【東京オリンピックと尖閣】オリンピックというと中国に足下を見られるのでは？　あきらめる方が良いのでは？

「中国と握手してオリンピックをする方が良いと思いますが。」この部分が間違っていると思います。
何故なら、オリンピックの開催は国威高揚にはなりますが、経済的に見ればマイナスだからです。
　
「一時商売（いっときしょうばい）」という言葉があります。
文字通り、旬の時だけ儲かる商売のことです。
夏場の冷たいもの、冬場の暖かいもの、季節の観光地、雪が積もったスキー場・・・。
色々ありますが、通年で見れば固定経費が掛かる分はマイナスになります。
ましてやオリンピックは莫大な経費を「先に支払って」誘致合戦に参加するイベントです。
それも、数十年あるいは数百年に一度のイベントのためにです。
　
誘致できれば一時的には収益が得られるでしょう。
しかし、支払った費用ほどの収益にはなりません。
誘致しようとして設備投資や特定の個人に投資した分は、もし誘致できなければ丸損になります。
残された設備の活用にしても、けっして利益が出るようなことはありません。
先のギリシャでは借金の上乗せが金融危機の引き金になりました。
　
だから、中国との関係以前の条件として、日本が誘致するべきではないイベントだと思います。
あなたは日本国民全員が一人あたり数万円～数十万円の費用を支払って、元が取れると思いますか？
私はそうは思わない。
誘致派の石原氏など国賊ものだと考えます。