THEME:「星」「なおす」「お手伝い」
「今日をちょっと楽しく、特別にすることって何だろう? イエで過ごすいつもの時間を素敵に変える小さな魔法のサプリがあったら……」と展開してきた“リブ・ラブ・サプリ”コーナーの続編のひとつ、キッズ・バージョン。子どもたちと一緒に遊び、学び、楽しむ暮らしのサプリを、テーマに沿って語らいませんか? 豊かな暮らしを創っていく〈イエはてな〉のマインドで投稿ください!
*回答条件* 下記のページをご覧になってご投稿くださいね!
「Welcome to イエはてな」
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テーマ詳細とアイデア例
http://d.hatena.ne.jp/ie-ha-te-na/20110316
※ピックアップ受賞メッセージは、〈みんなの住まい〉サイトにて記事紹介させていただきます。またメッセージは表記統一や文章量の調整をさせていただくことがございます。
※〈イエはてな〉では、はてなスターを「おすすめメッセージ」として活用しています。投稿期間中は、はてなスターのご利用を控えていただけますようお願いいたします。
※質問は3月22日(火)正午で終了させていただきます。
子供に手伝いをさせるのは、大事だと思うのですが
私が思うのは、出来るだけ”させる側”の大人が出来るだけ突込みを入れないこと
私には、それが何よりも必要なことだと思います
子供がやる気になったときに色々とダメだしをしないことが
大事だと思います
私個人の経験ですが(なので違う気持ちになる人もいるとは思いますが)
そういう人のために手伝いをするなんて
意味ないジャンと思ってしまうものです・
そんな気持ちにさせないためにはその行為がダメだったよなんて
いわないで後から自分好みに直すとか
そういうようにやってほしいですね
(私自身が手伝いを頼むとしたらそのようなダメだしの連発などやる気を失くすような行動は
したくないです。)
やさしく接してくれる人に対しては、自分から手伝いを喜んでやろうとする
そんな気になるはずです
自分で育てると、葉っぱ一枚でも有り難く、そして美味しいんですよね。種をまいたり苗を植えたりする所から家族みんなで行うと、食卓の笑顔も違ってきます。
そして、植物を育てることで分かってくる自然の仕組みの素晴らしさ。光と水と、そして土の中にとけ込んでいる形のない養分だけで、立派な野菜が育っていく。考えてみるとこれは不思議ですよね。私は子供の頃、庭でトマトを育てていましたが、父に「このトマトの大元は何だったと思う?」と言われて、それに気が付きました。
トマトやカボチャなどの虫媒花は虫さんもお手伝いにやってきてくれますから、そんな観察も楽しい経験ですね。うちのトマトの花にはマルハナバチさんがやってきて、雄しべを揺らして受粉させてくれていました。
そんな様々な気付きや発見を親子で楽しみながら食卓の喜びを彩っていく家庭菜園は、素晴らしいお手伝いの場ですね。
うちでも、器を引きずって動かすなとよく言われていました。口うるさいなあ、メシがまずくなるよ、なんて思っていましたが、それは作法とかそういうこと以前に、道具を大切に扱う、物に対する思いやりの心だったんですよね。だったら、そうやって食べていった方が、食事も美味しくなります(^-^)
まず最初にちゃんとそうした理由があって、それを分かってやっているうちに、自然と美しい所作が生まれてくる。その積み重ねが伝統の作法になって今に伝えられている。だから、マナーとか礼法っていうものは、その形の中に込められた心を知ることが大切なんだなあと思います。一つの所作の心を知ると、その応用で、だいたいどんな場面でも、理にかなった振る舞いが出来るようになってきますしね。
漆器に使われている素材(木・漆)は全て自然からの賜物で、器になっても生きています。
これは楽器なんかでもそうですよね。ギターなどもほぼ全体が賜物の木で出来ていますから、弾いてやらないと、だんだん美しい響きが失われてしまうんです。
逆に、買った時はたいしたことがない楽器でも、長く使い続けていくことで、びっくりするくらい豊かな響きに育っていきます。だから、傷ついても壊れても、大切に直しながら長く長く愛用していく。時間によって育てられていく価値は、お金では買えない宝物です。
星形の花はたくさんありますが、日本古来からある花、キキョウはどうでしょう。秋の七草の「朝貌の花」はキキョウと解されていますし、美濃の山県氏、土岐氏などの紋所としても有名です。明智光秀も土岐氏一族ですから桔梗紋ですね。
ところがです。聞いてびっくり。こんな古くからの馴染み深い花が、現代の自然界では、環境省レッドリストの絶滅危惧II類(VU)に指定されているではありませんか。秋の七草のひとつが自然から消えようとしているなんて驚きですね。そういう自然界の危機も考えながらこの花を育てていくのは、とても意義深いと思うんです。キキョウは鉢植えでもプランターでも育てられる花ですから、ぜひ植えてみてください。秋の花ですが、苗の植えつけはちょうど今ごろがいいんです。また、知り合いが育てていてタネがもらえるという人は、4月上旬ごろがタネまきの適期です。
キキョウは古い文献にもいろいろな記述が見つかるように、かなり昔から園芸品種が存在していたようです。背丈は40cm~70cmと比較的大きくなる草ですが、もっとずっと背が低い鉢植え向きの品種もありますので、それぞれのイエの育て方に適した品種を選んでみてください。
キキョウは山野に咲く花ですから、有機質に富んだ土を好みます。水はけも大切ですので、うちのキキョウは、赤玉土5に対して腐葉土2くらいの割合で混ぜたプランターに植えています。日本の花ですから酸性土壌で大丈夫。石灰などは加えません。逆に酸性の方が育ちがいいと鹿沼土を2割くらい混ぜる人もいるようです。
