(例えば、村上春樹『やがて哀しき外国語』所収の「やがて哀しき外国語」のような感じです。)
よろしくお願いいたします。
アタリ率は低いですが、この短篇集の「囚人と辞書」「“!”」は非常に面白いです。
村上春樹は読まないのでooharachoさんがどのような悲喜劇、どのような面白さ/感慨深さを求めてらっしゃるのかはわかりませんが、とりあえず切り込み隊長的に。
早速、ご回答いただき、ありがとうございます。
リン・ディンという作家は、全く存じませんでした。
私は、日本語を母語としないにもかかわらず、
日本語を表現手段として表現活動を行っている人たちや
(例えば、リービ英雄、楊逸、アーサー・ビナード、デビット・ゾペティなど)
母語ではない言語を用いて表現活動を行っている日本人(例えば、多和田葉子など)
にも興味を持っています。
そのため、リン・ディンを紹介していただいたことは、大変ありがたいです。
早速、読んでみたいと思います。
アーサー・ビナードさんにおもしろい文章があったのですが、すでにお読みのようですね(私も大好きです)。
村上春樹の作品は読んだことがないので、質問者さんの探しておられるもののイメージとは違うかもしれませんが、英国人ジャーナリストのコリン・ジョイスさんの下記の本での「日本語についての話」(第2章、第3章)が、実際に日本語学習者さんからよく聞いた「問題点」と共通しています。特に「カタカナ語」について。
「ニッポン社会」入門―英国人記者の抱腹レポート (生活人新書)
また、これは私のようなネイティヴ日本語話者にも大きな問題なのですが、「お役所ことば」については、カナダ出身のイアン・アーシーさんの著作が非常におもしろかったです。ウィキペディアの「整備文」という項目に要点が書かれています。
今、偶然知ったのですが、東京都杉並区がこんな本を出しているんですね。(^^;)
有用な情報をいただき、ありがとうございます。
アマゾンでご紹介いただいた本の紹介を読んでみたところ、
いずれも興味を引く内容でした。
ぜひ読んでみたいと思います。
また、イアン・アーシーさんという
日本語を母語としないにもかかわらず、
日本語を表現手段として表現活動を行っている人を知ることができたことも、
私にとっては、大きな収穫です。
『ちくま日本文学全集・坂口安吾』に収録されている『勉強記』という短編を、
この質問を機に久々に読み返してみたんですが、自伝小説のような内容で
結構おもしろかったです。
内容は主人公である按吉が大学でマイナー言語である梵語を学ぼうとするのですが、
『辞書がひけない』ほど名詞や形容詞の活用が難解で、四苦八苦します。そして
教授からさらに難しいチベット語の勉強を進められ・・・
といったもので、100年程前の学生の様がコミカルに描かれています。
ご回答いただき、ありがとうございます。
まさか坂口安吾が来るとは、(いい意味で)全く予想外でした。
「現在ほど教材や機器が充実していない時代に
人はどのようにして外国語を習得していたのか」
というのも、私が興味を持っているテーマです。
(例えば、次の本など。まあ時代が全然違いますが)
早速、読んでみたいと思います。
お亡くなりになられたロシア語通訳者の米原万里さんの通訳の経験が書いてある本です。
5~6年前に図書館で読んだのですが米原さんの通訳の苦労話を一緒にドキドキしながら読んだことを覚えています。
ご回答いただき、ありがとうございます。
米原万里さんは、雑誌で連載されていたエッセイをいくつか読んだ程度で、
これまで真剣に読んだことはありませんでした。
しかし、考えてみれば、通訳者という職業は、最も外国語と関係の深い職業です。
仕事をする中で外国語にまつわる悲喜こもごもの経験をされているのだろうと思います。
これを機に、ぜひ読んでみたいと思います。
これだと質問とは逆になってしまうのですが、ネイティブではない人に日本語をおしえる日本語学校での喜劇です。
ジャンルとしてはイラストエッセイというのでしょうか。
今は二巻まで出ているようですが、新聞やラジオで取り上げられました。
信号は青なのに「緑」と表現するのはどうして?から
「ら」抜き言葉も日本語活用からすると納得できる法則であるなど。
やはり語学学習に必要なのは学習を持続するための強い動機ということで漫画やアニメを原語でという「オタク」も
相当数いらっしゃるようです。
ご回答いただき、ありがとうございます。
実は、私は留学生に日本語を教えることを生業としています。
ですから、『日本人の知らない日本語』が出版されたときは、
「まじかいな。先越されてもうた!」という感じでした(笑)。
内容に関しても、(もちろん多少誇張はされているものの)
「ああ、そういうこと(に近いこと)ってあるなあ」
という感想を持ちました。
私が「外国語を用いることや外国語を学習することにまつわる悲喜劇」に関心を持つのは、
自分の職業が大きく影響しています。
今回のご回答は、私の質問の潜在的な意図を見透かされてしまったようで、
「まいったなあ」という感じです(笑)。
しかし、同時にうれしく思います。
早速、ご回答いただき、ありがとうございます。
リン・ディンという作家は、全く存じませんでした。
私は、日本語を母語としないにもかかわらず、
日本語を表現手段として表現活動を行っている人たちや
(例えば、リービ英雄、楊逸、アーサー・ビナード、デビット・ゾペティなど)
母語ではない言語を用いて表現活動を行っている日本人(例えば、多和田葉子など)
にも興味を持っています。
そのため、リン・ディンを紹介していただいたことは、大変ありがたいです。
早速、読んでみたいと思います。