樟脳(しょうのう)の昔の使い方についての質問です。

『日本の植物と自然』に「今は使わないけれど」と前置きをして、
「樟脳を注射すると脈拍を弱くし、血圧を下げるが、化学変化を起こして尿に排出される。これ利用して犬に食べさせ、尿中に移動させて回収する」
と書いてありました。文章は正確ではないかもしれませんが、「何を」尿中に移動させるのかは本当に書いてありませんでした。
一体イヌの何を尿中に移動させて回収するんでしょう??


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というわけでよろしくお願いします。

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  • 終了:2011/06/20 19:16:19
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ベストアンサー

id:windofjuly No.1

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今で言うところのカンフル剤

詳しくは下記にある論文(PDF)参照してください

  

樟脳を与えた犬の尿から強心剤 : ビタカンファー発見の経緯

http://ci.nii.ac.jp/naid/110003645467

 

返信への追記

PDFのテキスト選択ツールが使えないので、一部抜粋の形で手入力しました(PDFはA4で4ページ、そのなかで関連する部分はA4で3ページ分です。誤字脱字があるかもしれませんので、できれば原文のほうを確認してください)

樟脳を犬に経口投与してその尿中から樟脳より酸素原子1つ多いC10H16O2なる物質を分離し、これをカンフェロール(Kampherol)と命名した。これはアルコール体でこれがグルクロン酸と抱合して尿中に出てくる。これを酸加水分解して得たものである

中略

臨床諸家の要望もあってこれをビタカンファーと名づけて市販することとなった

犬の生体を使ってその本態と思われる物質を探し当てたと云っても、これは到底一般の臨床用として実用には供し得ないであろうと観念していたのであったが、犬の生体を工場として使うことは必ずしも不利ではないと云うことになり、これを生産に移すことにした。武田製薬はこの製造を引き受けることになり、犬舎を建て一時は3,500頭もの犬を飼育し樟脳尿を集めて生産に努力してくれた

 

飲用はキツイ洒落だと思ってました(笑)

id:chinjuh

カンフル剤に使うんなら、カンフル剤だって言うと思うんです。っていうか別の部分にカンフル剤としての使い方は書いてあったかもしれません(うろ覚え)。

あくまで犬に飲ませて、尿中に何かを移動させるらしいんです。何を移動させたのか、その論文に書いてあるなら、書いてある部分を引用していただけると嬉しいです。

# 誤字を直しました。飲用→引用



ーーーー

追加分は非常にいいです。

なるほど、カンフル剤を取り出すのに犬を使ったと言ってるんですね。

すっごく納得しました。

いや、もう、何かが足りない文章ばかりの本で、首をひねりまくって呼んだのです。

ありがとうございました。

2011/06/20 19:15:59
  • id:taknt
    http://www.amazon.co.jp/%E7%AC%AC%E4%B8%80%E4%B8%89%E5%85%B1%E3%83%98%E3%83%AB%E3%82%B9%E3%82%B1%E3%82%A2-%E8%97%A4%E6%B2%A2%E6%A8%9F%E8%84%B3-7%EF%BD%87X36%E5%80%8B/dp/B000FQU8JW/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1308560751&sr=8-1

    虫出しのクスリなのか。

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