わが家に女の子はいませんが、雛祭りが近付くと、内裏人形だけのささやかなものですが、お雛様が飾られます。母のお雛様です。江戸時代、雛人形は武家の娘の嫁入り道具だったという話もありますから、大人のために飾っても不自然ではないわけですね。
そして雛祭り直前の休日は、母に代わって家事もろもろを、父と息子である私が引き受けます。昔の農村の女正月(正月早々から忙しく働いてきた女性を小正月にねぎらう習慣)と同じように、その日は女性にゆっくりしてもらうわけですね。この日ばかりは私も外に遊びに行くのを控えて、掃除洗濯などに精を出します。よく晴れれば布団干しも。ふぅ~、結構家事はくたびれます。主婦はなかなか大変ですね。似たような話をどこかで読んだ記憶がありますから、わりとこういうことをしているイエはあるのかもしれません。主婦の仕事の一端を理解するためにも、こういう経験は大切ですね。
もっとも最初のうちは、ここはどうすればいいんだ、あれはどこにあるんだなどといちいち母を煩わせて、自分でやった方が楽よ~と言われてしまったこともありましたが、最近はだいぶ慣れてきて、ちらし寿司や蛤のお吸い物などを作って、雛祭りらしい食卓を整えることも出来るようになっています。こうした料理のスキルアップは、イエはてなのお陰が大きいですね。
本番の雛祭り当日はたいてい平日ですから、父が仕事帰りにちょっとお洒落なお菓子などを買ってきます。飲み物は私の担当。メールで連絡を取り合って、時にはシャンパン、時には紅茶などなど、お菓子に合いそうな物を見繕って帰ります。こういうのはなかなか楽しいものですね。そして家族が揃ったらささやかな雛祭りパーティーです。
流すBGMは、雛祭りにちなんで女性アーティスト限定となります。曲選びは父と母の担当で、毎年何らかのテーマ性を持たせた、なかなか凝った選曲になっています。今年は70年代女性シンガーソングライター特集でした。キャロル・キング、ジョニ・ミッチェル、カーリー・サイモンなどの曲が次々流れていい雰囲気。父も母も毎年この日のBGM選びを、とても楽しみにしているようです。
3月3日が休日の場合は、突発的にちょっと春を探しに出かけたりすることもあります。これはその昔、野外で行われていたという雛遊びの真似事です。今のような雛祭りの習慣が生まれる前は、お雛様はやはり女の子の遊び相手のお人形だったようで、お雛様を連れて野原や水辺などに足を運び、春の景色を見せて回るという風習があったらしいのです。これを聞いて、いい話だなぁということになって、よく晴れた暖かい日に恵まれると、この「雛の国見せ」に行こうかという声が上がるようになりました。現代のお雛様は外出仕様になっていないので一緒に連れて出かけるわけにはいきませんが、春の景色をデジタルカメラに納めて帰ったらプリントアウト、フォトスタンドに入れてお雛様の隣りに飾ったりします。
こんなふうにして、大人も男も楽しめる雛祭り。以前はただお雛様を飾るだけの日だったのですが、いつの間にかこんな感じに進化してきました。女の子のいないわが家ですが、今や桃の節句は、家族皆が楽しみにするシーズンイベントになっています。
わが家に女の子はいませんが、雛祭りが近付くと、内裏人形だけのささやかなものですが、お雛様が飾られます。母のお雛様です。江戸時代、雛人形は武家の娘の嫁入り道具だったという話もありますから、大人のために飾っても不自然ではないわけですね。
そして雛祭り直前の休日は、母に代わって家事もろもろを、父と息子である私が引き受けます。昔の農村の女正月(正月早々から忙しく働いてきた女性を小正月にねぎらう習慣)と同じように、その日は女性にゆっくりしてもらうわけですね。この日ばかりは私も外に遊びに行くのを控えて、掃除洗濯などに精を出します。よく晴れれば布団干しも。ふぅ~、結構家事はくたびれます。主婦はなかなか大変ですね。似たような話をどこかで読んだ記憶がありますから、わりとこういうことをしているイエはあるのかもしれません。主婦の仕事の一端を理解するためにも、こういう経験は大切ですね。
もっとも最初のうちは、ここはどうすればいいんだ、あれはどこにあるんだなどといちいち母を煩わせて、自分でやった方が楽よ~と言われてしまったこともありましたが、最近はだいぶ慣れてきて、ちらし寿司や蛤のお吸い物などを作って、雛祭りらしい食卓を整えることも出来るようになっています。こうした料理のスキルアップは、イエはてなのお陰が大きいですね。
本番の雛祭り当日はたいてい平日ですから、父が仕事帰りにちょっとお洒落なお菓子などを買ってきます。飲み物は私の担当。メールで連絡を取り合って、時にはシャンパン、時には紅茶などなど、お菓子に合いそうな物を見繕って帰ります。こういうのはなかなか楽しいものですね。そして家族が揃ったらささやかな雛祭りパーティーです。
流すBGMは、雛祭りにちなんで女性アーティスト限定となります。曲選びは父と母の担当で、毎年何らかのテーマ性を持たせた、なかなか凝った選曲になっています。今年は70年代女性シンガーソングライター特集でした。キャロル・キング、ジョニ・ミッチェル、カーリー・サイモンなどの曲が次々流れていい雰囲気。父も母も毎年この日のBGM選びを、とても楽しみにしているようです。
3月3日が休日の場合は、突発的にちょっと春を探しに出かけたりすることもあります。これはその昔、野外で行われていたという雛遊びの真似事です。今のような雛祭りの習慣が生まれる前は、お雛様はやはり女の子の遊び相手のお人形だったようで、お雛様を連れて野原や水辺などに足を運び、春の景色を見せて回るという風習があったらしいのです。これを聞いて、いい話だなぁということになって、よく晴れた暖かい日に恵まれると、この「雛の国見せ」に行こうかという声が上がるようになりました。現代のお雛様は外出仕様になっていないので一緒に連れて出かけるわけにはいきませんが、春の景色をデジタルカメラに納めて帰ったらプリントアウト、フォトスタンドに入れてお雛様の隣りに飾ったりします。
こんなふうにして、大人も男も楽しめる雛祭り。以前はただお雛様を飾るだけの日だったのですが、いつの間にかこんな感じに進化してきました。女の子のいないわが家ですが、今や桃の節句は、家族皆が楽しみにするシーズンイベントになっています。