ダークサイドとライトサイドの葛藤を繰り返しながらも、最終的にダークサイドに落ちてしまうキャラクターがメインで語られる作品を教えてください。
【例】
・スターウォーズ エピソードⅢ
アナキン・スカイウォーカーがダークサイドに堕ちてダースベイダーに
・ベルセルク
グリフィスが自分の部下達を生贄に捧げて魔王として生まれ変わる
スティーヴン・キングの初期ヒット作『キャリー』がすぐに思い浮かびました。
学校での苛めと狂信的な母親による抑圧に苦しめられていたキャリー。しかしそのストレスからか、念動能力(テレキネシス)に目覚め、その力によって母親に対抗し、また心ある友人やボーイフレンドのおかげで良い方向に向かっていたのですが、卒業記念パーティの悪意ある悪戯によって、学校中を巻き込む大惨劇を巻き起こしてしまう。
ヒロインがいじめられっこ⇒パーティの主役⇒みなの笑いもの・そして復讐の鬼と変遷していく心理描写がが見ものです。
http://d.hatena.ne.jp/goldwell/20110120/1295529571
あと同じキングの『ペット・セマタリー』はどうでしょう。
家族のために前向きに生きていこうとする心と、死者を取り戻すために禁じられた秘術に取り憑かれた心との葛藤が描かれます。
前半の幸せだった家族の様子やのどかな田園風景の描写が素晴らしいだけに、後半の息子を失った主人公の苦悩と「忌まわしきモノ」を呼び寄せてしまった恐怖という落差が半端無いです。
http://d.hatena.ne.jp/goldwell/20100107/1262874868
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