サイボーグという言葉は、Cybernetic Organism の略だとウィキペディアに書いてありました。
そこで質問です。
1. 日本語でサイボーグという言葉を使った最初の人は誰ですか?
(石ノ森章太郎の漫画で有名になったことは確かですが、それが最初ですか?)
2. 世界的に見て cyborg という言葉を最初に使ったのは誰ですか?
回答は 1だけ、2だけでもかまいません。
人体を改造するという発想のルーツをたずねているのではなく、サイボーグという言葉を最初に使った人を探しています。
無料質問です。ポイントは出ません。
良い回答が複数ある場合は選べないのでベストアンサーもありません。
カラースターもありません。
謎を解明するための横レス(回答へのコメント)は推奨します。
なんか発見しちゃったかも。
http://books.google.co.jp/books?id=LNBMAAAAMAAJ&q=%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%9C%E3%83%BC%E3%82%B0
(昭和三十五年二月)今日の朝日新聞の夕刊を見ると、「宇宙人間サイボーグ」と題した科学特集があった。
昭和35年と言うのは1960年。おー
そして上の回答にある http://en.wikipedia.org/wiki/Cyborg
The term was coined by Manfred E. Clynes and Nathan S. Kline in 1960 to うんたらかんたら survive in extraterrestrial environments:
extraterrestrialとはET、宇宙人の事。おおー
そして[6]
Manfred E. Clynes, and Nathan S. Kline, (1960) "Cyborgs and space," Astronautics, September, pp. 26–27 and 74–75; reprinted in Gray, Mentor, and Figueroa-Sarriera, eds., The Cyborg Handbook, New York: Routledge, 1995, pp. 29–34. (hardback: ISBN 0-415-90848-5; paperback: ISBN 0-415-90849-3)
おおおー…… September?9月?あれ?
たぶん、雑誌に載る前に米新聞に出たのを朝日新聞が取り上げたのかも。
もしかして、日本の新聞記事でen.wikipedia.org修正かも?
図書館なら朝日新聞の夕刊あるかも。ただ、日付がないのが厳しい。
1.日本で最初に使った人
論文を読んだ学者か好事家だと思うけど、そこまでは調べる術を知りません
石ノ森章太郎氏の作品は1964年らしいので
その世界では横山光輝氏らしいです
1961年 鉄人28号 第十話 超人間ケリー
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%89%84%E4%BA%BA28%E5%8F%B7
ドラグネット博士
自我を持った電子頭脳開発に執念を燃やし、牧村博士の開発したロビーに近づいた天才科学者。蟹のような独特のヘアスタイル。原作準拠では片足を失っており、再編集版やその後のアニメ版では足の不自由な設定は無かった事になっている。
かなり独善的で偏屈な性格だが、とても優秀な科学者であり、そのプライドは高い。その能力もたしかで、急造した安物と評するロボットで鉄人と正太郎を文字通り、煙に撒いたり、乗り付けたお手製の万能カーでロビーのロボット達を次々と手玉に取って、ロビーを交渉のテーブルに着かせたりと大変優秀な人物。
超人間ケリーと高性能ロボット・ギルバートの製作者である。研究にのめり込む余りに常軌を逸した行動をとる事があり、死んだ人間の脳を使ってサイボーグをより機械化した宇宙人間の研究を進めていたが、当時助手を勤めていたケリーの計算ミスにより実験が失敗し、怒りに駆られた博士はケリーを生きたまま実験材料にして超人間を生み出してしまう。
2.造語した人
英語版のwikipediaのほうが詳しいです
概念としてはエドガー・ア・ランポーが1843年に
造語は医学者のマンフレッドE.クラインズ氏とネイサンS.クライン氏が1960年に
http://en.wikipedia.org/wiki/Cyborg
Origins
The concept of a man-machine mixture was widespread in science fiction before World War II. As early as 1843, Edgar Allan Poe described a man with extensive prostheses in the short story "The Man That Was Used Up". In 1908, Jean de la Hire introduced Nyctalope (perhaps the first true superhero was also the first literary cyborg) in the novel L'Homme Qui Peut Vivre Dans L'eau (The Man Who Can Live in the Water). Edmond Hamilton presented space explorers with a mixture of organic and machine parts in his novel The Comet Doom in 1928. He later featured the talking, living brain of an old scientist, Simon Wright, floating around in a transparent case, in all the adventures of his famous hero, Captain Future. He uses the term explicitly in the 1962 short story, "After a Judgment Day," to describe the "mechanical analogs" called "Charlies," explaining that "[c]yborgs, they had been called from the first one in the 1960's...cybernetic organisms." In the short story "No Woman Born" in 1944, C. L. Moore wrote of Deirdre, a dancer, whose body was burned completely and whose brain was placed in a faceless but beautiful and supple mechanical body.
