小説の著作権と挿絵の著作権は別と考えて下さい。
小説そのもの(翻訳していない原文)は、作者のヒュー・ロフティング(1886-1947)が亡くなってから50年後の1998年に著作権(ベルヌ条約による最低保護期間は著作権者の死後50年)が切れています。
しかし、挿絵の著作者であるクリストファー・ロフティング氏(ヒュー・ロフティングの次男・1950年生まれ)の著作権については未だに存在しているものと思われます。
(挿絵の下部にある「(C) Copyright Christopher Lofting; all rights reserved.」が著作権の表示になります。)
挿絵の著作権が切れるのは、クリストファー氏が無くなった翌年から50年後になりますので、まずはクリストファー氏の生死を確認して下さい。
その上でクリストファー氏が生存している場合は、クリストファー氏に著作権がありますので、クリストファー氏の許諾が必要です。
又、クリストファー氏が亡くなっている場合でも、死後50年を経過していなければ著作権継承者の許諾が必要になります。
参考サイト
著作権Q&A >> はじめての著作権講座 >>外国の著作物の保護は?(公益社団法人 著作権情報センター)
小説の著作権と挿絵の著作権は別と考えて下さい。
小説そのもの(翻訳していない原文)は、作者のヒュー・ロフティング(1886-1947)が亡くなってから50年後の1998年に著作権(ベルヌ条約による最低保護期間は著作権者の死後50年)が切れています。
しかし、挿絵の著作者であるクリストファー・ロフティング氏(ヒュー・ロフティングの次男・1950年生まれ)の著作権については未だに存在しているものと思われます。
(挿絵の下部にある「(C) Copyright Christopher Lofting; all rights reserved.」が著作権の表示になります。)
挿絵の著作権が切れるのは、クリストファー氏が無くなった翌年から50年後になりますので、まずはクリストファー氏の生死を確認して下さい。
その上でクリストファー氏が生存している場合は、クリストファー氏に著作権がありますので、クリストファー氏の許諾が必要です。
又、クリストファー氏が亡くなっている場合でも、死後50年を経過していなければ著作権継承者の許諾が必要になります。
参考サイト
著作権Q&A >> はじめての著作権講座 >>外国の著作物の保護は?(公益社団法人 著作権情報センター)
すみません。http://puddleby.tripod.com/の挿絵は、ヒュー・ロフティングの息子が作がしてるのですね。見落としていました。
では、本の中にある挿絵は、HUGH LOFTINGというサインが入っているので、死後50年以上経っているということで、著作権が切れている、と考えてよいのでしょうか?
>では、本の中にある挿絵は、HUGH LOFTINGというサインが入っているので、死後50年以上経っているということで、著作権が切れている、と考えてよいのでしょうか?
そうなりますね。
ヒュー・ロフティングはイギリス国籍なので、ベルヌ条約の定めにより1998年で日本での著作権が消滅しています。
(イギリスの著作権法による著作権保護期間は、亡くなった翌年から70年なので、イギリス国内においては未だに著作権が存続しています。
イギリスの著作権法→http://www.cric.or.jp/gaikoku/england/england_c1.html#11_12)
ヒュー・ロフティングの日本における著作権は2008年で切れてます。
なぜ1998年ではないかと言えば、戦時加算 で約10年が加算されるからです。
2008年に原作者・ロフティングの日本における著作権の保護期間が戦時加算分を含めて満了した
ドリトル先生アフリカゆき - Wikipedia
http://puddleby.tripod.com/ でのクリストファー・ロフティングの著作権表示ですが、このサイトの画像は、岩波版のドリトル先生にある、ヒュー・ロフティング自筆の挿絵ですよね?
サイトの作成時(1998年)には英米での著作権が切れていず、息子であるクリストファー・ロフティングが著作権を保持していた、という事だろうと考えます。
(サイトの著作権表示 "All original text in these pages is copyright 1998-2003" と "Pages looks best in IE or NS 4.0" からすると、おおむね10年くらい放置されているサイトなのでしょう)
現在では、第一作の『ドリトル先生アフリカゆき』と第二作の『ドリトル先生航海記』は、アメリカでも著作権が切れていて、パブリックドメインになってます。
第三作の『ドリトル先生の郵便局』以降は、アメリカの 著作権延長法 が適用されるため、いまだにパブリックドメインにはなっていないようです。
お役に立てることを祈りつつ。
すみません。http://puddleby.tripod.com/の挿絵は、ヒュー・ロフティングの息子が作がしてるのですね。見落としていました。
2012/05/29 23:04:52では、本の中にある挿絵は、HUGH LOFTINGというサインが入っているので、死後50年以上経っているということで、著作権が切れている、と考えてよいのでしょうか?
>では、本の中にある挿絵は、HUGH LOFTINGというサインが入っているので、死後50年以上経っているということで、著作権が切れている、と考えてよいのでしょうか?
2012/05/29 23:15:43そうなりますね。
ヒュー・ロフティングはイギリス国籍なので、ベルヌ条約の定めにより1998年で日本での著作権が消滅しています。
(イギリスの著作権法による著作権保護期間は、亡くなった翌年から70年なので、イギリス国内においては未だに著作権が存続しています。
イギリスの著作権法→http://www.cric.or.jp/gaikoku/england/england_c1.html#11_12)