◆こちらがわかりやすいと思います。
2つのちがいのうち、顕著なものを太字で示しています。
禅宗でも曹洞宗と臨済宗とは、どう違うのですか?
http://www.myoshinji.or.jp/faq/faq_04.html#1550
我が国には、鎌倉時代に栄西禅師(えいさいぜんじ、1141~1215)によって臨済宗が、道元禅師に(どうげんぜんじ、1200~1253)よって曹洞宗が伝えられました。
臨済宗は看話禅(かんなぜん)と言われ、古の禅僧達の逸話を公案(こうあん)という、いわゆる禅問答の問題として採りあげ、「大疑無くんば、大悟無し」の立場から、自己に対する疑問によって自心を深め、悟りを求めていきます。
それに対して曹洞宗は黙照禅(もくしょうぜん)と言われ、「人は本来清浄な心を元々持っているのであるから、悟りを求める必要はない」と言う立場から、ひたすら黙々と坐禅する只管打坐(しかんたざ)を説きますが、根本的宗旨に違いはありません。
◆こちら のp.145の下段にも説明がありますね。こちら もご参考まで。
◇表にしてみました。^^
臨済宗 | 曹洞宗 | |
---|---|---|
開祖 | 栄西 1141-1215 | 道元 1200-1253 |
大本山 | 建仁寺(京都市東山区) | 永平寺(福井県永平寺町) |
日本伝来 | 1191 | 1227 |
坐禅の流儀 | 看話禅 | 黙照禅 |
坐禅の特徴 | 公案 | 只管打坐 |
以上、日本の臨済宗と曹洞宗に関する記述です。
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