THEME:「行楽に旅行にお食事!家族でお出掛けの思い出」
“ディア・ライフ”=『親愛なる日々』。イエは暮らしと人生の舞台。「LIFE」という言葉に、生活と人生の2つの意味をこめて、イエと家族のストーリーを語り合いませんか? 心のページに刻まれた思い出も、現在のイエでの愛しいワンシーンも。毎回のテーマに沿って素敵なエピソードを、豊かな暮らしを創っていく〈イエはてな〉のマインドで投稿ください!
*回答条件* 下記のページをご覧になってご投稿くださいね!
「Welcome to イエはてな」
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テーマ詳細とアイデア例
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※ピックアップ受賞メッセージは、〈みんなの住まい〉サイトにて記事紹介させていただきます。またメッセージは表記統一や文章量の調整をさせていただくことがございます。
※〈イエはてな〉では、はてなスターを「おすすめメッセージ」として活用しています。投稿期間中ははてなスターのご利用を控えていただけますようお願いいたします。
※質問は5月23日(月)正午で終了させていただきます。
なかなか休みの取れない父だったが夏休みは必ずといっていいほど海や川へ連れ出してくれた。
家では味わえない親子での共同作業は何ものにも変えられない良い思い出となっている。
10歳の夏には、海のすぐ近くの民宿に泊まることに。
民宿は砂浜の外れにあり、すぐ裏には水路が流れており、そこでは小鮒やカエル、ザリガニなどが沢山捕れるということで、
地元の子供たちと混ざって一緒に色々捕まえた。
捕まえたものは部屋に置いたバケツに蓋をして置いておいていたが、夜中に蓋がはずれてカエルが鳴きながら部屋中をとびまわり、
ちょっとしたパニック状態に!
その後はみんなで大捕り物になったが、普段なら大目玉を食らうところだろうがこの時には特に叱られた覚えがないw
海では、母が見守る中、自分と弟はは泳ぐのはそっちのけ干潟で泥遊びをしたり貝をひろったりして過ごした。
自分たちが遊んでいる間に、シートを敷いたり、ビーチパラソルを立てたり、食事の準備やそのほか家族の世話をやくのは父の役割だった。
いまでも目に浮かぶ、もくもくと作業をする父の大きな背中。
昼食は浜辺で父が飯ごうで飯を炊き、母がおにぎりをつくってくれて自分たちは茄子や玉葱、鶏肉を串に刺したのを
回しながら焦がさずに焼くのを手伝った。
といっても肉が中までしっかり焼ける頃には野菜はあちこち焦げてしまったし、おにぎりも味つけはシンプルに塩だけだったのに
なぜかどれもとても旨かったのを覚えている。
沢山拾った貝も食べたい!と言ったら、砂を出したりしないといけないからすぐには無理だと断られ、しょんぼりしていたら
民宿の人に頼んでくれて翌日の食事に出してもらえた。
自分で採った貝のみそ汁と酒蒸しの味は格別だと大満足だったが、はたして全部が自分たちがとったものか今考えると
ちょっとばかり怪しい気もするw
おやつには井戸水でよ~く冷やしたトマト。これがとても甘くて格別の味だった。
そこで三日ほど過ごす中で、すっかり地元の子たちと仲良くなり、別れたくなくて帰るのがちょっといやだったこと。
海からの帰り道、近くで上がる打ち上げ花火に気がつき、車から降りて家族でしばし眺めたこともいい思い出である。