苗で複数植えていく場合は、株と株の間を20cmくらい離して植えてください。本当は尺植え、つまり30cm間隔くらいがいいのかもしれません。
水は土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。冬は控えめにしますが、それでも土は乾かさないようにします。夏でも冬でも乾かしてしまうと根が弱ります。また乾かしてしまうとハダニが寄りつきやすくなるので、その意味でも水やりは大切です。
花は早いと6月ごろから咲き始めますが、夏は直射日光に当てすぎると葉が焼けてしまいますし、鉢植えだと土が乾きやすくなりますから、日中は半日陰に移動してやりましょう。庭に植える場合は葦簀を立ててやります。
多年草ですから、上手に育てれば何年もきれいな花を咲かせてくれますが、鉢植えの場合はそのうち根がぎっしりと詰まってきてしまいますから、そうなったら伸びすぎた根を切り詰めて、一回り大きな鉢に植え替えます。この時に株分けをすることも出来ます。株分けをする場合は、地上部が枯れてしまった晩秋に行います。
このほか挿し芽でも増やせますから、たくさん増やしてお友だちにも分けて、みんなでこの「地上の星」を育てても楽しいですね。そしてこんな有名な花が自然界では絶滅危惧種なんだということもみんなに知らせて、自然を大切にする心を広げてくれたらうれしいです。
お手伝いに関して、素晴らしい話を聞いたことがあります。それは、お手伝いという行動が「自己肯定感」を育てるということです。やってみた→出来たという経験を積むだけでなく、家族の役に立つ→自分の存在に価値があることを知る→生まれてきて良かったと実感するという、大げさではなく、本当に子供はお手伝いを通じて、こういった自己肯定感を育んでいくと言うのです。
大きくなってくると、子供は色々な悩みを持ち始めます。その中で、自分の存在意義を疑いはじめることもあります。自分は何のために生まれてきたのか。生まれてきたことにどんな意味があるのか。自分はここにいて歓迎される人間なのか、などなど。それが自己否定感につながっていくと、どんどん自分が嫌いになってしまうんですね。でも、小さな頃からお手伝いを通して自己肯定感を育んできた子供は、根本的な所で自分の良さを知っています。自己否定感がもたらす結果を考えると、もしかしたら小さな頃のお手伝い経験は、その後の人生すら変えてしまうのかもしれません。
文科省から「子どもの体験活動の実態に関する調査研究」というのが出ていましたが、それによると、中学生の段階での手伝いは共生感、意欲・関心、文化的作法・教養を高めるのに対して、小学生の段階では自尊感情と規範意識を育んでいるという結果が出たそうです。
そういえば、私は家族に先んじて何かをやって、「○○してくれたの誰?」「あーボクボク」とやるのが好きな子供でした。やるの楽なことばかりです。たとえばトイレに座ったついでにくすんだペーパーホルダーを磨いてピカピカにするとか、私の子供の頃はブラウン管テレビでしたから、ゲームで遊ぶついでにテレビの画面も磨くとか。あ、こうしてみると私は拭くとか磨く系が得意だったんですね。よくサッシの溝なども面白がって拭いていました。
すると、それに気付いてくれた父か母が「何々磨いてくれたのはお前か?」と聞いてくれる。やった!大成功!こういうのが私のお手伝いでした。もちろんそれは父母がうまく誘導してくれた結果だと思いますが、これで私はずいぶん自尊感情、自分で自分のことが好きになれる心を育んでもらえたと思います。
大人として子供にお手伝いをさせる時のポイントは、まず子供の得意分野や好きな分野をリサーチして、その面白さをさりげなく一緒に楽しんでおくことだと思います。私の場合は磨くと光るというのが大好きでしたが、そのスタートは、テーブルで遊んでいたリンゴ磨きだったと思います。リンゴは皮の表面にワックスが染み出ていますから、最初は白っぽくくすんでいますが、磨くと艶々になります。そんな幼児期の遊びが、数年後にうまくお手伝いにつながっていきました。
もちろんお手伝いの後はその結果を誉めてもらうのが嬉しいわけですが、私の場合、もっと嬉しかったのは、言われないのによく気付いたねという部分を誉めてもらうことでした。
言われてするお手伝いでも、その実行の中で工夫した部分を見つけて誉めてもらうと、本当に嬉しいものですね。そういうどこを誉めると子供の心の琴線に響くのかといった点も考えながらお手伝いをさせていくと、子供はお手伝いをすればするほど自分が好きになっていくと思います。
今まで私は、お手伝いの効果は生活力を付けることだと思っていましたが、それだけではなかったことを知りました。現代社会が抱えている様々な問題のいくつかは、子供の心の中に自己肯定感、自尊感情を育んでいくことで改善されていくと思います。
子供の手伝いとしてとても良いと感じているものは「家庭菜園」。
今とても恵まれている日本であり、スーパーに行けば食べたいものがすぐ購入できます。
本当に有難い状況であることは間違いないのではありますが、そこでふと疑問と不安も感じています。
それは、食材、普段口にしている食べ物がどこでどうやって出来ているかを知らないということです。
長い時間かけたり、手間暇かけたり、食物の生産者の苦労を知らずしてきているお子さんも多いのではないでしょうか。
肉は既に加工された状態で売られています。
それが生きていた動物であったことも知らずして食しているかもしれません。
野菜たちもそう。
土の中にしっかりと根を張り、サンサンと光る太陽のもとで、人間と同じように栄養を貰いながら、一生懸命地上に芽を出し、生きていた農作物であることを知っているお子さんはどれほどいるでしょうか?
