体育館での競技でフラッシュを使えない状況で、鮮明に選手の競技を
撮影するにはどのような設定にすればよいのでしょうか?
当方、使用しているカメラはオリンパスSP-570UZで普段はオートで
撮影しています。
よろしくお願いします。
「鮮明に撮影する」を「動いている選手がブレたりボケたりしないように撮影する」ことだと解釈し、
「体育館の観客席で三脚が使えない」という前提で考えてみます。
「ボケ」の原因はピントが合っていないこと。
SP570UZはマニュアルフォーカス(MF)機能もあるようですが
このカメラのMFでスポーツ撮影は無理でしょう。
カメラまかせのオートフォーカス(AF)で撮るしかないので
動いている選手にピントが合うかどうかはバクチです。
(特にコンパクトカメラは合焦速度が遅いし
シャッターボタンを押してから実際にシャッターが切れるまでの
タイムラグも大きかったりするので、なおさらギャンブル性が高い)
前後にほぼ一定の速度で動くようなスポーツなら
「動体予測AF」が有効でしょう。(取説51ページ参照))
そうでなければ「フルタイムAF」で、いずれにしても
たくさん撮って「アタリ」の枚数を増やしましょう。
「ブレ」の原因は「手ブレ」または「被写体ブレ」です。
静止している物を撮るのではないので、シャッター速度が遅いとどうやったってブレます。
シャッター速度を速くする条件はふたつ。
・ISO感度を上げる(ISOの値を大きくする)
ただし、感度を上げるとノイズが増える(画面の暗い部分がザラついた感じになる)
・絞りを開ける(Fの値を小さくする)
ただし、絞りを開けるとピントの合っていないところ(背景、前景)がボケる、
Fの値が小さいほどそのボケの程度が大きくなる
とりあえず競技が始まる前に、以下の設定で競技フィールドを撮影します。
・モードダイヤル=A
・ISO=6400
・絞り=4.5(望遠側の最小値に設定)(取説23ページ参照)
画像を再生してシャッター速度を確認します。(取説21ページ参照)
次に
・モードダイヤル=M
・ISO=6400
・絞り=4.5
・シャッター速度=いま確認したシャッター速度
に設定します。(取説24ページ参照)
このとき、先に撮った写真を
・明るくしたい → シャッター速度を遅く(“1/分母”の分母の値を小さく)
・暗くしたい → シャッター速度を速く(“1/分母”の分母の値を大きく)
します。
どの程度明るく(暗く)すればよいかは一発では分からないので
シャッター速度を遅く(速く)しながら何枚か撮ってみて
ちょうどよいと思える値を決めましょう。
決めた値を「Mモード」でのシャッター速度に設定します。
競技フィールドの明るさが途中で変わったりしなければ
このままの設定で撮り続けられます。
明るさが頻繁に変わるとか、場所によって明るさの差が大きいというときは、
設定を状況に合わせて即座に変えられる自信がなければ、あきらめましょう。
ISO6400だとノイズが目立つときはISO感度を下げてみましょう。
このとき、ISOの値を半分にしたら、
シャッター速度も半分に(“1/分母”の分母の値を半分に)します。
例えば、
・ISO=6400 ・シャッター速度=1/1000
↓
・ISO=3200 ・シャッター速度=1/500
↓
・ISO=1600 ・シャッター速度=1/250
というふうに。
ただし、シャッター速度が遅くなるぶん、ブレる可能性は大きくなります。
ノイズを我慢するか、ハズレの枚数が増えるのを我慢するかは
ご自分で決めてください。
実際に撮影する前に、上記手順を何も見なくてもできるよう
自宅で練習しておくことをお勧めします。
「手ブレ補正」は三脚などを使わないのであれば「ON」ですが、
競技中のスポーツ選手をブレずに撮れるシャッター速度であれば、
実際上は手ブレはあんまり関係ないような気がします。
それよりも、ピントが合ってからシャッターが実際に切れるまでのタイムラグで
被写体ブレやピンボケが大量に出来上がるだろうことが予想されます。
SP570UZの取説は、ここを見ました↓
http://www.olympus.co.jp/jp/support/cs/man/man_compact.html#sp
露出を大きく、(ISO感度を上げる)
シャッタースピードは遅めに
(でも、早い動きは追えなくなる)
手ぶれ補正は切る
(もちろん手ぶれしやすくなる、一脚があると機動性と保持の両立がしやすい)
ズームはなるべく使わない
(ズーム側の方がレンズは暗くなります)
暗い所で早い被写体を写すのは難しいです。
http://www.olympus.co.jp/jp/news/2008a/nr080213sp570uzj.cfm
でも、そこそこ暗いところでも撮れそうなので、適当なところでどうぞ。
水族館(暗目の場所で動く被写体)での写し方がありましたのでご参考になるかなと思ってお伝えさせていただきます。
