中国が実質8%で借りている、というのがあまり聞かない話なのですが
http://blogs.yahoo.co.jp/daitojimari/64728757.html
中国の外部調達資金の金利は8% GDPの成長率は常に8%を超えないと逆ざやが生まれ、キャピタルフライトが発生する構造
こういったあたりの記述についてでしょうか?
その「金利8%」は何の数字かというと計算方法を明確にしているところはみつかりません。
長期国債利回りは3.3~4.0%で推移していますし
http://fund.smtb.jp/smtb/qsearch.exe?F=mkt_bond_detail2&KEY1=BCNG.10Y/CNGT&ctype=4
物価上昇率は3.3~5.4%
http://ecodb.net/country/CN/imf_inflation.html
、ということは実質国債利回りは0%かややマイナスというところです。
実質というのが、ドル建てで見ての利息のことを言っているのかと勝手ながら想像します。
人民元はドルに対して4年間で15%ほど高くなっています
http://finance.yahoo.com/echarts?s=CNYUSD%3DX+Interactive#symbol=CNYUSD=X;range=5y
ので、年に4%弱の上昇です。ドル視点からはこれが長期国債利回りに上乗せされますので約8%、ということではと。
ただ、それが保八の8%という数字の根拠になっているというのは政府債務と国内経済をごっちゃにしたおかしな論理ですね…
こういうことです。
http://lib21.blog96.fc2.com/blog-entry-655.html
「一人っ子政策」など厳しい人口抑制策をとっている中国でも乳幼児死亡率が低下し、高齢人口が増えているため、総人口は毎年800万人前後増加している。そこで、年に少なくとも約1000万人分の新規雇用の創出が必要になってくるからである。
成長率と雇用の関係について、中国政府は成長率1%で新規雇用が100万人分創出されると見ており、そこから8%が2009年度「これだけは」の最低目標に設定された。
よく知られているように、30年前の1978年、改革開放路線に転じた中国は、経済的に大躍進を遂げた。中国国家統計局がその成果を誇示した報告によると、中国が「世界の工場」といわれるまでに成長した基本要因は外資導入だが、その額は、1983年、9億1600万ドルだった直接投資が2007年には748億ドルと83倍になった。同年末の累計額は7700億ドル、年平均増加率は20.1%に達して同期の経済成長率を大きく上回っている。
転換点となったこの1978年、中国の輸出額は98億ドルしかなかったが、2007年には1兆2178億ドルと124倍強に増大した。これを反映して貿易は1994年以降黒字を続け、1978年わずか1億6700万ドルだった外貨準備高は、2007年、1兆5300億ドルで世界一となった。
保八の根拠はどうやらかなり疑わしく迷信に近いレベルのようですよ。
毎年800万人も新しい労働力が増えていたのは90年代。人口の高齢化と1人っ子政策によって、01年以降の10年間は年平均500万人前後に減っている。とすれば成長率は5~6%あれば十分だ。「8%維持は一種の迷信だ」と、黄は中国誌「財経」ネット版で書いている。「理論的根拠がなく実証もされていない。8%を下回ったとしても天が落ちてくるわけではない」
中国は97年のアジア通貨危機後にも8%割れを経験したが(98年7・8%、99年7・6%)、この2年間の農民と都市住民の所得の平均伸び率は4%と7・5%。通貨危機の前後で大きな変化はなかった。都市住民の失業率も97年から00年まで3・1%と横ばい(農村はデータなし)。消費支出は農村が年平均1・5%減だったが、都市は5・5%増で、国有企業のリストラが始まった時期を、大きな社会不安無しで乗り切った。
「GDP成長率と庶民の生活は必ずしも相関関係にない」と、経済シンクタンク「北京大軍経済観察センター」主任の仲大軍(チョン・ターチュン)は言う。世界が注目する「8%」という数字は、実は幻かもしれない。
ご回答ありがとうございます。
労働人口の増加との関連性についてはわかりました。
一番欲しい回答は「中国は海外から実質金利8%でお金を借りているため、、」の根拠とロジックです。
中国が実質8%で借りている、というのがあまり聞かない話なのですが
http://blogs.yahoo.co.jp/daitojimari/64728757.html
中国の外部調達資金の金利は8% GDPの成長率は常に8%を超えないと逆ざやが生まれ、キャピタルフライトが発生する構造
こういったあたりの記述についてでしょうか?
その「金利8%」は何の数字かというと計算方法を明確にしているところはみつかりません。
長期国債利回りは3.3~4.0%で推移していますし
http://fund.smtb.jp/smtb/qsearch.exe?F=mkt_bond_detail2&KEY1=BCNG.10Y/CNGT&ctype=4
物価上昇率は3.3~5.4%
http://ecodb.net/country/CN/imf_inflation.html
、ということは実質国債利回りは0%かややマイナスというところです。
実質というのが、ドル建てで見ての利息のことを言っているのかと勝手ながら想像します。
人民元はドルに対して4年間で15%ほど高くなっています
http://finance.yahoo.com/echarts?s=CNYUSD%3DX+Interactive#symbol=CNYUSD=X;range=5y
ので、年に4%弱の上昇です。ドル視点からはこれが長期国債利回りに上乗せされますので約8%、ということではと。
ただ、それが保八の8%という数字の根拠になっているというのは政府債務と国内経済をごっちゃにしたおかしな論理ですね…
こちらが参考になります。
「根拠」で検索すると分かりやすいと思います。
http://bit.ly/QXpSVd
http://d.hatena.ne.jp/yamada-home/20090106/1231244720
http://blogs.yahoo.co.jp/konan119269/30071612.html
温家宝首相は「8%成長が確保できれば、900万人の就職問題が解決できる」と言っています。これが、「保八」の根拠であり、「保八」を達成できれば中国の労働力人口の増加分の大半はカバーできる計算になるのです。そして、もし、達成できなければ、1%下回る度に100万人以上の失業者がちまたにあふれ出すことになるのです。
ご回答ありがとうございます。
2012/08/15 12:07:268%の根拠が出生率との関連があることはわかりました。
ただ、「中国は海外から実質金利8%でお金を借りているため、、」の意味がまだ分からないのですが、私の理解不足でしょうか?