決してそれを教える事で、食べ物に対して申し訳ないという気持ちを与えるために教えるのではありません。
家庭菜園で一緒に食べ物を育ててみることで、食べ物の有難みを伝えたいというものです。
スーパーに行けば簡単に食べ物が買えてしまうという概念を少し拭い、食べるためには、とても時間をかけた農家さんの力がそこには必ず存在し、もっと食べ物を大事にしていこうということをチョットでも感じてもらえたらと思うのです。
古い言い分になりますが、私が小さい頃はよく両親は口癖のように、お茶碗にご飯粒を少し残す私に「ご飯粒を残すとお百姓さんが泣いちゃうよ」と言われたものです。
子供だった私には完全にその意味を理解することは出来ていませんでしたが、今お腹いっぱいに食べ物を食べているのは、誰かが一生懸命力を注いでお米を作っているからであることは少しだけ感じることが出来ました。
おうちで作れる野菜はとっても限られていますが、どんな野菜でも良いので、一緒に水やりをさせたり、芽が出てくるところを観察させたり、毎日毎日、その成長状況を見せていくことは、とてもよい食育となるのではないかと思います。
そして出来上がった野菜を一緒に収穫し、その上、一緒にそのお野菜を調理し、料理する部分まで一緒にお手伝いさせると更に良いでしょう。
ただ料理するだけではなく、野菜の下処理、無駄の無い野菜の使いきり方法、葉・実・根・皮まで余すところなく使う料理をお手伝いさせてみると、それもまた良いです。
簡単に食材が手に入る世の中、有難いものは承知ではありますが、その分、食べ物を粗末にしてしまう事も多いのではないでしょうか。
これからを担う子供たちには、もっともっと食べ物を大事に、そして食べることを楽しんで行って欲しいなと思います。
よく晴れた休日の昼間は、部屋の中に籠もっていたらもったいないとばかりに、思わず外に出たくなります。それと同じで、美しい星空や月に恵まれた夜は、やっぱり部屋の中にいたらもったいない。外に出てたっぷり夜空を楽しみたい!と思っても不思議ではありませんね。そろそろ屋外でも寒くない時期がやってきますから、庭やベランダにテーブルを用意して、そこでゆったりと星や月を眺める夕食を企画してみたらどうでしょう。
料理は、おにぎりやサンドイッチなどを中心としたハイキングみたいなメニュー。あるいは"イエコト・ミシュラン" #057「手軽に美味しく楽しく!ワンプレートメニュー・コンテスト」に登場したようなワンプレートメニューなどが、運びやすく片付けやすくていいですね。
http://q.hatena.ne.jp/1271652851
わが家では、カレーの日がスターライトナイト・ムーンライトナイトとなることが多いです。これもワンディッシュで済みますし、カレーを夜空の下で食べると、ちょっとキャンプの夜みたいで心が躍ります。
星を見るのに照明は不要ですが、食事をするには灯りがないと困りますから、キャンプ用のランタンなどを用意しましょう。私は100円ショップで購入した豆電球ランタンを改造して、LEDを使った自作ランタンを作ってみました。似たような製作例のページがありましたのでご紹介しておきます。とても詳しい解説なので、ハンダゴテが使える人なら、どなたでも同じような物が自作可能だと思います。こうしたタイプのライトがあると、夜間の停電時にも便利ですね。
http://homepage2.nifty.com/treknz/led_lamp.html
もちろん電池には、繰り返し使える充電池(私はエネループ)を使っています。ご存じだと思いますが、普通の乾電池と充電池では1本当たりの電圧が違いますので、LEDの電流制限抵抗を何Ωにするかは、LEDの定格と主に使用する電池の種類に基づいて決めてください。計算方法は上記ページで説明されています。
それから、わが家のスターライトナイトに欠かせないのが金平糖です。金平糖を星空にかざし、いったん夜空の星にしてから、それをまだ少し肌寒い季節なら紅茶、暑い季節なら透明なサイダー、ちょっとアルコールが欲しければブランデー、色々な飲み物にポトンと落として飲むのです。カップやグラスに甘い流れ星。ゆっくり溶かしながら口に運びます。すてきなひとときが楽しめますよ。
なお、金平糖は核となる粒の周りに砂糖を煮詰めた物を振りかけつつ、熱した回転釜の中で長時間かけて転がして作られる物ですので、キャンディなどと違ってむき出しの状態でもベタベタになることが少なく、屋外でも扱いやすいお菓子なんです。そんな特徴が、災害対策用の乾パンと一緒に入っていたりする理由なのかもしれませんね。糖分は即効性のあるエネルギー源で、体力が落ちている人でも摂取しやすい貴重な食料となりますから、金平糖は非常時に備えてた備蓄としてもお勧めできるお菓子です。
