(考えてみると、日常でロシアの話をする人を見たことが一度も無いのは事実ですが、、)
前進しない理由は幾つもありますが、大きいのは日米が同盟国であると同時にロシアとは第二次世界大戦が国際法上続いているということです。
戦争なんてとっくの昔に終わっていると思われるかもしれませんが、当時のソ連はサンフランシスコ講和条約に署名をしていませんからね。講和が成立していないのですから、戦争は継続中なんです。
日米が同盟国である限り、北方領土を抑えておかないと、冬季に海軍が太平洋に浸出できないですからね。中国とも国境紛争を抱えているロシアとしては絶対手放せない状況にあります。
その割に日本から経済・技術援助が欲しいものですから、時々話題にしてきます。
マスコミも北方領土の話題をしょっちゅうやっていますよ。最近は東日本大震災や菅の退陣~野田就任まで話題に事欠かないので余り取り上げませんでしたが、その直前は尖閣のついでで取り上げられていましたからね。
日曜の朝に時事放談~日曜討論まで閣僚が出てくる報道番組をご覧になれば年に数回は取り上げられています。
もし、ロシアが竹島問題のように、北方領土について、今よりも攻撃的な姿勢をとってくるなら話題になっているかも知れないと個人的に思います。しかし、「北方領土墓参|北方対策本部 内閣府 」というような交流が長年続いていることもあり、また、ロシア側の北方領土に対する姿勢が長年変わらないことも「話題性がない」=いつ報道してもかわらない=あまり取り上げないという状況に繋がっているのではないでしょうか。
また、Baku7770さんが書いてらっしゃるように、サンフランシスコ講和条約の問題もあるでしょう。追加として、国連常任理事国だということが大きいかなと思います。
そういうこともあり、長年外交問題として重要課題ではあるものの、進展がみこまれないこと、緊急課題の山積みによってかき消されているということもあって、一見すると、日本政府が北方領土問題にさじをなげたように見えるかもしれませんね。
実際の所、排他的経済水域のこともありますし、せめて漁業が可能な範囲を広げてくれたり等、先が見えない紛争中というのではなく、一区切りを付けて欲しいという願いはありますね。
一見ゆるぎないものに見える「北極星」も、実際の所はいくつかの星が過去、未来バトンタッチしていくのです。大きな問題も、ほとんど動いていないために目に付かない、気づきづらいものがあると思います。政治経済だけでなく、様々な分野において言えることかも知れませんね。それらについて、「わすれてはならぬ」と時折警鐘を鳴らすことは重要だと思うのですが、情報が飛び交う現在中々難しいことかもしれません。
自分も、久々にgoogleやウィキペディア等で北方問題を調べましたから。いい質問をかいてくだあってありがとうございました。
コメント(2件)
僕には分んない。
ごみんなさい。
なし崩し的に居座られて、今さら排除するにはもう手遅れ。
上陸作戦でもするか?
それともロシア経済壊滅作戦でも仕掛けるか?
どっちかというと資源外交で押されているのは日本の方だから、数百年は無理だな。
中国と敵対してロシアと組むなら多少は芽が出るが、中国で儲ける方が割が良いらしい。