少なすぎても多すぎても貧血症状になるとあるサイトで書かれていたのですが
少なすぎて貧血になるのは理解できるのですがなぜヘモグロビンが多すぎても貧血になるのでしょうか?
どんどん酸素を運んでくれていいような気がするのですが、、、
まず、MCH は「赤血球1個に含まれるヘモグロビン量」です。
1個あたりのヘモグロビン量が正常より多くても、赤血球の数が正常より非常に少なければ、血液1デシリットルあたりのヘモグロビンの量は少なくなって、貧血になります。
医学用語では「大球性高色素性貧血」と言い、ビタミンB12や葉酸の欠乏によって生じる貧血がこれです。
ちなみに、鉄が欠乏する事によって起こる貧血は「小球性低色素性貧血」で、MCH の数値は正常よりも少なくなります。
ですので、MCH が少なくても多くても貧血であると言えます。
原因ではなく、結果なので、「MCH が少なすぎても多すぎても貧血症状になる」と言うよりは、「MCH が少ない貧血もあれば多い貧血もある」の方が正しい表現だと思いますが。
貧血であるかないかだけであれば、血液1デシリットルあたりのヘモグロビンの量(いわゆる「ヘモグロビン量」)だけを調べればよいわけですが、その貧血が何の原因で起こっているかによって治療法が違ってきます。
そのために、MCH や MCV を調べて原因の推測をするわけです。
参考文献:貧血と検査 東芝病院 の「貧血の分類」
貧血の定義から考えると、間違えた用法だと考えられます。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B2%A7%E8%A1%80
ただ、多血症の場合でも頭痛やめまいといった貧血でも起きる症状がでることがありますので、それを貧血症状と表現しているとすれば、理解することは出来ます。
http://health.yahoo.co.jp/katei/detail/index.html?sc=ST080050&dn...
多血症とは赤血球が多いという意味で、ヘモグロビンは赤血球の中にあるものなので多血症とヘモグロビン量の
増加とは関係ないのではないでしょうか?
>多血症とは赤血球が多いという意味で、ヘモグロビンは赤血球の中にあるものなので多血症とヘモグロビン量の増加とは関係ないのではないでしょうか?
仰るとおり、厳密に言えばヘモグロビンが多い=多血症とは限りません。脱水でも起きます。
ただ、ヘモグロビンが多い⇒多血症ということが多いといわれています。
http://health.97zufang.cn/zhengz/2010/0603/119234.html
http://www.af-daisuki.com/010.html
ヘモグロビンが多くなる原因は、体内の水分が減少し脱水症状を起こしたことで相対的に高くなっている場合や、赤血球の生産が著しく増加する多血症(赤血球増加症)などの疾患が考えられます。
因みに、脱水の場合も、頭痛やめまいが起きます。
私としては、先ほどの回答にも書きましたが、ヘモグロビン高値の場合に(ヘモグロビン低値の場合の症状である)貧血症状という言葉を使うのは間違いだと考えています。
まず、MCH は「赤血球1個に含まれるヘモグロビン量」です。
1個あたりのヘモグロビン量が正常より多くても、赤血球の数が正常より非常に少なければ、血液1デシリットルあたりのヘモグロビンの量は少なくなって、貧血になります。
医学用語では「大球性高色素性貧血」と言い、ビタミンB12や葉酸の欠乏によって生じる貧血がこれです。
ちなみに、鉄が欠乏する事によって起こる貧血は「小球性低色素性貧血」で、MCH の数値は正常よりも少なくなります。
ですので、MCH が少なくても多くても貧血であると言えます。
原因ではなく、結果なので、「MCH が少なすぎても多すぎても貧血症状になる」と言うよりは、「MCH が少ない貧血もあれば多い貧血もある」の方が正しい表現だと思いますが。
貧血であるかないかだけであれば、血液1デシリットルあたりのヘモグロビンの量(いわゆる「ヘモグロビン量」)だけを調べればよいわけですが、その貧血が何の原因で起こっているかによって治療法が違ってきます。
そのために、MCH や MCV を調べて原因の推測をするわけです。
参考文献:貧血と検査 東芝病院 の「貧血の分類」
とてもわかりやすい解説ありがとうございました。
おかげで疑問が解決しました。
とてもわかりやすい解説ありがとうございました。
おかげで疑問が解決しました。