もちろん、こうしてゆったりと夜空の下で過ごす時間が、そのまま節電タイムにもなります。部屋の灯りも冷暖房も、テレビすら不要な時間。削減できる電力を200W程度と控えめに見積もっても、東京電力管内の10軒に1軒がこのスターライトナイトを1時間ずつ楽しむだけで、およそ37万kW/hの電力が削減できそうなんです(H21年度電灯契約口数2642万戸の7割を一般家庭と仮定した場合)。これはイエの数をかなり大ざっぱに仮定した計算ですから、実際にはちょっと違ってくるかもしれませんが、とにかく、たった1時間だけであったとしても、今言われている東電の電力供給能力の約1%は、星空の下での夕食で削減できるだろうということ。しかも10軒に1軒のイエがやっただけで。これは軽くは見られない数字だと思います。夜間の計画停電中に星空の下で過ごすのもいいですね。
今はまだ寒い地域が多いですし、これからは「一雨ごとの暖かさ」で天候が優れない夜も多くなりますが、なかなか庭やベランダで夜を過ごすに適した日がやってこないかもしれませんが、だからこそ天候に恵まれた夜空は、カラッと晴れた洗濯日和の昼間に匹敵するくらい貴重です。青空を待ち望むのと同じ気持ちで、星のきれいな夜も心待ちにしてみましょう。積極的な節電が呼びかけられている今こそチャンスです。
星座を見つける時に、空の地図として使われるのが「星座早見盤」である。
これ使いこなすことは天体観察の基本の1つなのだが、早見盤をうまく使えない子や、つかえないという話を聞いて
使ったこと自体ない子も多いと聞く。
どうやらうまく使えない人は「星座早見盤」の使い方を充分理解せず使っているようだ。
ただ日付と時刻を合わせればいいと思っていて、そして、日付と時刻を合わせると、すぐ頭上にかかげてみて、
「わからない、みつからない!」と混乱してしまう。
観察場所での「東西南北」の方位を確認しないで、また、自分がどちらの方角を向いているか知らぬまま、星探しをしていては
見つかるものも見つからない。
早見盤の使用法としてはまず、「日付と時刻」を合わせたら、星座早見盤をしっかりと握りしめて持つこと(時刻と日付がずれないように)
次に、早見盤の「南」の文字が下になるように持ち、南の方向に向いてもらう。
そして、いきなり頭上を見るのではなく、最初は南の方の空の中ほどを見上げてもらおう。
するとその季節の南の星空は、南を下にして持っている早見盤の下の方の星空であり、早見盤の楕円形の窓の真ん中あたりは天頂、
つまり自分の頭上だということになる。
今の季節(3月)なら、南西の空に、3つの明るい星でできた大きな三角形が見つかると思う。
これが「冬の大三角」で、赤い星がオリオン座のベテルギウス、青白くて一番明るい星はおおいぬ座のシリウス、
もう1つの白い星がこいぬ座のプロキオンという名前の星だ。
簡易な星座早見を使って、「あの星が○○だ!」と自分で発見できると、子ども達の目は輝く。
それまで、星座早見盤の使い方がわからないと思っていた子供達ほど特に感激してくれる。
そこで自分で星を発見できたら、その感激が薄れないうちに、今の場所での東西南北の方角をもう一度確かめてもらおう。
周りの風景の中からわかりやすい目印を見つけてもらうのがよい。
そして自分が今どの方向を向いているか、定期的に確かめる癖を付けてもらうことが星空観察の基本となる。
それから東や、北や、西も同じようにして星座早見の周囲に書いてある文字を、それぞれ下にするように、早見盤全体を回して
(その際に時刻と日付がずれないように注意し)中ほどの高さの星空を見上げてもらおう。
その中で、明るい星を見つけたら、星座早見盤と合わせて名前を確かめてみよう。
ほら、明るい星の位置が同じもの星座早見盤にも!こうしてそこから順に色んな星座を見つけることができるはずだ。
玩具のようだが、星座早見盤はとても便利な道具なのである。
ただしある程度大きくないと、星座早見盤を使いこなすのはやはり難しいだろう。
そんな小さい子にはこの歌を教えてあげたいと思う。
あかいめだまのさそり ひろげた鷲(わし)のつばさ
あおいめだまの小いぬ ひかりのへびのとぐろ
オリオンは高くうたい つゆとしもとをおとす
アンドロメダのくもは さかなのくちのかたち
大ぐまのあしをきたに 五つのばしたところ
小熊(こぐま)のひたいのうえは そらのめぐりのめあて
みなさんもよくご存知の宮沢賢治の作品である、「銀河鉄道の夜」の中に出てくる「星めぐりの歌」だ。
アンタレスは目玉ではなくてさそりの心臓だし、北極星は小ぐまのしっぽの先だし、と実際とはちょっとちがうのだが、
作者はもちろん承知の上で書いている。幻想的な夜空の表現としてはとても素敵だし、耳馴染みもよい歌だ。
(昔は目立つ星をその星座の目だまと云っていた説もある)
こういう歌なら小さな子にも空の星々のイメージを膨らますのにちょうどいいと思う。
