ゲリラ豪雨は正式名称ではありませんが、極めて局地的かつ突発的に起こる雨量の多い降雨のことですよね。最近話題なのは、都会の近くで突然降り出すもの。
大気が不安定(蒸気圧が高くて、温度分布が安定していない空気塊が有る状態)で、急激な上昇気流が生まれるところで発生するという説があります。
急激な上昇気流は、都会のヒートアイランド現象が原因と考えられるので、熱源が有るところに降雨が生じるということになります。
したがって、都心に熱源の集中する高層ビルを建てると、熱とビル風で上昇気流が発生して、そこに雨が降ると考えられます。都心は、風を通して温度を下げる工夫が必要です。
コメントにあるように、都心をはずしたところで降雨させ、都心部には降らせないという方法は、すでに行われています。北京オリンピックで、北京の西側で塩類をばらまいて雨を降らせた実績があります。条件としては、夏の昼間であれば、東京は東京湾から吹き込む南風が大きな原因の一つですから、これをパワーダウンすればいいことになります。
含んでいる水蒸気を減らすか、温度を下げることになります。実績のある方法は、ドライアイスの粉末をばらまく方法です。温度を下げて、水滴を作りやすくします。
お台場の海側に衝立を立てて、風を上に上げる方法もありますが、局所的すぎるのと、風が抜けなくなるので都心の温度が上昇し、結果ゲリラ豪雨を生み出しかねません。高層ビルによるビル風と熱源によって意図的にゲリラ豪雨を発生させるのは、条件が狭いのでおすすめではありません。天王洲アイル程度の密集度では、降雨にいたらない様です。
たぶん、ゲリラ豪雨を防ぐには、都心の風通しを良くし、ヒートアイランドを無くす必要があると思われます。
コメント(3件)
http://mirueru.org/geriragouu/post_6.html
なるほど。
真面目に返信すると、高層ビルはゲリラ豪雨の沢山ある要因のあくまで一つでしかない(高層ビルがなくても起こるかもしれないくらい)ので、高層ビルを立てることによる経済性を無視できたとしても対策として有効ではないでしょうね。