危険な状態にある夕張市だけはありません。危険な状態にあるその他の自治体は、下に記したウィキペディアのページに記載されています。
財政再建団体 - Wikipedia :http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B2%A1%E6%94%BF%E5%86%8D%E5%BB%BA%E5%9B%A3%E4%BD%93
近年の事例
平成になってから財政再建団体となった地方自治体例としては、福岡県赤池町(現在の福智町)、北海道夕張市が知られている。
福岡県赤池町(現在の福智町)…1992年度に財政再建団体となり、2001年度に再建が完了。
北海道夕張市…2006年夏、ヤミ起債による財政危機が表面化し、財政赤字が巨額に上ることから自主再建は困難であるとして、財政再建準用団体の申請を行い、2007年3月6日認定された。同年4月1日から、福岡県赤池町以来の財政再建団体となった。
赤池町と夕張市はともに旧産炭地域である。なお、夕張市周辺の同じ旧産炭地の自治体である歌志内市や上砂川町などにおいても、夕張市同様のヤミ起債が明らかになり、厳しい財政状況にあることが次々に明らかになったが、2006年9月22日に産炭地活性化基金の取り崩しについて所管官庁である経済産業省の承認を得て、当面の危機は脱した。
2003年まで24年間市長を務めた中田氏が推し進めてきた、炭鉱の町からの脱却方法が失敗してしまったこともあるでしょう。
中田鉄治 - Wikipedia :http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E7%94%B0%E9%89%84%E6%B2%BB
その穴埋めとして 夕張市の場合は、ヤミ起債というものを乱用してしまったことがさらに状況を悪化させたのではないでしょうか。
ヤミ起債 - Wikipedia :http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A4%E3%83%9F%E8%B5%B7%E5%82%B5
大きな要因とされているのは次の3点です。
(1)炭鉱の町から観光都市移行計画の失敗
(2)不正な会計操作(一時借入金と不適正な財務処理)
(3)産炭地基金からの借入(いわゆるヤミ起債と言われる手法)
※参考サイト
[1]資料 夕張市が財政破綻に至った経過とその背景 2009.08.23 自治体政策研究所編
http://jichitai-seisaku.com/forum/hatan-keii.pdf
[2]夕張市の財政破綻の軌跡と再建の課題
http://jichisoken.jp/publication/monthly/JILGO/2010/10/mtsujimichi1010.pdf
[3]産炭基金引き受け 計71億円、道も黙認
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hokkaido/kikaku/078/7.htm
[4]ゴミ弁連シンポジウム in 夕張市 (3)夕張を知る(財政破綻) 青山貞一
※関連サイト
自治体のランキング
都道府県ランキング/地方自治体の財政状況
ご参考になれば幸いです。
コメント(1件)
http://www.jlp.net/news/060725b.html
どこの市町村でも政策の見通しの甘さから財政危機というのはありますが、
夕張市が他と違うのは炭鉱の閉山処理っていう580億という費用がかかったこと。