季節感のない質問ですが
秋の情景について俳諧師が詠んだ俳句(なるべくあまり有名ではない俳句)
もしくは秋について考えた俳句をご回答ください。
俳諧師の詠んだ俳句には誰の俳句なのかも書いてください。
お願いします。
私が作った俳句です。
秋景色
清水寺から眺めたら
黄と赤の
もみじたちが
けんかしている
下手くそですみません。
眺めたらを三句目として詠んだ方がよいですね。
詩自体はいい内容です。
まずは俳句から
流れつつ
真紅に染めり
かの紅葉←(こうようと書いて、モミジと読みます)
最期は短歌です
木枯らしの
漂う景色
いとおかし
乱れた髪に
寄る秋の覇気
もちろん自作っすwwww
訳ワカンネーwwwww
俳句の方は満天の紅葉が舞い落ち、周りの風景をも深紅に染めてる秋の盛りの情景を詠んだのでしょうか?
真紅などの語でその場の情景が生々しく伝わってきます。
短歌の方は"いとおかし"という語が使われておりなかなか上手い詩だと思いました。
舞い落ちる紅葉を髪に例えたのでしょうか?
山の端に
昇り染めし火
空の華
晴れた日の朝日は、私にとっては秋を連想させます。
確かに暁の朝焼けの色からは紅葉などの"秋"の色が想像できますね。
またそれを"空の華"と東から広がる大きな一輪の花のように表現したところも上手いと思いました。
短歌で有名といえば百人一首ですが、1/5くらいは秋の歌なので中にはあまり知られていないものもあります。
・あきのたのかりほのいおのとまをあらみわがころもではつゆにぬれつつ(天智天皇)
・あきかぜにたなびくくものたえまよりもれいずるつきのかげのさやけさ(左京大夫顕輔)
・きりぎりすなくやしもよのさむしろにころもかたしきひとりかもねむ
・やへむぐらしげれるやどのさびしきにひとこそみえねあきはきにけり
・さびしさにやどをたちいでてながむればいずこもおなじあきのゆふぐれ
・よのなかよみちこそなけれおもひいるやまのおくにもしかぞなくなる
・あらしふくみむろのやまのもみじばはたつたのかわのにしきなりける
・ちはやふるかみよもきかずたつたがはからくれないにみづくくるとは
・このたびはぬさもとりあえずたむけやまもみじのにしきかみのまにまに(菅家)
・こころあてにおらばやおらんはつしものおきまどはせるしらぎくのはな
・ふくからに秋の草木のしおるればむべやまかぜをあらしといふらむ
ざっとおもいだせるだけでもこれだけ。百人一首 秋 とやればリストもでてきます。
秋の歌を採用されていない百人一首作者でもたどると
・さびしさは その色としも なかりけり まき立つ山の 秋の夕暮れ (寂蓮法師)
のようなマイナーな歌もたくさんでてきます。
俳諧ということで近代のものをおもとめでしたらスミマセン。
あとついでに、鹿が声高く啼くのは秋の繁殖期(恋の季節)ということで鹿が啼く=秋の歌だそうです。
コメントだと訂正ができないのですよね。
ムムム……
なるほど、おっしゃりたかったことはわかりました。
百人一首はやはりいいですよね。
柿食えば 鐘が鳴るなり 法隆寺
正岡子規
小学生でも知ってる有名な句ですが17文字の中に柿を食べながら、鐘の音を聞いている風景がめに浮かぶようです
あの有名な俳句ですね。
誰でも分かるような俳句の中にもとても深い情景が浮かびます。
このたびは 幣もとりあへず 手向山 もみぢの錦 神のまにまに
今度の旅は急のことで、道祖神に捧げる幣(ぬさ)も用意する
ことができませんでした。手向けの山の紅葉を捧げるので、神よ
御心のままにお受け取りください。
百人一首、菅原道真の有名な句です
幣は神棚やお祓いの際に使用する紙のことでしょうか?
この"たび"で旅と度をかけてるのでしょうか。
とても良い短歌ですね。
こちらはいかがでしょうか。
●俳人別俳句一覧:芥川龍之介の俳句
初秋の 蝗(いなご)つかめば 柔かき
http://www.haikudiary.jp/haijin/person/ryunosuke.html
※参考URL
●俳句や短歌の有名な作品を季語や俳人毎に調べるならHaikuDiary
http://www.haikudiary.jp/index.html
ちょっと調べてしまいました。
初秋の蝗つかめば柔かき
理屈でもあるがそれを詠もうとした感覚がすばらしい。まだ生まれたばかりの蝗、特にその腹は柔かい。事象としてはそれだけのことだが、この蝗を掴んだことから、若々しい生命に触れた思いを感じさせる。もう龍之介も自分で命を絶つ直前である。本当はいのちの愛おしさは健康な人以上に感じていたことだろう。自分にこの若々しさがあればという憧れに近いものを感じてしまう。
http://home.att.ne.jp/blue/atelier/Fukuyama-san/Haiku-Ryuunosuke-3.html
芽生えた命の新鮮さなどを例えた詩と思ってたのですが
じつは自分の憧れの詩だったのですね。
晩秋の切ない情景を詠んだのですね。
2013/02/27 17:58:36冬という言葉から寂寥感も伝わってきます。
また、柿の芽吹きから枯れるまでを一年に例えたのでしょうか?
かなりいい詩だと思います
おほめのお言葉、ありがとうございます。
2013/02/27 18:08:19