椋が登場する故事、古典文学や小説、歴史的な逸話、映画、絵画などを探しています、ご存知であれば教えてください。
よろしくおねがいします。
※はっきり椋の木であると判明できないものは結構です。
大聖勝軍寺(大阪府八尾市太子堂3-3-16)に伝わる話から。
物部討伐軍に参戦した聖徳太子が物部軍に追われたとき、椋の木が二つに割れて皇子の身をかくまったというのである。その椋の木が境内に祀られている。推古天皇は椋樹と大聖聖徳法王の勝ち軍を讃え、神妙椋樹山大聖勝軍寺という山号と寺名を賜ったという。
http://www.bell.jp/pancho/travel/taisi-siseki/temple/shogun_ji.htm
柳田国男の『日本伝説名彙』より三件ほど。
【旗掛椋】岡山県久米郡
同県稲岡南村の誕生寺境内にあり、誕生椋とも呼ぶ。当山の元祖法然上人が誕生のとき、どこからともなく白旗二競飛んできて、この木の梢に掛かり、旗についた鈴の音が天空へ響いた。七日の問旗はそこにあって日光に輝き、七日経て天安に昇り去ったという。
【馬繋椋】静岡県駿東郡浮島村石川
この地の伊藤源左衛門の屋敷内にある。周囲六尺三寸、高さ四間五尺の椋である。建久年中、頼朝が富士の巻狩のとき、この木に馬を繋いだからこの名があるという。たまたま源左衛門の祖先某がその樹の下で馬沓を造っていて、頼朝公の馬に穿かせ感賞を得て塩置場新田宅地一ケ所を賜わった。それで、これを沓屋敷といっている。
こちらのサイトと同じ物ですね。
http://www.numazu-szo.ed.jp/ukisima-j/ed21/h12ed21/history/rekis...
【逆椋】大分県大分郡戸次町
修行の山伏この地に来て、空の星を祈り落したが力足らず、再び天に返すことが出来なかった。その星を地に埋めて、その上に一枝の椋を逆に揮し、星に精あらばこの木を根づかせよといって去った。後、その椋は根づいて大木となったが、技は悉く逆だという。
ありがとうございます。
http://longlivenama.blog8.fc2.com/blog-entry-519.html
竜巻をも呑み込んだと言われる椋どんさん♪ 「天神森の椋」
http://www.kobe-np.co.jp/news/seiban/0003018759.shtml
「ムクじいとずっくん」
たつの市新宮町、新宮八幡神社境内にある樹齢約400年のムクノキとケヤキなどを主人公にした絵本「ムクじいとずっくん」が出版された。枯れそうになったムクノキを助けるため、フクロウの一種「アオバズク」が奔走する物語。2本の木を守る地元の人たちの取り組みを基に、心温まる絵本に仕上がっている。
ありがとうございます
http://blog.takuzousuinari.com/?day=20080407
江戸名所図会「無量山傳通院境内大絵図」の一部。
本来は絵図の左側には傳通院本堂等が描かれているが横長なので右部分1/3程にトリミングをした。
右下角が写真を戴いた善光寺坂下のマンションの場所。絵図では傳通院裏門と記されている。現在の傳通院の門は江戸時代は「中門」で「総門」は現在の春日通り傳通院前交差点がその場所。
中央少し左側が澤蔵司稲荷境内。石垣も確認できる。その左には現存する道路の真ん中に聳える「椋の木」。
http://www.aozora.gr.jp/cards/000906/files/42635_23014.html
狸のお祭り
豊島与志雄
植物園の園丁は、椋の木の巣穴に落ちた。前世は犬だった歯科医の家内、ナマズ神主、烏帽子を被った鯉、幼きころ漢籍を習った儒者、アイルランドの治水神…。動植物や地理を豊かにえがき、埋もれた記憶を掘り起こす会心の異界譚。
ありがとうございます。