また、息子達にも夕暮れの散歩の時などに星の話をいくつしたことがあるが、
「宇宙という空間に太陽や地球や月は浮かんでいて、周りに同じように浮かんでいる星を星空として見ているんだよ」とか、
「地球は1日1回転して1年で太陽の周りを回っているから、季節ごとに見える星が違うんだ」な~んて難しくも基本的な話から、
「誰も見つけていない新しい星を発見すると自分の名前をつけることができるんだ、これは自分の名前でなくてもよくて、
日本人が発見した星の名前は公募で「たこやき」に決まったものがあるんだぞ~」なんて変わった話も、どちらも好評だった。
星の話など親から聞く話は、上手下手を問わずに子供に喜ばれる。親父が語り継ぐ星の話が有っても良いのではないか。
小さくても子供は星が好きなのだ。そして自分も小さい頃から星が好きだ。(地球含む)
今年は名古屋市科学館がリニューアルして、新プラネタリウムができる年でもある。
もうすこししたら家族みんなで星さがし・星めぐりをしたいと思う。
ふと気付くと、我が家には歴史のあるモノがたくさんあることに気がつきました。
それは骨董品のように古いから価値があるモノではないけれど、重箱や鍋、俎板、トースター、
洗面器やスノコなどどれも長い間現役で台所やお風呂などで働いてくれています。
その中の一つに、漆塗りの碗があります。
実家ではプラスチックの椀を大事に使っていましたが、いつしかツヤがなくなり、ゆがみも出てきて、
内側の色もはげていたため、結婚した時に祖母から漆塗りの椀をいただきました。
これは私にとってはかなり高価なものですが、10年経っても綺麗なまま現役で使用しています。
漆塗りの碗はちょっとした気づかいで、何十年ももつそうです。
長持ちさせるコツは洗ったらすぐに柔らかい布で拭くこと、衝撃に弱いのでぶつけたりしないように個別に洗うこと、
テーブルの上で引きずったりしないこと、表面は柔らかいので研磨剤を使わないこと、電子レンジ禁止などです。
面倒がらず、こういった手入れをしていると年を経るごとに手になじみ、上塗漆が透けて下塗の朱みが増したり、
漆越しに木目が浮かび上がってきたりして、買ったばかりの時よりもずっと色艶が増して美しくなるのです。
そしてこの碗を使用していて何よりいいと思ったことは、ぶつけたり、引きずらず丁寧に扱うということを心がけていると、
それが美しい所作になること。
着物を着ると、自然に立ち居振る舞いが上品になるのと同じような心理からだと思いますが、椀をひきずったり、
乱暴に置くことで碗やテーブルが傷がついてしまうのは勿体無いからです。
そして長く使うと愛着がわき、捨てたくないからもっと丁寧に使い、さらに長持ちするという好循環。
こうして大事にしていても愛用していると、いつしか塗りははげてしまうかもしれません。
碗の生地が上等の木材なら安易に捨ててしまうのはもったいないことです。(上等でなくてももったいないですが。)
メーカーによっては塗り箸や碗や盆などの塗りなおしに応じてくれて、費用も新品に比べ数分の一で済みます。
安いモノも高いモノも、使い込む過程で、いろんな想い出が込められていると思います。
傷をつけてしまったり、長く使って塗りがはげてしまった時には捨てる前に、塗りなおしを考えてみてはいかがでしょうか。
それから昔ながらの生活道具というのは、漆器に限らず、仕舞い込んで使わないでいると乾き色艶が悪くなるものです。
道具は使い込むことで味わいを増していくものですから、漆器も高いものだからと仕舞い込まず身近に置いて触れて愉しんでほしいです。
また、どうしても今は使えないという方も、年に1度は箱から出して、洗って水分補給をしてあげて、そして拭いて
手入れをしてあげてください。
漆器に使われている素材(木・漆)は全て自然からの賜物で、器になっても生きています。
私達は、これまで便利な生活を求めるうちに大量にモノを購入し、そして廃棄してきました。
そして今その大量生産と使い捨ての時代が生み出した、大量のゴミの処分や不法投棄による環境汚染が問題となっています。
家電製品は電気効率を考えて新しいものに買い換えた方が、電気使用量が減り長い目で見るとエコだと言われますが、
こういった椀や塗り箸などは、できるだけ長く使い続けたいと思っています。
捨てずになおす、またはリサイクルする。これらは、小さなことだけれど、誰もが出来ること。
イエで使う器ひとつ、箸ひとつからでも一人ひとりが環境保護を始めれば、それはやがて大きな力となるのではないでしょうか。
娘を含め、子どもたちには、モノと伝統を大切にする心を伝えていきたいです。
