http://allabout.co.jp/gm/gc/324908/
こちらに紹介がありますね。へぇ、純国産だったんですねぇ。
イナビルは吸入剤という事で、内服や注射薬とは異なり全身症状がでにくいように思われます。~同じような吸入剤で喘息治療などに使用されるステロイド剤は内服のステロイド剤と違い副作用発現が少ないという現実もあります。ただし、副作用が発生した場合その人にとっては確率論以前の問題ですけれども。
サイトの内容を見ますと消化管障害……下痢が発生する可能性があるようです。
Gigazineでも紹介がありますね。
http://gigazine.net/news/20101024_flu_inabiru/
こちらには添付文章の画像が載っています。通常、重篤な副作用などがある場合、左上の赤枠の中にその旨を書くのですが、『予防に使わないように』というのと、『必要な患者さんにだけ使え』という文言が見て取れます。類薬(抗インフルエンザ薬)で服用後の異常行動が発生した例があるとの旨も使用上の注意に記載されていますが、本薬では現在そういう例は無いようですね。……もちろん使用が大規模になった場合そういう例が発生しないとはいいきれないのですが、実は異常行動に関する機序~薬剤がどのようにして異常行動を引き起こすかは解明されておらず、頻度としては非投与群(インフルエンザにかかってはいるものの抗インフルエンザ薬を投与されていない人たち)とそんなに変わらないのではないか、というデータを見たことがあるのでともかくもインフルエンザの患者さんを一人きりにしておかないというのが肝要のようです。
コメント(3件)
ちょっと突っ込んだ話をしますと、インフルエンザによる異常行動というのは熱によるものとか、インフルエンザ脳症によるものという話もあるもので、抗インフルエンザ薬の効果は1週間寝込むのを2~3日軽減できる……3~4日の期間に納める可能性があるというというものでありますから、そのあたりどうなのかなぁ、と思わなくもないのです。娘さんに副作用発現か? というのはご心配だった事かと思います。現在ではインフルエンザや風邪には解熱剤を処方する事は禁忌……これは特に小児の場合これも機序不明なのですが、解熱剤投与の結果インフルエンザ脳症に到る患者さんが有意に多い~死亡例が多いという事もあり、タミフルが市場に出た当初盛んに投与されるという結果も引き起こしたように考えています。風邪で高熱を発して苦しんでいる子どもに何の手当も出来ず返すというのはお医者さんもその良心から出来ない事だったでしょうし。
ともあれ、臨床試験では出ていない副作用が市場に出た後……普通に使われだした後見つかるというのも時々ある事なので太鼓判は押せませんし、そういう立場にもないのですが、そういう意味では重要な注意として『必要な患者以外には使うな』というのがあるとご理解ください。薬というのは使い方によっては毒になりますし、その副作用による不利益よりも効果による利益の方が勝っていると考えられた場合にのみ使用されるものでありますから。
薬屋にいた頃よく聞かされたのは結局は治療(Cure)より手当て(Care)だというのがありました。つくづく難しい話だとは思うのですけれども、お子さんの場合は特に見守る事こそのようです。このあたり言っちゃうと怒られるかもなのですが、結局薬も医療もその人が治る力~自然治癒力に期待するしかないですし、それを援助する事こそなんだろうなぁ、と。
今の私には祈る事くらいしかありませんが、できる事なら病気にならず、なったとしても早く治られますようと。ベストアンサーありがとうございました。
↑こちらのページに、いろいろ乗ってますよ。