ、あとはお二人でごゆっくり~。
紅茶を飲み終わるころにはワゴンは普通のティーテーブルの位置。
二人の座る距離は、ぐんと近くなっています。
こうしてわが家では、ケンカをしてもそのあと必ず許し合える、言い争い一つしない聖人君子の家とは違った、とっても仲良しな家族関係が保たれています。
そのほか、くつろぎの姿勢のままでノートPCを使ったり、クッションを抱いた姿勢でテレビを見ながらメモを取る台に使ったり。
私はお酒は飲みませんが、夜、あかりを落としてお洒落な音楽でもかけながら、こんなワゴンをテーブルに、ゆっくりお酒を楽しむなんていうのもすてきでしょうね。
このワゴン、すごくいいアイデアなのに、使っているイエをあまり見ないのはもったいないなぁと思います。
「コ」の字型ワゴンがあると、普通のワゴンともティーテーブルとも違った、新しいくつろぎのカタチが生まれます。
日本では昔から限られた空間を工夫して、上手に使ってきました。
その一つが、靴を脱ぐ文化です。
おかげ様で座ったり寝ころがったりとイエの中ではどこでもくつろげます。
こうした巧みな空間使いは、家具にも言えます。
現在は部屋の洋風化と共にテーブルやデスク&チェアのスタイルが主流となっていますが、
昔は卓袱台、そして文机(ふづくえ)が活躍していました。
この文机(ふづくえ)という言葉自体あまり聞かなくなって久しい今日この頃ですが、
文机とはその名の通り読み書きをする際に使う、一人用の木製の脚折れ机です。
座って使うことから、座り机とも呼ばれています。
もともとは平安時代に僧侶が写経をするために登場し、江戸の頃、寺子屋の普及と共に一般に広がったものだそうです。
物を書く以外に晩酌時の酒卓や裁縫机などにも応用がきくとっても便利な家具です。
実は実家にはこの文机があり、今でも父が愛用しております。
私も気に入っていて昔はよく読書に作文、習字に裁縫、そして弟相手に連珠やオセロなどをする際に使っていました。
父が使用している文机は折りたたむと厚さわずか10センチになり、一台では文机ですが、
二台を組み合わせれば大きなテーブルになります。
そのもう一台の文机は双様机。
座り机とキャスターつきの縦長ワゴンの二つの顔を持ち、これまた好きな場所に動かせて文机として使用します。
学習机とは違い移動も簡単にでき、椅子を使う机に比べて圧迫感がなく、背板がないので足も伸ばせます。
座っていると、床も360度使うことが出来ます。
広い場所をとる習字や裁縫の際にも広々とした床も使えて、合理的。
使わない時に文机は脚は折りたたんで省スペースに収納することができ、あちこちへ手軽に移動できる
とても便利な家具なのです。
子どもと一緒に和室で勉強をする時にも重宝しますね。
複数あっても圧迫感がなく、使い方を限定しない家具なので、その使用の可能性は無限大、デザインもシンプルなので、
和室はもちろん、フローリングの洋室でも使えます。
そして、今私が気に入って使っているのが、文机とは異なり折りたためませんが同く背板なしのコの字型ローテーブル。
こちらは無印良品でリーズナブルな価格で取り扱われています。
こちらはちょっとした荷物置きから、棚・ミニテーブル・ラック・簡易ベンチなど、
置き方も使い方も自由自在の便利な家具です。
棚や簡易ベンチとして使用した場合の耐荷重は四十キロと、強度も十分。
文机と同じく、使い道を限定せずに幅広く使える便利なアイテムです。
洒落た座椅子に座って文机やコの字机でパソコンを使う、これはまさに現代版の文机の使用法といえるでしょう。
しかしパソコンの普及で、今ではゆっくり手紙を書くような機会が減ってしまっています。
九月は長月とも云われ、夜が少しずつ長くなる月です。
時にはキーボードの代わりにゆっくりと手間と時間をかけて文をしたためることで、素敵な贈り物となります。
忙しい毎日の中で相手を思い、ゆっくりと文字を綴る、そんな豊かな秋の夜長を過ごしてみるのもいいですね。
参考サイト
(文机の歴史)
http://iroha-japan.net/iroha/B03_life/15_fudukue.html
(文机)
http://www.orientalspace.com/05/0503/000035.html
(無印コの字家具)
http://www.muji.net/store/cmdty/detail/4548718121656
(双様机)
長火鉢は、小引き出しと火鉢が一緒になったものですね。
日本のよき伝統を感じさせる調度品のひとつですよね。
この長火鉢が、親戚のイエにあって、子どものころ、よく引き出しを開けたり閉めたり、
火箸で炭をつついたりして遊んだ記憶があります。
火鉢を置いているイエも、少なくなったでしょうね。
長年使われてきた調度品を見ると、時の重みのようなものを感じ、
これまでのあいだにどこようなことがあったのかと、想像をめぐらしてしまいます。