満天に広がる無数の星々。昔の人は星と星とを結んで、たくさんの星座を考えてきました。たとえば古代エジプトの遺跡からは、星の並びを人の姿などに見立てた図が見つかっています。その習慣が今で言うイラクあたりに住んでいた人々に伝わり、夜を徹して羊の番をしていた人たちによって、後の星占いにも使われていく黄道十二星座が作られた…というのが星座のはじまりらしいですが、さらに時代を遡ると、1万5千年も前のクロマニョン人が描いたラスコー壁画にも、すばるや夏の大三角を描いたと思われる部分があるそうです。壁画を描いた人たちがそれを何の形に見立てていたかはわかりませんが、少なくともその星の並び方が特別目立って見えていたことは間違いなさそうですね。
現代の私たちも、夜空を見上げて星をつなぎ、新しい星座を考えてみませんか。目立つ星の並び方は誰が見ても目立ちますから、オリジナルの星の組み合わせを考えたと思っても、調べてみると既存の星座の形その物だった、なんていうことは多々あります。でも、それを何に見立てるかがオリジナルなら、それはもう考えた人独自の星座と言っていいですね。
たとえば春なら、空の上の方に見える、しし座。私はこれ、キャンキャンとはしゃぎ回るプードルに見えました。だからこれはプードル座。冬の星座で有名なオリオン座も、私にはボタンが付いたシャツに見えました。セーターも着ないで寒そうだなぁ、ブルブル。そんなことを考えながら夜空を見上げていたりしました。
先日ふと気が付いたのは、カシオペヤ座の隣にあるケフェウス座。これ、2つほど星を外すと、イエの形じゃないですか。さらにその隣にあるりゅう座とこぐま座の星の一部を合わせると、ハテナマークも描けます。夜空に大きなイエはてなを発見です!!
こんなふうに、よく知られた星の並びを違った目で眺めるだけでも新しい想像がたくさん浮かんできますが、むしろ新しい星座作りを楽しむなら、星座のことなんて何も知らない方が、先入観なく自由に星をつなげていけるでしょうね。その意味では、新しい星座作りの達人は子供です。子供と一緒に星空を見上げて、色々な新しい星座を教えてもらってください。さらにその星座にまつわる新しいストーリーも色々考えていけたら楽しいと思います。
小学生のころ、夏休みの自由課題に、そんなオリジナル星座の話を絵本にして持ってきた女子がいました。主役の星座は、蟹座よりずっと小さな「さわがに座」。ストーリーは次のような感じでした。
夏休みに連れて行ってもらった親の田舎で出会ったサワガニさん。おそるおそる指先で触れてみると、つつつと動きます。女の子はサワガニさんと一緒に、美しい水と緑を楽しみました。女の子とバイバイしたサワガニは、あの女の子なら美しい水を守ってくれるかもしれないと思い、その願いを都会に帰った女の子に届けてほしいと天にお願いしました。すると天の神様が8つの星を「さわがに座」にしてくれました。都会に帰って女の子はそれを見上げてサワガニのことを思い出し、いつまでもきれいな水と緑が守られるように祈りました。
なんか、すごくいいと思いませんか?この手作りストーリー絵本はクラスで話題を呼んで、みんなが夜空を見上げて「さわがに座」を探しました。皆さんもぜひ、創造力を膨らませながら夜空を見上げてみてください。そのときに生まれた星座やストーリーが家族共通の思い出になっていったら、すばらしいと思います。
母親が病気がちでよくさせられましたね。今でも病気がちですが。
小学生低学年のころだったと思いますが、
イエの家事を手伝う、という宿題が出ていましたね。
洗濯ものをたたむこと、料理を配膳すること、食器を洗うことなどを手伝ったのを覚えています。
いつもお母さんはこんなことをしているのか、とちょっと大人になった気分になりましたね。
たしかに、ほめてもらえるとうれしかったです。
わたしは天体望遠鏡を持っていませんので、
天体観測をしようと思えば、肉眼ですることになります。
冬の空は、清冽ということばがぴったりで、とてもきれいです。
いつも下を向いて仕事をしているので、上を向いていると、心が晴れてくるような気がします。
子ども達って大人のやっている事には何でも興味を持ちますよね。
例えば、保育園に行く時に、時々出会うゴミ集取車のおじさん達の収集作業をじーっとみていたり、
工事現場の近くを通れば作業の様子を、スーパーへ行けばレジを打つ手元が気になりジーっと見ているようです。
イエの中でも私達がしている家事に興味津々。この興味を利用しない手はありません^^
興味を持ったことにはやってみる?と誘いながら、遊びのようにして手伝ってもらっています。
手伝いしながら学ぶ事もあるし、親子のコミュニケーションにもなります。
家事を手伝ううちに、色んなことを気づき、また家事の習慣も自然に身に付いていったら、こんなにいいことはありません。
最近は時々食器を運んだり並べてもらったり、食後には食器を下げてもらったり。
たまには食後の洗い物も…なんて言っても、まだ最初に洗うのは私で、息子は次にする「すすぎ」を担当。