The term was coined by Manfred E. Clynes and Nathan S. Kline in 1960 to refer to their conception of an enhanced human being who could survive in extraterrestrial environments:
For the exogenously extended organizational complex functioning as an integrated homeostatic system unconsciously, we propose the term ‘Cyborg'. Manfred E. Clynes and Nathan S. Kline[6]
Their concept was the outcome of thinking about the need for an intimate relationship between human and machine as the new frontier of space exploration was beginning to take place. A designer of physiological instrumentation and electronic data-processing systems, Clynes was the chief research scientist in the Dynamic Simulation Laboratory at Rockland State Hospital in New York.
The term first appears in print five months earlier when The New York Times reported on the Psychophysiological Aspects of Space Flight Symposium where Clynes and Kline first presented their paper.
A cyborg is essentially a man-machine system in which the control mechanisms of the human portion are modified externally by drugs or regulatory devices so that the being can live in an environment different from the normal one.[7]
A book titled Cyborg: Digital Destiny and Human Possibility in the Age of the Wearable computer was published by Doubleday in 2001. Some of the ideas in the book were incorporated into the 35mm motion picture film Cyberman.
>実はそんなに知りたくて質問してるわけでもない
>知りたくないかっていうと、知りたいような気もします
それでいいんじゃないですか?
ふと思ったことを聞いてみる
そんなような場所じゃなかったでしたっけ?
(なんか日本語へん、それはいつものことか・・・)
それに対してクソ真面目に答えるのもいいし、軽めでもいい
真面目な質問に思えたら力入れますよ(笑)
最近の珍獣さん、立ち位置見つけられないようにも思えますが、
あれこれ考えずに、気楽にやりませんか?
>メリットもないのに他人の疑問に答えて楽しいかっつー話
昔は町内に必ずいたでしょ?
無駄に世話好きなオバハンと、いつもガミガミ言ってるジイサン・・・
それがネット上にもいるって話でいいんじゃないですか?
引っ込むと言って置いて、直後に出てきちゃいました(苦笑)
誰か優秀な人、日本にどうやって情報流れてきたか調べてしれないかな?と以後は他人任せにして、今回はここまで
>昔は町内に必ずいたでしょ?
>無駄に世話好きなオバハンと、いつもガミガミ言ってるジイサン・・・
>それがネット上にもいるって話でいいんじゃないですか?
だって町にいるオジサンやオバサンは、おせっかい焼いたりすることにそれなりのメリットがあると思うんですよね。
一見なさそうに見えたってやっぱりなんかあるじゃないかなあ。
それこそご町内というコミュニティーの中で居心地の良い場所に落ち着いたら、ガミガミオジサンやガミガミオバサンになってたわけでしょ。
でもネット上のおせっかいなんて ID 消えたらそれっきりじゃないですか?
はてながなくなったらみんな知らない人になるんですよ?
そんなことに手間ひまかけなくて良くなくないですか?
