具体的な量や半減期、放射線源である放射性物質の種類や環境状況等によりますので一概には言えませんが、一般論としては前者のAの方が有害と言えるでしょう。
放射線はもちろん人体に有害ですが、量が少ないうちは人体にはある程度の耐性があります。しかし、限度を超えると急激に危険が高くなっていきます。短い時間に集中して強い放射線に晒されると即座に命にも関わります。
言ってみればこれは、「100日間、1日に1発殴られる」事と「1日だけ、100発殴られる」事の違いです。前者ではさほどの害はありませんが、後者は普通に命に関わります。
また、ご質問の「総量が同じだった場合」を、「大元の原子炉内の放射性物質の総量」とした場合、よりBの方が安全であると言えます。何故なら、漏出するまでに時間がかかれば、その間に半減期により放射性物質の量は減っていくので、トータルでの漏出量は少なくなるからです。
一方、社会的な影響の視点なら、Aの方が安全と見ることも出来ます。漏出がさっさと終われば、周囲の除染を行うことで早く状況を回復できるからです。除染が終わるまでは避難していればいいわけですから。
体内被曝で、一度取り入れたら体外に排出されることの無いものと仮定して、全く同じ性質の物質で有害な量の放射線量を持っている場合、半減期の長さだけで比較するなら、確実にAの方が有害です。
半減期が数秒なら、1分もあればほとんど全ての放射線を浴びてしまいます。
しかし、半減期が数万年なら人の一生で被爆する量は、上記のホンの少しだけになります。
半減期が短いものが、短い間にバッと放出した放射線での影響「A」
こっちのほうが有害です。
短い時間に体内にバッと入ったほうが危険だからです。http://q.hatena.ne.jp/answer
コメント(1件)
ベクレル=「放射性物質の数」×log 2(=ln 2)÷半減期、なので
この「総量」=放射性物質の数が一緒なら、ベクレルの値は反比例しますので当然小さくなります。
しかし体への影響は、放射性物質が出す「放射線」によるので、一概にこれだけでは言えません。