息子に食器洗いをさせてみようと思ったきっかけは、TVから流れてきた、「すすいだ瞬間、きゅきゅっと落ちてる」
というCMソングをよく口ずさんでいたので、「すすぐのやってみる~?」と、誘ったら「うん!」と大きな声で返事が返ってきたことから。
5歳前だったので、まだ早いかなぁと思っていましたが、やらせてみると案外上手に出来るんですよね。
気が付かないうちに成長しているんだな~と感じました。
男の子は洗い物なんて単純作業が出来なくても、読み書きや計算などの勉強方ができた方が人によっては重要だと言うかもしれないけれど、
食器洗いだって、案外頭を使わないと上手には出来ないんです。
例えば、どうやったら多くの水を使わずに効率良く泡を流せるか?とか、洗い終わった食器を乱暴に置くと、食器は割れちゃうので、
丁寧に食器を扱う事や、物を大事に扱う心を教えたりと一つの作業でいろいろ学ぶ事があります。
そして誰でも最初は下手でもやっているうちにだんだん手際よく出来る様になります。
お手伝いする事で家族の役に立てた気持ち、そして褒められる時は本当に嬉しそうです。
「ありがとう、助かるわ~、あなたがいてよかった~」とにこにこ顔で感謝!
子どもがお手伝いしたとき(すごい!、お利口さんだね、偉いな~)という褒め方ではなく、
私の気持ち(ありがとう、嬉しい、助かるわ)って言うようにしてます。
親の手伝いをすることって、友達を助けること、手伝うことにとても近いと思います。
そして、その気持ちが成長していって、周囲の人への気遣いや、他人を思いやる気持ちの元になっていって欲しいですね。
娘も息子の真似をして、競うように食後の皿運びの手伝いをしてくれるようになりました。
これも子ども達には半分遊びのつもりのようですが^^
こんな時には、子どもがいてよかったなぁ~っと、なんだかとっても嬉しくなります。
これからも家事を手伝ってもらいながら一緒に楽しんでいきたいです。
大人になるにつれて、人と人とのしがらみのなかで、
ともすればずるがしこい知恵が働くようにもなります。
生きていくうえで、そういう知恵も必要かもしれませんが、
素直な心で、思いやりの心を忘れずに生活していれば、
気持ちよく過ごすことができると思います。
節電はうちのイエでは、もうずっと以前から行ってきているものですね。
それを実行していたほうが、家計の負担をすこしでも減らすことができますからね。
町の明かりでも、不要と思われる電灯があります。
そうしたものを、ひとつでも減らすことができればいいのですが…。
史上まれにみる甚大な被害をもたらした東北地方太平洋沖地震の被災地から、
とても遠くはなれているために、直接に復興を手伝うことはできないけれども、
暖房の設定温度をすこし下げたり、照明をすこし落としたりと、節電は毎日心がけて生活しています。
それがすこしでも、被災地の復興の手伝いになると思うから。
「MOTTAINAI」の国日本で、なぜか私達は電気を湯水のように使っていました。でもその贅沢は、原発という綱渡りのようなシステムによって支えられていたんですよね。
今回の事態を受けて、今まで政府与党として原発推進に力を入れてきた自民党の側から見直し論が表明され(17日・谷垣総裁の記者会見)、これを受けて現内閣の官房長官も18日の記者会見で、政策上の明言は避けながらも「発言は至極当然のこと」と応えて、事実上、原発に代わるエネルギーの模索にシフトしていく方向性が明確になっています。
でも、すぐにまた湯水のように電気が使える時代が戻って来るかというと、それはおそらく無理ですよね。燃料電池などの新たな技術が完全に実用化の域に入って来るまでは、今の大幅節電がずっと続いていくことになりそうです。
これからは、電気も分け合って使っていく時代。限りあるエネルギーを譲り合っていく時代。分け合い譲り合うという、本当に日本的な美徳の発揮が求められていく時代に入っていくと言えそうです。
ヤシマ作戦、成功させましょう。作戦の完了は、代替エネルギーの実用化によって日本の原発が全て止まる時。第二第三の原子力災害が絶対に起こらなくなる時です。
傘は子供が壊しやすい物の代表格ですが、愛用の傘が壊れてしまうと、子供はとても悲しくなります。「傘さん、痛かった?ごめんね、ごめんね」。そんな子供の優しい心に応えるためにも、傘のリペアに挑戦してみませんか。
ホームセンターなどに行くと、傘の補修パーツが色々と売られています。通販でも色々見つかりますね。
一例をあげると、こちらのパーツセットの場合、
というセット内容のようです(各部名称の詳しいことは「傘 構造」などのキーワードで検索して確認してくださいね)。
なお、こうしたパーツセットは価格帯が高めですが、必要なパーツだけを小袋で買うようにすれば、かなり安価に済ますことも可能です。壊れる前の備えとしてセット物をストックしておくか、壊れてから必要なパーツだけを買いに行くか。それはご自由に選択してください。