おおらかな気持ちでやりたいんなら、それこそやめちゃうのが一番早いです。
わたしゃ去年しばらく人力検索やハイクから遠ざかっていて、
実はそれほど寂しいと思いませんでした。
もっと禁断症状が出るかと思ったんですが、そうでもなかったです。
リニューアルしたので戻ってきてみたけれど、
今考えるとあのまま忘れとけばよかったかな、とも思ってます。
まあ、それはともかく、
>誰か優秀な人、日本にどうやって情報流れてきたか調べてしれないかな?と以後は他人任せにして、今回はここまで
そうですそうです。
質問サイトは集合知なんですから、他の人が横から出てきて解いてくれたってかまわないんです。
興味がわからないなら放置していいし、
わいたら質問者そっちのけで掘り下げてくださいな。
本家Wiki の http://en.wikipedia.org/wiki/Cyborg で、しょっぱなのセンテンスに以下の記述があります。
The term was coined in 1960 when Manfred Clynes and Nathan S. Kline used it in an article about the advantages of self-regulating human-machine systems in outer space.[1]
出典が記載されてて、リンクまで貼ってあります。
1. ^ "Cyborgs and Space [1]," in Astronautics (September 1960), by Manfred E. Clynes and Nathan S. Kline.
リンク先の PDF が、これ。
http://web.mit.edu/digitalapollo/Documents/Chapter1/cyborgs.pdf
2ページ目の最下部に、以下のセンテンスがあります。
For the exogenously extended organizational complex functioning as an integrated homeostatic system unconsciously, we propose the term "Cyborg".
これを定義だと思っちゃうと、アタッチメントをつけただけのライダーマンはサイボーグじゃありませんね。
上の回答で問題になっているサイボーグの定義の日本語訳は
「〈意識せずとも完全な平衡調節系として働く体外的に拡張敷衍された有機的複合体〉」
です。
SF作家の柴野拓美さんが世界大百科第二版「サイボーグ」の項目に以下のように書いています
サイバネティック・オーガニズム cyberneticorganism を縮めた名称。身体器官の一部を人工物に置きかえることにより,宇宙空間や深海底など異質の環境下で活動できるよう医学的に改造された生物を指す。この名称は1960年にクラインズ M. Crynes により提唱され,〈意識せずとも完全な平衡調節系として働く体外的に拡張敷衍された有機的複合体〉と定義される。現実には,生物の機能拡大という当初の積極的な意図は薄れ,主として人間の機能欠損を補てんする義肢や人工器官など医療サイボーグが研究の主流となっている。
(後略)
fut573さんありがとうございます。
「Cyborgs and space」が初出っていうのが定説なんですね。
なんか発見しちゃったかも。
http://books.google.co.jp/books?id=LNBMAAAAMAAJ&q=%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%9C%E3%83%BC%E3%82%B0
(昭和三十五年二月)今日の朝日新聞の夕刊を見ると、「宇宙人間サイボーグ」と題した科学特集があった。
昭和35年と言うのは1960年。おー
そして上の回答にある http://en.wikipedia.org/wiki/Cyborg
The term was coined by Manfred E. Clynes and Nathan S. Kline in 1960 to うんたらかんたら survive in extraterrestrial environments:
extraterrestrialとはET、宇宙人の事。おおー
そして[6]
Manfred E. Clynes, and Nathan S. Kline, (1960) "Cyborgs and space," Astronautics, September, pp. 26–27 and 74–75; reprinted in Gray, Mentor, and Figueroa-Sarriera, eds., The Cyborg Handbook, New York: Routledge, 1995, pp. 29–34. (hardback: ISBN 0-415-90848-5; paperback: ISBN 0-415-90849-3)
おおおー…… September?9月?あれ?
たぶん、雑誌に載る前に米新聞に出たのを朝日新聞が取り上げたのかも。
もしかして、日本の新聞記事でen.wikipedia.org修正かも?