私は衣装ケースをパソコンの机にしています。
衣装ケースを二つ重ねて、その上に鉄板を置いて台を重ねて、さらに上にパソコンを置いて、さらにその上にモニターを置いて、パソコン用のデスクにしているのです。
衣装ケースは縦に長いので、前に少し余った所ができます。
そこにマウスパッドを置いて、マウスを動かすところにしています。
衣装ケースの中には、直ぐには使わない物を入れてあります。
たまにパソコンを動かす時などは、中の物を取り出してみたり、掃除したりします。
この前、クーラーを掃除する時に、真下に在るパソコンも動かす必要があったので、全部どけた時、中身を見てみました。
すると中にはいらないゲームソフトとか、マザーボードとか、今となっては何故入れたのか分からないようなものも入っていました。
たまには掃除する必要があるようです。
パソコンの周辺は、なにかと散らかりがちですよね。
なかなか難しいですが、いつもきれいに整然とさせておくのが理想ですよね。
ホコリは、パソコンの大敵のひとつですから、小型のモップを常に置いてあり、
溜まらないように、ときどき掃除していますね。
デッドスペースは、イエのなかをじっくりと見渡せば、いろいろと発見できるものですよね。
ピアノの下なんかに、古新聞や雑誌立てなどを置いたりしています。
お客さんが来るときなどは、こうはしていられませんが、
普段はこういうこともありだと思います。
これはとても役に立ちますよね。
メモ書きなどを貼っておいたり、やらなければいけないことを書いておくこともできますし、
鍵などの貴重品をかけておくこともできます。
なんといっても目につくので、なにか忘れているかなと思ったときには、必ずチェックします。
うちは原則として、胸の高さより高い家具を置いていません。
衣類の収納のための小タンスだけはどうしてもこの高さになってしまいますが、その他は、120cmくらいまでに抑えています。
理由は、第一に地震対策で、倒れた時に下敷きにならないためです。
第二に、背の低い家具を使うことで、壁面が見えるようになるため、部屋が広く感じられるというメリットがあるからです。
とはいえ、以前はそのようなことを考えていなかったため、身長より高いカラーボックスなどもありますが、それはどうしているかというと、横に倒して、膝の高さくらいの収納スペースにしています。上にはお気に入りの写真を飾ったり、写真専用プリンタ(小さい)を置いたり、携帯電話の充電スペースにしたりしています。
それと、滅多に使わないものは、やはり家の外、物置や倉庫などに持って行くことですね。家具の容積そのものを減らさないと、結局、高さを抑えるのは難しいですから。
アイデア自体はとりたてて新しいものではありませんが、ちょっとの工夫で、いつもの部屋の飾り方が、何倍も楽しくなると思うんです。
使う椅子には、昔の学校椅子のような、幅の狭い板を何枚も並べて座面にした物が適しています。板の隙間に適当な物を差し込むだけで、立てかけた物がずり落ちるのを防ぐストッパーとすることが出来るからです。これで絵本なども安定して飾ることが出来ます。
油絵のイーゼルのミニチュアを、座面の板の隙間に足を差し込んで固定するように作ると、小さな絵本やCDのジャケットなどを飾るのに最適です。イーゼルのミニチュアに団扇や扇を飾っても面白いですね。
木の風合いが生かされた椅子なら、野菜や穀物などの植物性素材をそのまま飾ってもかわいいです。学校椅子を4つ並べて、そこに色々なモノを飾っている人がいるのですが、以前お邪魔した時には、穂の付いた稲の束、一部皮の残った乾燥させたトウモロコシ数本、黄色くなったカボチャ、そしてドライフラワーの花束が、それぞれ座面にさりげなく置かれていました。これがすごくいい感じだったんです。椅子が学校椅子だったので、まるで畑や花壇の植物たちが並んでお勉強しているようなかわいらしさでした。
椅子をいくつか並べて飾る方法は、縫いぐるみなどにも適していそうですね。大きな縫いぐるみは一つの椅子を占領。小さな縫いぐるみは一つの椅子にいくつも並べてと変化を付けて飾ったら、とても楽しい部屋になりそうです。
あるいは、そうした飾り物を置いた椅子の中に、一つだけ何も置かない空の椅子を並べて、それは実際に座るための物と位置づけておくのも楽しそうです。野菜たちや縫いぐるみたちと並んで座ってお茶でもいただいたら、どんなに楽しいことでしょう。
座面に差し込んで使うストッパーやイーゼルのミニチュアなどは、紐の付いた布袋を用意して、使わない時はその中にしまっておくといいですね。これはもちろん、背もたれのところに掛けておきます。今のスチールの学校椅子では構造的に出来ないことが多いですが、昔の木の椅子時代には、よく体操服袋などをこんなふうに椅子の後ろに掛けていた人がいたようです。