さて、それでは修理をしてみましょう。まず修理の前に、親骨から傘生地を外してしまってください。これが付いたままだと、作業がしづらいんです。骨と布が糸で取り付けられている場合は、面倒でも糸を切って外してください。といっても、最近の傘は露先を親骨の先端から抜くだけで済む簡単な構造の物が多いですね。安価な傘はだいたいこのタイプですから、むしろ使い捨てだと思っていた物の方が、直すには楽なこともあるんです。
では、まず骨折の治療から(笑)。単に曲がっただけなら、曲がりを直して、その部分を「三ツ爪」か「四ツ爪」で補強してやるだけで直ります。曲がりは、ゆっくりと戻していきましょう。戻す時に骨が潰れそうな場合は、太さの合う紙紐などを詰め込んでから戻すと上手くいきます。もちろん紐は後で取り除いてくださいね。
「へ」の字型に曲がるだけでなく、ねじれている場合もありますから、状態をよく見て、丁寧に戻してください。この時、ペンチやプライヤーが2本あると作業が楽です。きちんと真っ直ぐ戻っていることを確かめたら金具を当て、爪部分をペンチなどで骨を巻き込むように折り曲げていきます。仕上げに、骨との間に隙間が残ってガタが出ないように、金具の側面にもペンチを当てて、しっかりと締めておきます。
骨がポッキリと折れて離れてしまった場合も基本的な作業は同様です。まず、泣き別れになっている骨をそれぞれ真っ直ぐに修正した後、同様に金具で接いでいきます。
続いては、親骨と受け骨がつながる関節部分の修理です。もし親骨側の軸を通す穴が破損してしまった場合は、まず破損した金具を取り除き(親骨から直接ベロみたいな軸受けが出ている構造の場合は、その部分をニッパーなどで切り取ってしまいます)、そこに「角芯」の親骨用補修金具を取り付けます。取り付け要領は四ツ爪と同じですが、最初はきつく締めない仮止め状態とし、受け骨を仮接続してスムーズに開閉出来ることを確認してから、あらためてペンチでしっかりと締めて固定していくのがコツです。最後に受け骨との接続部分に、軸となるハトメを確実に打って修理完了ですね。
もし受け骨側の穴が破損してしまった場合は、破損した先端を切り落とし、そこに「角芯」の受け骨用補修金具を取り付けます。やはり最初はペンチを軽く使って仮止めし、スムーズな開閉が可能なことを確認してからしっかりと締めていきます。こちらもハトメで本接続して完了です。
なお、ある程度高級な傘の場合、角芯部分には布がかぶせてあると思います。これがは傘生地に錆が付くことを防いだり、磨耗を和らげたりする役目を担っていますので、修理が終わったら忘れずに取り付け直しておきましょう。
最後に、傘生地を元通りにして完了です。糸で縫いつけるタイプの傘には、ロウを染み込ませた糸を使ってください。
なお、傘生地が破れてしまった時は、透明な補修シートがありますから、それを使いましょう。傘生地の汚れをよく拭き取ってから貼っていきます。貼るのは片面だけでもいいですが、両面に貼っておくと、よりしっかり補修出来ます。また、シートの角を丸く落としてから貼ると、剥がれにくくなります。
これでお子さんが、お気に入りの傘が壊れちゃったとしょんぼりしていても、「大丈夫だよ」と笑顔にしてあげることが出来ますね。今、私達は、買った方が安いという時代から、物に込められたお金では買えない愛着を大切にしていく時代への転換点に立っていると思います。傘は買った方が安い場合が多い代表例かもしれませんが、だからこそ親子でリペアに挑戦してみませんか。きっと楽しい経験が出来ると思います。
私も宮沢賢治が大好きです。だから賢治のふるさと、岩手には何度も足を運びました。岩手の空は今も綺麗です。素晴らしい星空が楽しめます。もうすぐ、きっと行きますよ。そして復興のお手伝いをしながら、星空を眺めてきます。
さてさて、今は星座早見盤を使ったことがない子も少なくないんですね。これは子供の科学離れと共に、見上げたいような星空が失われてしまったこともあると思います。
私は初めて田舎の星空を見上げた時、そのあまりの星の数の多さに驚きました。あまりに見えすぎて、見慣れた星座が見つからないくらい。その時は、早見番を持っていかなかったことを、ほんとに後悔しましたよ。
そんな星空の下に寝そべって天頂を見上げると、自分は今宇宙の中に浮かんで入るんだ、と実感できます。その時頭の中に思い浮かんできたのが、賢治の星めぐりの歌でした。
星は地球の夜空のアクセサリーじゃない。輝く星々の一つ一つが大きな星系に属していて、その中には地球のような命の星を従えた恒星もきっと少なくない。星空を見上げることは、そんな宇宙の命を見つめること。そういう感動を、ぜひたくさんの子供達に味わって欲しいですね。