必要ならば、水のモル凝固点降下1.86(k、㎏/mol)を用いよ。
両溶液の混合によって生じる溶媒の反応、および、
その量的な関係は次のとおり。
BaCl2 + Na2So4 → BaSo4 + 2Nacl
混合前 0.01㏖ 0.01㏖ 0㏖ 0㏖
反応量 -0.01㏖ -0.01㏖ +0.01㏖ +0.01㏖
混合後 0㏖ 0㏖ 0.01㏖ 0.02㏖
すなわち、Bacl2とNa2So4が過不足なく反応し、
その結果として、0.01㏖の硫酸バリウムBaSo4
と0.02㏖の塩化ナトリウムNaclが生成する。
ただし、BaSo4は、難溶性の塩であり、沈殿となる。
よって得られた混合溶液は、400gの水に0.02㏖の
Naclを含む水溶液ということになる。
ここで凝固点降下について
①⊿t=KC(⊿t凝固点の降下度、k定数、C質量モル濃度)
②C=溶媒の質量(kg)/溶質の物質量(㏖)=1000/W / M/w=M/w×W/1000
(Mモル質量、w非電解質、W溶媒)
①、②より
③⊿t=k×M/w×W/1000
NaclはAB⇔A+ + B-型の電解質の溶質であるから
電離度をαとして、③より
⊿t=k×M/w×W/1000×(1+α)
⊿t=0.46、k=0.86、M/w=0.02を、また生成した氷の質量分水の
質量は減少するので、求める氷の質量をxgとしてW=400-xを、
さらに、Naclは完全に電離すると考えてα=1を代入する。
求める答えは以下の通り。
0.46=1.86×0.02×400-X/1000×(1+1)
よって X=238g
ありがとうございました。
大変助かりました。