図書館なら朝日新聞の夕刊あるかも。ただ、日付がないのが厳しい。
なるほど、昭和三十五年は前の段落にくっついてる可能性もあるんですね。
こりゃやっぱり朝日新聞の夕刊を探してくるべきかもしれないなあ。
夕刊はハードル高いのでみつからないかもしれないけど。
1960年10月17日朝日新聞の夕刊に「宇宙人間サイボーグ」という記事が掲載されているのを確認しました。詳しくはコメント欄。
「質問者そっちのけで掘り下げ」のような気もしますが、英語圏での状況のまとめです。
クラインズとクラインが「サイボーグ」という概念を発表したのは、1960年5月に行われた "Psychophysiological Aspects of Space Flight"(宇宙旅行の精神生理学的局面)という学会(シンポジウム)でした。
英国 Amazon の Psychophysiological Aspects of Space Flight によれば、会期は5月26~27日です。
その4~5日前の5月22日付けニューヨーク・タイムズの31ページに "Spaceman is Seen as Man-Machine" (「宇宙飛行士は人間と機械の融合になる」)という記事が掲載されました。
これは、学会の演題が28個あるうちで特にクラインズとクラインの発表を紹介したもので、その文中には、
the space man would belong to a breed of literally super-human beings that the scientists who conceived them called "cyborgs."
(宇宙飛行士は、文字通り超人類となるだろう。科学者たちは彼らを「サイボーグ」と呼んでいる)
という記述があります。
(Google books の Spacesuit: Fashioning Apollo より)
ニューヨーク・タイムズの記者は学会の抄録集などから記事を書いたものと思われますが、学会に先立つ記事ですので、これが(公の)活字になった最初のもののようです。
さて、学会発表後に、ニューヨーク・タイムズの後追い記事が、ライフの1960年7月11日号に掲載され、a-kuma3 さんの回答#2 にある "Cyborgs and Space" が1960年9月号の "Astronautics" に掲載されます。
回答#2 の PDF にもあるように、この記事は "Psychophysiological Aspects of Space Flight" の発表を元にしたものです。
学会の講演集が出版されたのは翌年の1961年です。
この講演集から彼らの論文を写真コピーしたものが、PDF で読めます。
Drugs, Space, and Cybernetics: Evolution to Cyborgs(薬、宇宙、そしてサイバネティクス:サイボーグへの進化)です。
PDF の4ページ目、冒頭部分に
one of us (Manfred Clynes) has coined the term Cyborg.
とありますので、「サイボーグ」という用語を作ったのは、クラインズだったようです。
(coin は動詞で「〔新しい言葉を〕作る」の意味)
回答#2 の fut573 さんの コメント にある引用で、クラインズの名前だけしか出ていないのは、これを踏まえての事と思われます。
(さすが柴野拓美さん)
というわけで、「サイボーグという言葉を発明したのは誰?」に対するお答えは、マンフレッド・クラインズ (Manfred Clynes) です。
ご参考になれば幸いです。
これまた素晴らしい。柴野拓美さんがクラインズの名前だけをあげているのは少しひっかかってました。学会の講演で彼が作ったと発表があったんですねー。
これで発明者がクラインズだっていうのは確実になりました。
・1960年5月の学会と、その数日前に雑誌に掲載されたこと
・同年7月に学会の記事がライフに載ったこと
・同年9月に Cyborgs and space が "Astronautics"誌に載ったこと
・1961年に学会の講演集が出版されたこと
この辺も重要な手がかりですね。
おそらく朝日新聞の夕刊はこれらのどっかのタイミングで掲載されてるでしょうし、
漫画やSF小説に使われはじめたのもこれらのどこかのタイミングとリンクしてそうです。
明日図書館に行くと思うので、忘れなかったら朝日新聞のデータベースは検索してみます(夕刊なのでみつからない可能性はありますが)。
忘れてましたが、ライフは Google books でバックナンバーが読めます。
LIFE Jul 11, 1960 の77~78ページ
"MAN REMADE TO LIVE IN SPACE"(宇宙で生きる改造人間)が該当の記事ですね。
ニューヨーク・タイムズよりライフの方が日本人の読者は多かったでしょうから、ライフが日本への情報元だった可能性は高いかと。
なるほど、昭和三十五年は前の段落にくっついてる可能性もあるんですね。
2011/11/11 16:03:42こりゃやっぱり朝日新聞の夕刊を探してくるべきかもしれないなあ。
夕刊はハードル高いのでみつからないかもしれないけど。
1960年10月17日朝日新聞の夕刊に「宇宙人間サイボーグ」という記事が掲載されているのを確認しました。詳しくはコメント欄。
2011/11/14 20:23:11