小さい頃は匂いが苦手だったけど、大きくなるにつれ母の手作りが本当に美味しい!というものがあります。
それは糠漬けです。
忙しい中でも母は糠床を毎晩しっかりかき混ぜて、時々溜まった水を抜いたり、
糠を足したりビールを入れたりして小まめに面倒をみていました。
季節の野菜を漬けていたので、大根、キュウリにナスなどの定番野菜はもちろん、
にんじん、キャベツにミョウガやセロリなどなんでもありです。
アスパラも試みたところ、サラダ感覚でなかなかいけました。
新生姜や苦瓜、スイカの皮も乙な味です。
糠漬けは浅漬けより古漬けが好みで、私はそんな糠漬けの古漬けで作った
“覚弥の香々”が特にお気に入りです。
(かくやのこうこ)・・こうこは香々(こうこう)で漬物のことです。
かくやは「覚弥」と書きます。
その昔、高野山で隔夜(かくや)堂を守る年老いた僧のため、たくあんを細かくきざんだことから「かくや」と名づけられたと言うのが一説。
もうひとつは、徳川家康の料理人「岩下覚弥」がこれを考案して家康に供したところから、その名をとって「覚弥」と名づけられた言う二つの説があります。
実はこの名前があることを知ったのはごく最近で、それまではごく普通に、漬物茶漬けと呼んでおりました。
糠漬けの漬かり過ぎてしまったのを集めて、細かくきざんで水にさらし、生姜、ミョウガ、シソなどを
刻んで一緒にぎゅっと絞ったのに、削り節を加えほんの少しの醤油をたらしていただく。
温かなご飯の上に乗せ茶漬けにして食べるとたまらない一品です。
(材料と作り方)
漬かりすぎた糠漬け(以下:古漬け)・・・白菜、にんじん、キュウリにナスなど塩味の漬物ならなんでもOK
生姜 少々
醤油 少々
すりごま お好みで
①まず古漬けを細かく刻み水にさらして塩抜きをします。
(水にさらしすぎると、旨味も抜けておいしくなくなります。
塩加減を見ながらざるに上げ、水分を絞っておきます)。
②生姜をすりおろし、醤油と合わせ、絞った古漬けに混ぜ合わせます。
しょうがは絞り汁の変わりに、細かく刻んだのをまぜあわせても。
そしてすりごまをトッピングします。
*また、生姜の代わりに梅肉とまぜ合わせて、すりごまを乗せてもとっても美味です。
これは「覚弥の香々」と呼べるかどうかは自信ありませんが美味しさは◎。
これをあたたかいごはんにたっぷりのせて、お茶漬けにしたら食欲がない夏場でも美味しくいただけます。
お茶漬けにしないで、ごはんとまぜて食べる「覚弥丼」もお勧めです。
朝ごはんに、白いご飯と母の漬けた糠漬けと味噌汁があれば他には何もいらないってくらいです。
ぬか漬けを食べると、日本に生まれてよかった~って感じます。
最近、実家へは家庭菜園を始めた母の友人から野菜をいただく事が多いそうで糠床が大活躍!!
おかげ様で糠漬けをおすそ分けして貰い、家族でいただく機会が増えています。
息子は幸い糠漬け好きなようで、ご飯なしでもパクパク食べてしまうほどです。
糠床が何世代とか受け続がれることがありますが、これは立派な家宝だと思います。
まだまだ母の味を楽しみたくて糠床を分けてもらうのを先延ばしにしていますが、いつか私も我が家の味を伝えて家宝にしていきたいと思っています。
小さい頃は匂いが苦手だったけど、大きくなるにつれ母の手作りが本当に美味しい!というものがあります。
それは糠漬けです。
忙しい中でも母は糠床を毎晩しっかりかき混ぜて、時々溜まった水を抜いたり、
糠を足したりビールを入れたりして小まめに面倒をみていました。
季節の野菜を漬けていたので、大根、キュウリにナスなどの定番野菜はもちろん、
にんじん、キャベツにミョウガやセロリなどなんでもありです。
アスパラも試みたところ、サラダ感覚でなかなかいけました。
新生姜や苦瓜、スイカの皮も乙な味です。
糠漬けは浅漬けより古漬けが好みで、私はそんな糠漬けの古漬けで作った
“覚弥の香々”が特にお気に入りです。
(かくやのこうこ)・・こうこは香々(こうこう)で漬物のことです。
かくやは「覚弥」と書きます。
その昔、高野山で隔夜(かくや)堂を守る年老いた僧のため、たくあんを細かくきざんだことから「かくや」と名づけられたと言うのが一説。
もうひとつは、徳川家康の料理人「岩下覚弥」がこれを考案して家康に供したところから、その名をとって「覚弥」と名づけられた言う二つの説があります。
実はこの名前があることを知ったのはごく最近で、それまではごく普通に、漬物茶漬けと呼んでおりました。
糠漬けの漬かり過ぎてしまったのを集めて、細かくきざんで水にさらし、生姜、ミョウガ、シソなどを
刻んで一緒にぎゅっと絞ったのに、削り節を加えほんの少しの醤油をたらしていただく。
温かなご飯の上に乗せ茶漬けにして食べるとたまらない一品です。
(材料と作り方)
漬かりすぎた糠漬け(以下:古漬け)・・・白菜、にんじん、キュウリにナスなど塩味の漬物ならなんでもOK
生姜 少々
醤油 少々
すりごま お好みで
①まず古漬けを細かく刻み水にさらして塩抜きをします。
(水にさらしすぎると、旨味も抜けておいしくなくなります。
塩加減を見ながらざるに上げ、水分を絞っておきます)。
②生姜をすりおろし、醤油と合わせ、絞った古漬けに混ぜ合わせます。
しょうがは絞り汁の変わりに、細かく刻んだのをまぜあわせても。
そしてすりごまをトッピングします。
*また、生姜の代わりに梅肉とまぜ合わせて、すりごまを乗せてもとっても美味です。
これは「覚弥の香々」と呼べるかどうかは自信ありませんが美味しさは◎。
これをあたたかいごはんにたっぷりのせて、お茶漬けにしたら食欲がない夏場でも美味しくいただけます。
お茶漬けにしないで、ごはんとまぜて食べる「覚弥丼」もお勧めです。
朝ごはんに、白いご飯と母の漬けた糠漬けと味噌汁があれば他には何もいらないってくらいです。
ぬか漬けを食べると、日本に生まれてよかった~って感じます。
最近、実家へは家庭菜園を始めた母の友人から野菜をいただく事が多いそうで糠床が大活躍!!
おかげ様で糠漬けをおすそ分けして貰い、家族でいただく機会が増えています。
息子は幸い糠漬け好きなようで、ご飯なしでもパクパク食べてしまうほどです。
糠床が何世代とか受け続がれることがありますが、これは立派な家宝だと思います。
まだまだ母の味を楽しみたくて糠床を分けてもらうのを先延ばしにしていますが、いつか私も我が家の味を伝えて家宝にしていきたいと思っています。