「フロー」という言葉が入っていたように記憶しています。
日本で貯金ばかりしていてお金を使わなくなりがちなことで、
金が経済に生きて流動せず、結果的に、
本来は良いと思われていた貯蓄が経済によくないという
議論があったことを覚えておられますでしょうか。
(頼むから消費で使ってくれと、政府から予算が配られたり…)
それと似た感じで、世界でも継続的なキャッシュフローが
経済的安定をもたらすと考えられているのですが、
巨額の報酬、つまり投資によるキャピタルゲインでの
キャッシュフローだけでなく、インカム収入がもたらすフロー
(インカムゲインによるキャッシュフロー)によって、
巨額の報酬をもらった彼らがパーッと使う→経済で他の人たちにも流通する→他の人たちの経済的安定にもつながる、と言いたかったのではないでしょうか。
しかし、そのインカムゲイン・キャッシュフローが必ずしも、
一部の人たちの巨額のボーカスからではなくてもいいわけで
(全体のインカムが上がってもいい)、そういう意味では、
他の人たちのインカムゲインによるキャッシュフローでも
良いということで、特に良い言い訳にはなっていない気はしますが、
簡単に言うと、彼ら(アメリカ企業のCEOやウォール街の
ファンドマネジャー達)は巨額のボーナスをもらうけど、
他の人たちとは違って、余り寝かさずにちゃんと贅沢に
パーッと使うから、商人とか他の下の人たちにも
ちゃんとカネが流通して、経済効果が期待できるからいいだろう
…と言いたかったのかなあと思います。
確かに彼らの生活は派手で、常に投資でも消費でも使ったりしていて
コツコツ銀行に貯金して寝かせている感じはしませんが、
某銀行などが投資もそんな感じとパーっと投資して、
失敗したツケが他の層にまでグローバル・クライシスや
世界不景気でくまなく流通してきましたから…(涙)
彼らの巨額のボーナスがもたらす
インカムゲイン・キャッシュフローの経済効果がどうとか
言い訳していたのではありませんか?
丁寧な解説、まことにありがとうございます。
返信、おそくなりすみません。
私が読んだ記事も、まさにおっしゃるとおりでした。
上にも書きましたが、私としては、こういう人たちは「宵越しの金は持たねえ」的に消費にまわす性向があるかと思うので、これも一理あるかと。
で、ネット上で検索をかけたいのですが、そのキーワードとなるような「ナントカ理論(効果)」という言葉があったと思うので、それを知りたいのです。
さっそくのご回答ありがとうございます。
本質的には乗数効果と同じことを言っているのだと思いますが、質問の理論(効果?)は経済学の一般的な理論ではなく、(自分たちの)巨額の年俸や所得格差を正当化するためのもので、'flow'という言葉が入ったいたように憶えています。