まず、みなさんはAUTAに反対ですか?私は、大反対です。今ネット上でも反対されまくってるみたいです。
私は、大好きなボカロが消されたり、アニメの二次創作が出来なくなるとかで、怒りまくって、さっき反対署名しました。
そこでなんですけど、今冷静に考えると、メールアドレスとか本名とかのせてて、もしかしたらやらない方がよかったんじゃ・・・、って思いました・・・。
大丈夫なんでしょうか・・・・・・?心配です・・・。
本筋外れますが、貴方が署名した動機について、
the Anti-Counterfeiting Trade Agreement
日本語に訳すと
海賊版・模倣品禁止条約
みたいな感じ。
簡単に言うと、著作権法が強化される国際条約。
日本は2011年10月1日に調印したけどまだ発効してない。
内容としては、違法ダウンロードに罰則が設けられる。
例えば、「マジコン」今までは、ゲームのデータをインターネットにアップロードするのが違法で、それを個人的な利用のためにダウンロードするのは合法だった。けど、これからはダウンロードも違法になる。あと、「YouTube」「ニコニコ動画」「Daili Mosion」(スペル合ってる?)とかで著作権法に引っかかる動画(某有名アーティストの曲をその人の承諾無しに利用した動画や某有名企業の商品を勝手に動画に使った動画など)のアップロード・閲覧・ダウンロードなどに罰則が設けられ、そのような動画の監視ができるようになる。因みに、VOCALOIDが禁止されるとかいう噂が広まっているけどあれは馬鹿馬鹿しい嘘。
コメント(1件)
署名の受付窓口として存在するのは「反ACTAオンライン署名」という場所なのですけれど、そこには以下のような記述が見られるのみです。
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6/20、「違法ダウンロード刑罰化」は1週間足らずの超スピード審議で、可決したのです。早速、JASRACら利権者団体は違法配信を特定する新技術の導入をISPに促しています。違法性について曖昧であり、それは恣意的な運用をも可能とする検閲と言えるでしょう。今後、TPP絡みの非親告罪化、そしてインターネットサービスプロパイダへの監視義務の強制(ACTA)の流れが見えています。今回のDL刑罰化はその重要なステップです。僕達の自由を守る為に声を上げましょう。
https://candypop-endoshuichi.ssl-lolipop.jp/acta2/actasig/sig.php
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「ACTAが成立するとボカロがなくなる」とは書かれていませんね?
じゃあ、どんなことが書かれているのかというと、例えばこんなこと。
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料理教室にお金を払ったとしよう。教室でおいしいフライドチキンの作り方を教わって、家に帰ったとき妻にレシピを教えた。ここで問題が起こる:ACTAによると、夫婦どっちも犯罪者、お金を払ったのは1人なのに妻に無料で情報を共有したからだ。ACTAの規制は明確——著作権のある情報を共有した疑いがかかると、住んでる国によっては、あらゆる教室に行くことが禁止され、罰金が課されるか直接刑務所行きになる。でも、家でフライドチキンのことを教えたなんてだれも分かりやしないって? そう、今の法律ではその通り。でもACTAは徹底した監視でこれをやり遂げる。すべてのコミュニケーションが監視される、あなたのだけじゃない。あなたの家族も友人もみんな監視される、念のために。でも、プライバシーも人権も自由もいらないでしょう、隠すことなんてないんだから。違う?
http://ziyuu.wikinet.org/wiki/ACTA-ja
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うーん。とてもこわいね。こんな法律ができちゃうんだろうか。
ボーカロイドもそうなんだけど「いいな」と思った曲を演奏したり、ボーカロードを使って「歌ってみた」する自由はある筈なんだ。それは学校の帰りとかに鼻歌を歌うのと変わらないよね。ボーカロイドが禁止になるってことは、鼻歌も禁止ってことになっちゃう。
いろいろ調べたんだけど、偽物を作ったり、売ったりするのは禁止しようねっていう議論は出ているのは間違いないみたい。
でもそれが鼻歌とかボーカロイドまでを禁止する法律になるのかは、よくわからない。
だから署名を集めている人たちの言っていることは「嘘だとは言い切れないけれど、本当だと言えるだけの証拠も揃っていない」としか言いようがない。
少なくとも現時点で「ACTAという法律が決まったらボカロが禁止になる」という話をしている人は調べた限りでは、署名を集めている人くらいしかしていないっていうことなんだ。
こう書くと、うごメモを見ると、多くのお友だちが「ACTAという法律が決まったらボカロが禁止になる」って書いているって思うかもしれないね。じゃあそのお友だちは「誰から」その話を聞いたんだろう。
署名を集めている場所は「反ACTAオンライン署名」という場所以外にあるんだろうか。
この世の中には、沢山の大人がいます。
例えばhttp://miau.jp/という団体は、著作権に対する市民団体として有名なので、こういうことが心配だったら、メールでもTwitterでも良いので、質問してみると良いと思います。
http://www.crypton.co.jp/ ここは、ボーカロイドというソフトウェアを制作・販売している会社。こういうところに直接問い合わせをしてみるのもいいかもしれないですね。
大切なのは「情報のみなもとがどこにあるのか」「そこはどこにたどり着いているのか」を確認することなんだ。
今回のように、たった一つの場所にしかたどり着かないような場合は「おかしいな?」と考えて、いろいろ調べてみたほうが良いと思う。
