都青少年育成条例改正案がもし通ったら

東京都青少年・治安対策本部や警視庁の担当者でなければ分かりませんし、本物の担当者ならネットに公開するわけがありません。

このような質問は、質問者様にとってポイントの浪費になるかと存じますので、キャンセルすることを強くお薦めします。

http://q.hatena.ne.jp/

厳密には放送禁止処分・発禁処分というのはたぶんありません。

東京都がある種の雑誌などに「指定」をかけ、

それをうけて放送局や普通の本屋さん、コンビニ、amazonなどが（指定本を売るのに身分証いちいち確認していないという「指導」のめんどうさをおそれて）取り扱いを中止するだけでしょう。あとは自主規制が弱まったとおもったら定期的にみせしめ指定をするような形でしょうね。中小企業や個人創作者が経済的被害を被り、実際にもっと親が必要とするところは野放しです。偏った条文だと思います。

正直にいうと性交類似そのもので、雑誌ＬＯ、雑誌ＪＵＮＥなどに載ってるような漫画の一部または号によっては全部が危ないとはおもいます。あれはちょっと場所を分離するか、ヒモ掛けしてレジで身分証出すとかしてもらわないといけないとはおもう。でも、全書店に絶対に置けないほどの「悪」い本ではない、読みたいオトナには読ませればいい。

ＬＯのほうは現在、書店が配慮してとりあつかっており、ふつうのお店には置いて無かったり、あっても成人ビデオと一緒のコーナーにあったりします。

オレ妹の「アニメ版」は全話見ていますが今のところ近親の「恋愛」でさえない状況。ラノベではいずれ妹がデレるのかもしれませんがアニメはまだ徹底的にツンです。転んで体が重なり合うシーンとか着替えシーンがあるくらいで、常識的にいえば、主人公の行動をあの法文の「近親の性交を賛美」で規制するのは無理ですが、このザル法、拡大解釈がいくらでもできるため、中学生の妹が「架空の兄妹の性交？シーンを含むゲーム」を欲しがる設定であるところが「賛美」しているとはとれるのでひっかかるかもしれません。となると「妹ものエロゲ好き」っていうキャラが１コマでるだけでいくらでもひっかけられることになる。ナルトのカカシ先生大丈夫ですか？という話になる。

いくら深夜枠でもアニメ化する際に一応局内基準をとおしているのでよくみるとドラマやＶシネよりも「近親の・違法の、性交（類似行為）」の表現など少ないはず（パンツも描けないんですよ？　むしろ暴力・殺人シーンで放映禁止にされるほうが多い）。アニメに関する自主規制は現在も非常によく機能しているはずだとおもうのですが、深夜アニメには「賛美」対象に暴力、枠をはずれた恋愛なども入ってこないとはいえません。

親が子に、ツタヤの成人ビデオコーナーに入るなとか、コンビニのトイレ近くの棚を立ち読みするなとか、深夜アニメを録画してみてはいけないのだとか、書店は託児所ではないとか、マジコンは違法とか、ゲーム・アニメ・小説でもなんでも、暇つぶしを与えすぎ勉強させないとバカになるとかそういった、自覚をもって世間の常識を教えるほうが大事だとおもいます。

あ、もっと気になるのは、高校生？の近親の恋愛であるとわかるタイトルの少女マンガがありますが実際に中身をみていませんので、これも恋愛の進行が「近親の・違法の、性交（類似行為）」にいたっているとは思えないが、「賛美」はしているかもしれないといっておきます。もとが小説やゲームのものであれば、性交類似のシーンはあるかもしれませんが、規制の対象ではないようですね。知り合いの小学五年生は交換日記で担任と愛読書を教え合っていて、ノーベル賞候補作家の大人向け小説を挙げられて実際手にとって読みはじめました。自殺とセックスの話ばっかりなことを知っていたもんで、親はあわてて取り上げましたが、小説だってなんだって使い方をまちがえたらあぶないんです。

タバコでいう「タバコは２０になってから」スローガンとタスポの併用のように、もうちょっと産業を保護しながら未成年も保護できる合理的なやり方があるはずだと思うのですが、これは面倒を嫌う流通への圧力という手抜きなやり方を採用することで一つの文化と産業を萎縮させてしまいかねない、経過措置にしても悪法だとおもいます。悪法も法なり。通ると怖いです。

http://angels-pathway.clanteam.com/What_to_do_101123.html