その通りです。
もっと正確に言うと、
「電流や電圧がちょっとでも超えたら必ず切れる」
というわけではなく、ある程度余裕があるので、
「超えたらいつ切れても不思議ではない」
となります。
逆に言うと、正常な状態では常にこの電流以下にしないと、正常でも切れてしまって使い物にならなくなります。
具体的にいえば、電流が0.5A以上になったら異常状態とみなして回路を切りたい場合に、0.5Aのヒューズを使うことになります。
1>>i2tdyさんが明瞭に回答なさっているので捕捉です。
どんな回路に使うのか分かりませんが、ヒューズを使う上で定格電圧、定格電流以外にも大事なものがあります。
それは”溶断特性”です。ヒューズのカタログには必ず溶断特性グラフが載っています。
(製品によってはグラフがないこともあります。小電力回路の場合など)
たとえば、
溶断特性(定格電流(%))135%:1時間以内、200%:2分以内(周囲温度5~35℃)
とか表示されています。
”ヒューズは設定された電流値以上の電流が流れると溶断しますがヒューズ自体が抵抗体でありヒューズ材料が電流により発熱して、その熱でヒューズが溶けて切れるためにある一定の電流値で切れるのではなく流れた過電流値によって切れる時間が変わります。溶断特性とて普通ヒューズ(A種)は定格電流に対して110%では溶断せずに135%では1時間以内、200%で2分以内とされていますがこれも周囲温度5~35℃でのことですから設置場所によってヒューズに設定された定格電流以内でも溶断する可能性があります。”
以上、以下リンクからの抜粋です。
ありがとうございます。110%とか、これはなんのパーセントですか?
普通にヒューズといいますと、電流で溶断するものかと思います。ほかに温度ヒューズとかありますが。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9B%BB%E5%8A%9B%E3%83%92%E3%83%A...
その場合、電流に関しては、その値を超えた時に溶断するという値です。
電圧に関しては、それより低い電圧のラインで使用することを想定しているということです。
もしくは250Vがかかっても、安全だということです。
たとえば車用のヒューズは5A/32Vとかありますが、これを100Vのラインで使用すると、万が一ショートしたりしたときに、その過程で、燃えたり溶けたりする可能性があったり、最悪溶断せずに電流が流れ続ける可能性もあります。
5A/125Vのヒューズを使えば安全で必ず溶断できるということです。この場合、当然ですが、ヒューズフォルダーや電線も125Vの耐圧が必要です。
ヒューズの定格で電流値は「その値の電流までは絶対に切れない」ことを示します。
それ以上の電流を流すとある時間が経過すると切れます。
ヒューズはいわば電熱線のようなもので、大きな電流を流すと熱を持ってその熱で切れます。
以下のURLが参考になります。
http://homepage3.nifty.com/tsato/terms/fuse.html
また誰も定格電圧について説明していないようですが、これは「ヒューズが切れた時に確実に切ったままにしておける電圧」を意味します。
ヒューズが切れた時は両端に電圧が生じます。100Vのラインのヒューズが切れたらおおむね100Vの電圧が加わります。この時に放電することなくきちんと電流を切ったままにしておける電圧値ということです。
なるほどありがとうございます。