彼らの主張は「嘘じゃないかもしれないけれど、本当だという確証がえられない」んです。
以下に資料を示しますけれど、物凄く量があるので、興味のある人だけ読んでください。ご両親やお友だちと一緒に読んでもいいと思うし「こんな話を聞きました」「これは本当のことですか」というのがあったらコメントに書いてください。可能な限り回答したいと思います。
この下には、ここまで書いたことについての細かい説明を書いたよ。
ものすごく長いし、わかりにくいかもしれないけれど、どういうことを調べた結果、今まで書いたことにたどりついたのかをわかってもらうために書いたんだ。
「誰かに説明をする」ということは、これくらいいろいろ調べた上でないと出来ることではない、と思っているよ。
---「反ACTAオンライン署名」が主張していることに関する資料---
”「違法ダウンロード刑罰化」は1週間足らずの超スピード審議で、可決したのです。”
一番最初に書いておきますけれど、これはACTAとは直接関係がありません。関係があるという資料も見つかっていませんし、この文章を書いた人も関係があるという証拠を書いていませんね。(だから嘘、というのではなく「見つかっていない。わからない」と言っているだけなので、念のため)
「違法ダウンロード刑罰化」がどういうものなのかについては文化庁が情報を配布しています。
以下は子供向けの資料です。
http://www.bunka.go.jp/chosakuken/download_qa/pdf/dl_qa_child_ver2.pdf
大人向けもあるよ。
http://www.bunka.go.jp/chosakuken/download_qa/pdf/dl_qa_ver2.pdf
ものすごくざっくり言うと、君たちがお金を出して買った音楽を誰でも見ることが出来る状態で掲載するのはよくないし、YOUTUBEやうごメモなどで違法の音楽なんかを自分のパソコンにダウンロードするのはだめだよってこと。
「でも、違法かどうかわからない」ということなので合法の音楽には「エルマーク」というマークを付けることが決まったらしいんだ。でもエルマークなんてよくわからないとか、合法でもエルマークがつかない場合もあって難しいよね。
あと見るだけなのはダウンロードになるのかなとかもよくわからない。
”早速、JASRACら利権者団体は違法配信を特定する新技術の導入をISPに促しています。違法性について曖昧であり、それは恣意的な運用をも可能とする検閲と言えるでしょう。”
これもACTAとは直接関係がありません。関係があるという資料も見つかっていませんし、この文章を書いた人も関係があるという証拠を書いていませんね。(だから嘘、というのではなく「見つかっていない。わからない」と言っているだけなので、念のため)
http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20120604_537702.html
に解説があります。
うーん、長いし難しいね。
ものすごく簡単に解説してしまうと「違法ダウンロード刑罰化」を受けて、インターネット上の違法音楽ファイルを特定するためのしくみ(この文章ではモジュール、と表現している)を組み込もうとしていますよ、ということ。
ネットには違法なものもそうでないものも沢山あるわけだから見分ける為の仕組みをいれましょうってことなので、この仕組みが取り入れられたからって「鼻歌とかボカロとかが禁止」になるってわけではない・・・と思う。
”今後、TPP絡みの非親告罪化、そしてインターネットサービスプロパイダへの監視義務の強制(ACTA)の流れが見えています。”
やっとここでACTAの話がでてきましたね。
TPPで著作権侵害に対する非親告罪を推進する流れがあるというのは事実のようではありますけれど、そもそも日本がTPPに加盟するのか、加盟したとして本当に著作権の非親告罪が決定するのか、あるいはどの範囲まで適用されるのかは現時点では全くわかっていません。
------「ACTAでボカロがなくなる」以外の噂について
調べているうちに、以下のような文章を見つけました。
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ACTA条約とは
策定の過程が不透明。また日本ではどの省庁が主導しているのかもわからない。
議論された形跡があるものとして
・著作権侵害が疑われるウェブサイトの強制シャットダウン
・ISPから操作当局への情報提供
・国境でのiPod等の内容操作
・スリーストライク法(3回侵害行為をすると接続を遮断する)
・ポリシーロンダリング(実現したい政策を海外に出して、「海外で決まったから」といって国内法を成立させる)
・条文の翻訳が出ない(政府は翻訳を出さない意向)
・アクセスコントロールの回避に刑事罰の方向
・仮処分に関して、権利者の言い分が正しいと判断した場合に仮処分ができたが、その判断をせずに仮処分ができる
・訴訟に関して、敗訴者が勝訴者の弁護費用を負担
簡単に言うと著作権を少しでも侵害しているサイト、ブログはすべて閉鎖され、管理人は逮捕されるという
最悪の条約です。
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上記の元ネタは恐らくhttp://dic.nicovideo.jp/a/actaなのですが、リンク先を見てもわかるとおり2年前の話なんですよね、これ。
http://togetter.com/li/67319
で、miauにも資料があるんですがhttp://miau.jp/acta/20101017.html
2010年から更新されていません。。。
現時点における資料としてはhttp://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/ipr/pdfs/acta1105_jp.pdfが最新なんじゃないかと思う。