1 音素誤り(phonemic error)
(例)フランスのパリの食品店で、
お店の人が「これで全部ですか(C'est tout?)」、
日本人主婦「これで全部です(セ・トゥー)」
お店の人「卵を7つですか(Sept oeufs?)」
と理解して、12個入りの卵のパッケージをばらして
7つ紙でくるんでくれた。
2 構文誤り(syntax error)
パリでアメリカ人観光客が、
エッフェル塔に行きたいと思ってタクシーを止めた。
アメリカ人「エッフェル・トゥール」(Eiffel Tour)
ところが、これは、フランス語の発音で、英語の語順だった。
運転手は「Et fais le tour」(エ・フェ・ルトゥールここで一回回れ)
と聞き取って
車をぐるりと回した。
この2つの例に習って、トンデモナイ実例をご存じでしたら
ぜひ教えてください。
外人の日本語で起きた勘違い、大歓迎です。
大変おもしろいお話をありがとうございました。
Lineには「ブツ」の意味もあるのですか。
Mind the gap. って本があってもいい。
異文化接触・異文化交流の時代ならではの、掛詞ですね。
もしかしたら、21世紀は、複数の文化の微妙な差異に根差したジョークをいうのが流行ったりして。
カリフォルニアの知人がロンドンに観光に来ていた時、夕方にロンドンアイに乗りに行ったのですが、夏の観光シーズンでその近くには出店みたいなのも出ていたので、券を買うためなどの待ち列(queue)が周囲に複数出来ていました。米国では待ち列をlineと言うのですが、ロンドンアイのチケットを手に持ってた英国人のおじさんに、彼は「それの待ち列はどこですか?」"Where is the line?"とフランクな西海岸訛りで聞いてしまいました。英国人のおじさんは、「何の線かね?」"What line?"と聞き返しました。最初、観光客に帰りの地下鉄の路線(line)についてでも聞かれたのかと思った様でした。しばらく彼がなぜ分かってもらえないのか〜みたいに、そわそわともらったチラシを丸めたりして手に持ってるのを見て、おじさんは「あー!あの線ね!僕はそんなの持ってないよ!」"Oh! That line! I don't have such!"と、少しむっとして、あっち行け!みたいな感じで言いました。…そう、英国人のおじさんはその米国人のことを「ブツ」(line)を探している麻薬中毒か何かかと勘違いして、路上ディーラーと間違われて声をかけられたと思い、むっとしてしまったのです。私が何も言えなかったのは、夏とはいえ、そんなに暑くなかった日にアイスを買ってしまい、寒くて一気に食べ終われないが溶け出してはくるアイスと必死に格闘中で、近くで聞いていたのですが、笑いをこらえながらアイスをこぼさないようにするのに必死でした。米国人には、「lineじゃなくて次からはqueueって言ってね☆」とだけ教えておきました…。Please mind the gap!(「相違に注意!」※ロンドンの地下鉄のプラットフォームに書かれている「隙間に注意」とかけてますw)