Webアプリケーションなどを制作する場合に、今までのXHTML1.0やHTML4より適しているということは分かります。
しかし、一般企業などのサイト(動的じゃないページで制作されていて、TOPに簡単なFlashを配置してあるイメージ)を制作する際にHTML5を使うメリットはあるのでしょうか。
例えば、HTML4+テーブルレイアウトをしているサイトが、XHTML1.0+CSSレイアウトにリニューアルしていった理由の一つには、SEO的に有利という大きなメリットがあったからだと思います。
しかし、HTML5にはそのようなメリットはないように感じられます。
皆さんはXHTML1.0やHTML4で作られているサイトをHTML5にする必要があると思いますか?
はっきり言って、XHTML1.0やHTML4で作られたサイトをわざわざHTML5にする必要はないと思います。
既存ページにsectionタグ等による再マークアップでSEO効果が得られるかどうか、まだはっきりわかってませんし。。。
本題のHTML5のメリットですが、一番大きなところはJavaアプレットやFlashなどのサードパーティ製プラグインで頼っていたところが、
HTML5+CSS3+JavaScriptで実現可能になります。
例えば、WebSocketによるSocket通信や、videoタグに動画再生、
ドラッグアンドドロップによるファイルのアップロード、
グラデーション、ドロップシャドウなどのエフェクトなどなど…
特にSocket通信に関しては、Webでのリアルタイム性に大きく貢献してくれると思います。
プラグインに頼らず、従来の方式でリアルタイムを実現するとなると、
ajax+cometでHTTPコネクションを繋ぎっぱなしにして、
擬似的にサーバプッシュをするっていった感じになります。
ですが、とてもサーバに負荷を与えるものなので、
うまく工夫しないとまともに使えるものじゃありません。
その点、WebSocketは特別な工夫をせず、簡単にリアルタイム性をだすことができます。
近い未来、OS以外全部Webっていうのも実現するかもしれませんね。