ある国ではテロにつかうためハイジャックされた飛行機を撃墜していいか議論になったそうです。
うてば100人の命が少し早めになくなってしまうが、うたなければ何十万の命がなくなってしまう。
結局、撃墜してはいけないとなったのだそうですが、
あなたならどうします?
私なら、記者会見を開く余裕があれば開いた上で、そうでなければ報道各社に撃墜を命じたというFaxを流した上で撃墜させます。
この問題は幾つかの問題を含んでいます。
質問文からBou@Gameさんが認識されていると確認できる問題としては、
①たった100名の生命を躊躇した結果、さらに数十万の生命を失うこと
があるでしょう。
質問文に書かれていないのでBou@Gameさんが認識されているか判断できないのが、
②撃墜せず、犯行を成功させたことによりテログループが犯行をエスカレーションさせる可能性
③撃墜したパイロット個人と自衛隊へのケア
①、②はある程度ご理解できるでしょうから、③についてのみ解説します。これは②とも密接に関連しています。
命令があったとして、現在の日本では撃墜した戦闘機に搭乗していたパイロットや撃墜の命令を伝えた指揮官に対して旅客機の搭乗者の遺族などから批判の声を浴びせかけられることが予想されます。
そうなった場合でも、現場指揮官、兵士を守るという姿勢を見せることがリーダーとして必要だと考えます。
実際に起こった事件としては1994年10月に発生した北海道東方沖地震で状況把握のため飛び立った自衛隊の偵察機が墜落、1名が死亡したものの災害救助要請が出される前であったことから、死亡した搭乗員は殉職扱いとならず、指揮官も更迭されてしまいました。
その結果、1995年1月に発生した阪神大震災では自衛隊各基地の指揮官が地震発生直後に即応体制の命令を出すのに躊躇し、被害を拡大させてしまいました。
今回の質問のようなケースが発生した場合、責任の所在を曖昧にしたまま命令してパイロットあるいは現場指揮官が躊躇してテロリストの計画を成功させてしまえば、決断が無駄になりますし、その後の責任をパイロットや現場指揮官に押し付けてしまえば、その後のテログループの活動をエスカレートさせてしまうからです。
丁寧な回答有難うございます。②も③も十分認識してるつもりです。
2012/03/10 12:07:45やはりテロのエスカレートをさえないためにも撃墜させるべきですね。
そのような例があるとは知りませんでした。
決断力が必要なことを改めて考えられえました。
阪神大震災での村山富市と東日本大震災での菅直人。菅は村山に学んだつもりなのかもしれませんが、村山はリーダーとしての動きを全くしなかったのに対して、菅はリーダーとしてやってはいけないことを積極的にやってしまったんですね。
2012/03/10 14:00:23村山が阪神大震災でとった行動は
http://www.geocities.co.jp/WallStreet-Bull/9881/sinsai.htm
に時系列で書かれていますが、6:30に百里基地で偵察機を発進させるのを断念していますよね。こういった悪影響が出てしまったんですね。
因みに亡くなられた搭乗員の方はその後殉職が認められて賞恤金(しょうじゅつきん)も支払われたようですが、阪神大震災が無ければどうなっていたかわからないですね。
殉職してしまったらと考えると部下に命令が出せなかったんですね。更迭されてしまったらと上司に上申できなかったんですね。辛かったと推測します。
さらに付け加えるなら、日本の自衛隊戦闘機が訓練以外で発砲したことが一度だけあります。当時の首相は竹下登でしたから自衛官も安心して発砲できたのでしょうが、今の民主党政権下ではネェ。自衛隊が壊滅してから命令するんじゃないかと思えてきます。
防衛相はそれまでコーヒーを飲んでいるだけでしょうし、首相はドジョウすくいか街頭で演説しているだけでしょうから。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AF%BE%E3%82%BD%E9%80%A3%E8%BB%8D%E9%A0%98%E7%A9%BA%E4%BE%B5%E7%8A%AF%E6%A9%9F%E8%AD%A6%E5%91%8A%E5%B0%84%E6%92%83%E4%BA%8B%E4%BB%B6