現時点で、放射性物質が外に出ていますが、その物質は何でしょうか。
酸素、窒素、水素、防護材を形成している元素等、周りにある物質にウラン化合物からの放射線が当たってそこから生じる放射性元素でしょうか。
それとも、セシウム、ウラン、ヨウ素、コバルト等のウランの分解でできるものでしょうか。
後者の場合、もうウラン化合物は露出しているということでしょうか。
4.
現時点で、すべて融解して底に沈んで燃料が合体した時には、核分裂の連鎖反応が起こるのでしょうか。
その場合、広島型原爆の何倍位の規模になるのでしょうか。
同原発の周辺監視区域での放射性物質の測定で、セシウムが検出され、燃料棒が溶けているとみられる。保安院は「燃料棒の被覆管が一部溶融しているとみられる」とみているが、現在、同原発から半径10キロ以内に設定した避難地域を拡大する必要はないとしている。
http://mainichi.jp/select/science/news/20110312k0000e040090000c....
爆弾ではないので、原爆との比較は難しく、爆発の大きさだけで考えれば、非常に小さい数値になるのではないかと思います。
重要なのは、空中に放出される放射性物質の量をだと思います。量が多ければ多いだけ汚染が広がるので、大変なことになります。
汚染被害と爆弾被害の比較は難しいと考えてください。
ウランの分解でできたものです。ヨウ素とかの気体性放射能です。
放射線があたったものも出てると思われますが、通常はこれは出ませんので
これが出てることが確認された時点で、分解されたものがでてることはほぼ確実です。
制御棒が差し込まれたのに、ウランが露出したのでしょうか。地震の振動で機械的に壊れたのでしょうか。
マスコミに対して隠している理由は何だと思いますか。
もっとも、記者に上記の差が分かる人がいないので、ごまかせると思ったのでしょうか。
連鎖反応が始まれば、原爆と同じ状態になると思いますが、広島型原爆の何倍位の規模になるのでしょうか。
なお、使用しているウランは500倍くらいだとは思います。
一般の方にはあまり知られていないのですが、核爆弾と原子力発電は、使う燃料が大きく違いますので、起きる現象が異なります。
核爆弾に使われるウランはU235で、核爆弾は約100%です。
鉱山から取れてくるウランは、U235が0.7%で、U238が99.3%です。
この状態では、燃えるような(連鎖反応を起こす)状態になることは無く発電に必要な反応を起こさせることが出来ません。
これをU235を100%にしてやれば、瞬時に燃える(連鎖反応を起こす)ので核爆弾になります。
発電に使う場合には、勝手に少しずつ燃えていく(連鎖反応を起こす)ような状態にする必要があるので、U235の濃度を3~5%に高めてあります。
U235が100%の反応は、部屋に充満したガス(500g)に火をつけるようなものとしたら、U235の濃度を3~5%にしたものの反応は、ロウソク(500g)に火をつけるようなものぐらいの違いがあります。
核燃料が3月15日14:00の時点で(の温度で)、全部合体したとき、連鎖反応的に核分裂が起こるのでしょうか。
3~5%だと、連鎖反応は起こらないのでしょうか。
温度にもよるとしたら、何℃の時に起きる起きない、と、現時点の温度の予想はどうなのでしょうか。
U235だけの絶対量からしたら、広島型の20倍程度と聞いて安心しました。
連鎖反応が始まれば、原爆と同じ状態になりますが、どこが異なるのでしょうか。