もちろん使う椅子は学校椅子に限りません。現代的なデザインの椅子に花を飾ったり、高い背もたれの籐椅子に反物を飾ったりと、色々なアイデアが考えられると思います。揺り椅子にストールや膝掛けを飾って、ついさっきまで童話に出てくるおばあちゃんが座っていたような椅子、というのも楽しそうですね。
有り合わせの椅子を使うもよし。簡単な構造の椅子なら自作も出来ます。色々と発想を膨らませていくと、さらに椅子を使った楽しみは広がっていきそうです。
突っ張り棚はなにかと便利ですよね。
空間を有効に利用するために最適なアイテムです。
トイレに取り付けて、トイレットペーパーはもちろん、新聞紙や雑誌、
文庫本などを置いています。
夏場、長く座っているとかなり汗をかくので、
うちわもそこに備えて、つかっています。
ベッドの下の空間も、有効に活用できますよね。
平たい衣装ケースがすっぽりと入るので、
そこにパジャマや季節のものではない衣服などをしまっています。
湿気が多い場所なので、湿気取り器を置いておくのは必須ですね。
時々、イエはてなの語らいでも話題になる学校机。ネットオークションなどにも出品されることがあります。まだ購入には至っていませんが、今年からアパートで一人暮らしを始めている親戚の女の子が、これをとても欲しがっているのです。彼女の計画は、「4つ並べてダイニングテーブルとして使いたい!」。机を4つ田型に寄せる、あの給食の時間の再現ですね。
最近は学校机もデザインが変わり、高さの調節が出来る機構を備えた物もあるようですが、彼女が通っていた小学校では、学校にスチール机が登場して以来長年同じデザインを保ち続けてきた伝統的(?)なタイプだったそうです。
学校机+イスセット(旧JIS規格)SA型
「でもちょっと待てよ、学校机ってサイズが色々なかったか?」「そういえば一年生の机を運んでて、ちっちゃいなって思ったことがあった」。そこで学校机の規格を調べてみました。学校机はJIS規格により定められていて、1999年に大幅な改正がありましたが、新旧どちらも子供の身長を基準に、何段階ものサイズが定められていることがわかりました。「そうか~、オークションなどに出るのはたいてい出品数1だから、4つ買い集めるには、ちゃんとサイズが揃っているかをよく確認しないといけないんだね」。学校机だけに勉強になりました。
旧タイプの学校机の場合は改正前の旧JIS規格で作られていますが、これには身長173cm以上の生徒向けの「特号」から、身長109cm以下の子供向けの「11号」まで、全12段階のサイズがあります。一般的なダイニングテーブルの高さはだいたい70cmですから、これは学校机で言うと、旧規格の「2号」(対象身長159~172cm)の天板の高さに相当することがわかりました。「てことは、まず『特号』から『2号』の間のいずれかのサイズを最初に一つ手に入れて、あとはそれに合わせて買い足していけばよさそうだね」。だんだん方針が定まってきました。彼女の身長では「特号」はちょっと高い気もしますが、使ってみて高すぎるようなら、脚のカットは簡単です。
彼女は夢を広げています。普段は4つ並べてダイニングテーブルとして使う。でも4つ全てが同じではなく、それぞれの机の中には勉強道具やお絵かき道具、裁縫道具、趣味の道具などを入れておく。それぞれに「勉強の机」「図工の机」「家庭科の机」「クラブ活動の机」などと名付けて、何をしたいかによって、座る場所を変えて楽しむのと。また、時々一つだけ窓際に移動させて、校庭の見える大好きな席に当たった時のことを思い出しながら勉強したりもしたいなぁと、目を輝かせながら語って聞かせてくれます。これはとても楽しい計画ですね。椅子用座布団も、それぞれの机のイメージに合わせて作りたいと言っていました。
普通のイエでも、ダイニングテーブルが学校机になっていて、それぞれの席の机の中に、お父さん、お母さん、ボク、わたし、それぞれの個性的なアイテムが入っていたりしたら、イエがすごく楽しくなると思いませんか?それに、こんな楽しい給食の時間のようなダイニングやリビングがあったら、みんながそこに集いたくなりそうです。ポツンと席が空いてしまうと寂しいですから、「お父さん、最近帰りが遅いよ、夜の給食、欠席しちゃダメでしょう」。こんな言葉をかけられたら、ちょっと一杯の誘いを断ってでも、お父さんの帰りが早くなりそうですね(笑)。
大人には子供のころの郷愁を。子供には学校と同じ楽しさを。前に「学びとコミュニケーションのスペース『イエ図書室』計画」というのを書かせていただいたことがありましたが、学校机があったら、こんな計画もグンと楽しくなりそうです。
http://q.hatena.ne.jp/1270443201/259609/#i259609
家族みんながクラスメイトのように席を並べて過ごす、こんなリビング・ダイニング計画はとても楽しそうだと思いませんか。椅子付きで新品を4セット買うと、ちょっとしたダイニングテーブルを買うほどのお値段になりますが、同じ買うならこんな遊び心のあるテーブルもいいかもしれません。