長所・短所も教えてください。
コメントを受けて訂正しました。
==
人工甘味料もいろいろあります。性質もいろいろです。
麦芽糖(水飴)などは柔らかな甘みで古くからつかわれ、カロリーになり得ます。
ズルチン、サッカリンナトリウムなどは砂糖が欠乏した戦時中にはつかわれたけれど発ガン性などの害があって使用中止になりました。
アスパルテーム(商標名)はアミノ酸の異性体です(消化できずカロリーにならず体にはなんの害もありません)。
キシリトールなど、唾液にとけるときにひんやりするもの。(カロリーはありませんが食べ過ぎるとお腹を壊す。ノンカロリーガムなどの「食べすぎるとお腹をこわす」という注意書きは甘味料のせいです)
最近でてきたアセスルファムカリウムという甘味料が市販に多いです。これはごく微量で強い甘みを感じ、くせもなく、牛乳に溶かすとより好ましい甘みを感じる性質があり、スティック珈琲などにつかわれています。
これより強い甘みをもつものはスクラロースというのがあります。
さらなる強い甘みをもつものもあります。
新しい人工甘味料の長所は
・少しでも強い甘みがある(このため、甘みの弱い糖などで増量されます)。
たとえば喫茶店によくおいてあるアスパルテームスティックは砂糖より細いですが、一本いれれば十分甘くなります。
・カロリーが少ないまたはゼロであるからダイエットに適している。(最近のカロリーゼロ清涼飲料水はだいたい人工甘味料が入っています)
短所は、
・砂糖とは違う甘みの発現がある。食材との取り合わせによっては微細な苦みなどを感じる場合があります。
・特許ライセンス料があるのでだれでもつくれるわけではなく、特に開発されてしばらくの間は価格も少々高めである。(開発の努力のもとをとるため)
・だれかが開発しないと無害で強い甘みをもつ新しい甘味料がなかなかみつからない
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%98%E5%91%B3%E6%96%99
いや、スクラロースのほうが二つよりあとにできていました。
2013/05/13 01:59:26また、アスパルテームの日本でのライセンス先は味の素ですが、開発は米国企業です。
日本からアメリカにライセンス契約をお願いし、許されれば作ることができますが、その場合も定められたライセンス料を20年も払いつづけなければならないので、短所と判断できそうです。
追加の質問も含めてご回答して頂きありがとうございました。
2013/05/13 19:04:30とても参考になりました。