日本海外問いません。
文章読本の解説にいくつか書いてあったような気もしますが・・・・
それらに対するあなたの感想も少し聞かせてもらえるとうれしいです。
ひとそれぞれの感性によって異なってくるとは思いますが、、、
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1241074...
感傷・観照・干渉 ~ 余りに非文芸的な晩節 ~
つぎの引用は、川端康成を論じた部分ですが、前半の美学的感傷は、
三島由紀夫の古典的観照に共通しています。さらに、後半の政治的干渉
に至っては、本多勝一ともども三者三様に破綻しています。
── 「伊豆の踊子」という、かなしくて美しくてロマンチックな作品
を読み、主人公と同じように少女を想って自分も涙を流したのは、もう
二〇年も前になるだろうか。美しい文章だった。作品の「階級的背景」
などといったことに無知な当時、こんな文章を自分も書けたらどんなに
すばらしいかと空想しながら、そのほかの作品もいくつか読んだ。
「それら(秋の昆虫ども)の小さい死の場所として、八畳の畳はたい
へん広いもののやうに眺められた。」(「雪国」)というようなところ
には、当時読んだ本に傍線が引いてある。
(しかし、論埋的に変だと思った部分も指摘してある。)
美しい文章の技巧。それにふさわしい文体と構成。学ぶべきものは、
大いにある。ただしそれは、以下の例のような次元より高いものでもな
ければ、低いものでもない。カンナの削り方が神技ともいえる大工さん。
穴をあけ、さらにネジ切りをするスピードと技巧において、天才的な腕
をみせるボール盤工。剣術の名人。棋道の名人。……みんな、立派だ。
それ自体、たいへんなことだ。心から感服し、尊敬するに値する。
「川端康成と小林秀雄(P235-236)」
http://d.hatena.ne.jp/adlib/19840320 職業としてのジャーナリスト
── 本多 勝一《職業としてのジャーナリスト 19840320-19880415 朝日文庫》
なお、前質問(文学賞)については、つぎの二章が参考になるでしょう。
出版社と原稿料と著者との関係 143
茶番劇としての「大宅壮一賞」 212
http://d.hatena.ne.jp/adlib/19701125 三島事件の人々 ~ 草莽之臣 ~
http://d.hatena.ne.jp/adlib/19830301 あいまいな記憶 ~ すれちがった人々 ~
http://d.hatena.ne.jp/adlib/20070826 美しい日本の私 ~ 三つの功績 ~
(合掌)
大変面白いです。ありがとうございます。
日本の小説がノーベル文学賞をとるには、そもそも英訳して読まれること自体が難事業ですね。
小池真理子さん
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%8F%E6%B1%A0%E7%9C%9F%E7%90%8...
最も影響を受けた作家は三島由紀夫で、作中にしばしば引用される。特に『狂王の庭』は三島作品の影響が色濃い。
* 小池真理子作品と三島作品に共通するのは、端的にいえば、「滅びの美学」「耽美」だと思います。
『欲望』には、三島由紀夫邸を寸分違わず模倣した館が出てきます。
読んだことないのでぜひ一冊読んでみます。
ありがとうございます。
ホモということですか? http://www
男色はゴシップとして有名ですけど作品の数々と比べたらささいに思えます。
エッセイや作品の価値観や数も種類も多才な作風、そして映画の主役までやってしまうのを見る限り、男が好きというより何にでも美を感じて、何でもやってみようの人だったのかと思います。
ありがとうございます。
この文章、もう少し前後を読んでみないとわからないとおもいました。金閣寺はまだ読んでないので、読んでみます。