写真の横に書いてありますね。
『楠の木(こ)の間(ま)に鎮(しづ)まれる 石碑(いしぶみ。『碑』だけでもいしぶみと読む)古りて語らねど』
恐らく意味は、『くすのきの間(あいだ)にあるこの石碑(せきひ)は、古くから語られているものだ』という意味だと思います。
御詠歌は、あまり良くわからないので、憶測です。すみません。
【追記】
この文は、浅間山焼け供養碑というもので、天命三年の七月に起きた、浅間山の噴火の被害にあい、亡くなった人たちを供養する碑だそうです。
検索してみましたが、この記号のような言葉は、『真言宗豊山派』で使われる物らしい、という情報しか得られませんでした。
これは、僕の推測ですが、この記号が『モールス信号表記』に似ている気がするので、真言宗と天台宗の、別々の宗教同士で、機密情報などが別の宗教に知れ渡らぬように独自で作ったものだと思います。
御詠歌の楽譜(梅花流音符)の様です。
梅花流音符の読み方(初心者向)・曹洞宗大塔山 天童寺
実際の楽譜はこの様なものです。
無常御和讃・曹洞宗大塔山 天童寺
こちらのブログにもご詠歌の楽譜の写真が掲載されています。
梅花流御詠歌については下記のHPをご覧下さい。
梅花流詠讃歌・曹洞宗三峯山 洞松寺
ここでは曹洞宗梅花流詠讃歌の世界をご紹介いたします.梅花をご存知ない方には概要を,ご存知の方には詠唱面などでの問題を紹介しております.ご意見ご感想をお待ちしております.
ご丁寧にありがとうございます。近所の図書館を探してみます。
書名がわかれば検索しますのでURLは問題ありません。
コメント欄レベルかもですが、コレナニ?には回答以外にコメント欄がないようなので。
基本は Yoshiya さんのご回答で良いと思うのですが、梅花流音符そのものではないかもしれません。
御詠歌の流派 によれば、梅花流は曹洞宗で、善養寺の真言宗豊山派とは宗派が違います。
豊山派の音符の詳細は探した限りでは見つかりませんでしたが、同じ真言宗の高野山真言宗・金剛流の場合だと、梅花流と音階の上がり下がりが逆になります。
梅花流の場合は左回り(反時計回り)で音階が上がって行くのに対して、金剛流は 右廻り(時計回り)に線が動くと音階があがります。
金剛流御詠歌 の図表「金剛流平均律基本音符図表」をご参照下さい。
なお、真言宗豊山派の御詠歌の例としては、
http://www2.ocn.ne.jp/~atagosan/f-Goeika.html
http://www.buzan.or.jp/goeika/kiitemiru_a.html
があります。
総本山長谷寺和讃の冒頭に、右下から左上に上がる音符がある所からしても、梅花流音符ではないような気がします。
ご参考になれば幸いです。
追記です。(10月26日 午後11時)
まず、「コメント欄レベルかも」とお断りした上とは言え、中途半端な情報で知恵熱を出させてしまって申し訳ありません。
「豊山派の音符の詳細」を見つけました。
茨城県取手市の明香山観音院東谷寺のサイト、East Valley's Web Site にありました。
聲明 -shomyo- のページからリンクされている「聲明の楽理」の中です。
1.聲明の譜面 によれば、この記号は「博士(はかせ)」という名前だそうです。
2.博士(はかせ)について にある図を体系化したものが、金剛流平均律基本音符図表になるのかもしれません。
3.十二律 でわかった事ですが、同じ博士の記号であっても調子によって対応するドレミが違うようです。
十二律と五音五調子 に、その対応表があります。
従って、浅間山焼け供養碑和讃をドレミで表現するには、これがどの調子なのか、がわからないと無理なわけです。
歌を知っている人なら調子もわかるはずですので、碑では省略されているのでしょう。
ここでは五調子の真ん中で、全部の記号が使われているっぽい「盤渉調(律)」と仮定して ABC に置き換えてみました。
なお、途中で折れ曲がっている奴(「くウすの」の「の」とか)は、丸印から棒の出た方向だけで解釈してます。(もっと深い意味がありそうですが)
E E G# B C# B B
E E G# G# B B
C# C# G# E G# G# E G#
G# E B B G# G#
オクターブの上または下のものには下線を引いたつもりです。
誤記があるかもですので、お手数ですが再確認していただければ幸いです。
右回転と左回転ですけど、豊山流も金剛流と同じで右回転だと思うのですが。
http://f.hatena.ne.jp/meefla/20111027122554
金剛流平均律基本音符図表の初重・二重・三重のそれぞれで、「壱D」の横に黒丸がありますよね。
これが始点を表すもので、豊山流の博士だと個々に付いている始点記号じゃないかと思います。
動画表示させとこうと思って、最後のほうのコメントをふたつ消したんですが、結局ほかの回答でもコメントがついて表示されなくなっちゃったので消す意味なかったとです…orz
ふーん、そうなの。
灰が降るのとその灰に埋もれて人が死ぬのとは別の話なんだけど、スパロウさんがそう思うんならもういいや。どうもありがとう。
2011/10/26 22:07:33終了するのでいちおう答え(?)を書いときます。
浅間山の噴火で死んだ人が上流から流されてきて、江戸川区小岩あたりの中洲に打ちあげられたんだそうです。
供養碑の横に説明板が立ってるんですが、それにはそう書いてありました。
少なくとも小岩で噴火の被害者が出たわけではなさそうでした。
id:akira-tago0704 (スパロウ)さん
id:Yoshiya さん
id:meefla さん
無料なのにお相手くださってありがとうございました。
2011/10/31 10:46:08