福島第一原発の事故がメルトスルー以後も、どんどん状況が悪化しているように思えます。また、東電が作成した工程表にも相当無理があると専門家からも言われています。
そこで、あなたはこの状況に於いて「今求められる最善の対応策」は何だと思いますか?
(可能、不可能を問わず)
とりあえず、現状で出来る最善を尽くすことを目指し、冷温停止までを焦らない方がケガが少ないと思えます。
それと、並行して進めた方が良いのがロボットの開発です。
格納容器に穴がある以上、それを塞がなければ根本的な解決にはなりません。
しかし、内部は人間が作業できる環境ではない。
従って、作業用のロボットの開発が最善だと考えます。
観測用だけでなく、格納容器内部、できれば沸騰水中でも作業できるロボットを開発すれば今後の保証にもなり、事故で得る事の出来る最大の財産を残す結果にもなると思います。
出来ればメルトスルーしてしまった燃料を小さく切り分け、別の容器に入れて運び出せれば最良です。
宇宙船のドッキングのような感じで一回り大きな区画を蓋の部分に接合し、内部に進入する事になるかな?
汚染水については浄化装置を追加するしかありません。
たぶん慌てて手配しているとは思いますが、現状の一機だけではフェイルセーフの面からも役不足です。
・・・と言うよりも、普通は複数の機体が用意されるべきでしょう。
なんで一機だけなのか、コンペにして掻き集めても足りないような気がする。
この辺りも役人上がりが多い東電の体質かも?
保管用のタンクの追加もやってるとは思いますが、間に合うかどうか?
あと、姑息な手段ですが、繊維質の水の凝固剤を要所要所に大量投入して雨水の流入を減らすとか、地表面に塗料をスプレーして雨水の染み込みを減らす・・・アイデアだけだけど無理かも。
みず道の設定が上手くいかなければ雨水が集中したところが破断するから。
4号機の倒壊防止には基礎部分へのコンクリートミルクの注入をやるべきかもしれませんが、その手の事は何もやってないのかな?
普通は倒れそうならそうします。
複雑な構造だから、どこにどの程度注入するかを決めるにはスパコンによるシミュレーションが必要かもしれません。
工業用ロボットは既に実社会でも活躍してますからね。既に研究開発は着手してると思いますが、実際何が練られているのかは全くわかりません。もうひとつは時間との戦いになるでしょうね。
既に11万トンもの汚染水があり、台風が来ると大変な事になります。
4号機の倒壊も懸念されます。