http://allabout.co.jp/gm/gc/211464/
壁や取っ手など台の上にカメラを固定して撮影するという方法も手ぶれを防ぐのに効果があります。どこにも台などがない場合は、一緒にいる人の肩の上にカメラを置いて撮るだけでも手ぶれは軽減されます。
http://allabout.co.jp/gm/gc/211464/2/
魚の動きに合わせてカメラを振って撮ると動感撮影ができる
その方法とは、魚の動きに合わせてカメラを動かしながらシャッターを切るというやり方です。
これは動感撮影とも呼ばれるテクニックです。動く被写体に合わせて左右どちらかにカメラを振るとピントが動いている魚に合わせて撮ることができます。
「鮮明に撮影する」を「動いている選手がブレたりボケたりしないように撮影する」ことだと解釈し、
「体育館の観客席で三脚が使えない」という前提で考えてみます。
「ボケ」の原因はピントが合っていないこと。
SP570UZはマニュアルフォーカス(MF)機能もあるようですが
このカメラのMFでスポーツ撮影は無理でしょう。
カメラまかせのオートフォーカス(AF)で撮るしかないので
動いている選手にピントが合うかどうかはバクチです。
(特にコンパクトカメラは合焦速度が遅いし
シャッターボタンを押してから実際にシャッターが切れるまでの
タイムラグも大きかったりするので、なおさらギャンブル性が高い)
前後にほぼ一定の速度で動くようなスポーツなら
「動体予測AF」が有効でしょう。(取説51ページ参照))
そうでなければ「フルタイムAF」で、いずれにしても
たくさん撮って「アタリ」の枚数を増やしましょう。
「ブレ」の原因は「手ブレ」または「被写体ブレ」です。
静止している物を撮るのではないので、シャッター速度が遅いとどうやったってブレます。
シャッター速度を速くする条件はふたつ。
・ISO感度を上げる(ISOの値を大きくする)
ただし、感度を上げるとノイズが増える(画面の暗い部分がザラついた感じになる)
・絞りを開ける(Fの値を小さくする)
ただし、絞りを開けるとピントの合っていないところ(背景、前景)がボケる、
Fの値が小さいほどそのボケの程度が大きくなる
とりあえず競技が始まる前に、以下の設定で競技フィールドを撮影します。
・モードダイヤル=A
・ISO=6400
・絞り=4.5(望遠側の最小値に設定)(取説23ページ参照)
画像を再生してシャッター速度を確認します。(取説21ページ参照)
次に
・モードダイヤル=M
・ISO=6400
・絞り=4.5
・シャッター速度=いま確認したシャッター速度
に設定します。(取説24ページ参照)
このとき、先に撮った写真を
・明るくしたい → シャッター速度を遅く(“1/分母”の分母の値を小さく)
・暗くしたい → シャッター速度を速く(“1/分母”の分母の値を大きく)
します。
どの程度明るく(暗く)すればよいかは一発では分からないので
シャッター速度を遅く(速く)しながら何枚か撮ってみて
ちょうどよいと思える値を決めましょう。
決めた値を「Mモード」でのシャッター速度に設定します。
競技フィールドの明るさが途中で変わったりしなければ
このままの設定で撮り続けられます。
明るさが頻繁に変わるとか、場所によって明るさの差が大きいというときは、
設定を状況に合わせて即座に変えられる自信がなければ、あきらめましょう。
ISO6400だとノイズが目立つときはISO感度を下げてみましょう。
このとき、ISOの値を半分にしたら、
シャッター速度も半分に(“1/分母”の分母の値を半分に)します。
例えば、
・ISO=6400 ・シャッター速度=1/1000
↓
・ISO=3200 ・シャッター速度=1/500
↓
・ISO=1600 ・シャッター速度=1/250
というふうに。
ただし、シャッター速度が遅くなるぶん、ブレる可能性は大きくなります。
ノイズを我慢するか、ハズレの枚数が増えるのを我慢するかは
ご自分で決めてください。
実際に撮影する前に、上記手順を何も見なくてもできるよう
自宅で練習しておくことをお勧めします。
「手ブレ補正」は三脚などを使わないのであれば「ON」ですが、
競技中のスポーツ選手をブレずに撮れるシャッター速度であれば、
実際上は手ブレはあんまり関係ないような気がします。
それよりも、ピントが合ってからシャッターが実際に切れるまでのタイムラグで
被写体ブレやピンボケが大量に出来上がるだろうことが予想されます。
SP570UZの取説は、ここを見ました↓
http://www.olympus.co.jp/jp/support/cs/man/man_compact.html#sp
丁寧な解説いただき、本当にありがとうございます。
ぜひ実践してみようと思います。
丁寧な解説いただき、本当にありがとうございます。
ぜひ実践してみようと思います。