種類によります。
乳酸菌や、酢酸菌のように、酸性のなかでも繁殖できる菌類もいます。
ただ、普段アルカリ性にかたむいた場所(浴室、トイレなど)にはアルカリ性を好む菌類が発生することが多いので、たまに逆側の酸性にしてやると、環境の激変のため繁殖できなくなるという意味ではないでしょうか。繁殖できないというのは、必ずしも「死滅させる」「殺菌する」のではなく、再び状況がアルカリ性にもどればその胞子から再生し得るとおもいます。
逆もまた可で、普段酸性にかたむいている場所によく生える菌類の繁殖を抑制しようとするのならアルカリ性の水などをふきかけてやればいいとおもいますよ。
滅菌、殺菌にくらべて「繁殖を抑制」「抗菌」などという言葉は効果が弱い(ただし人体にも害は少ない)ものをさすので注意しましょう。
と、あと、弱酸性の水が殺菌作用があるのなら、人が手をつっこんだ水はどうおもいますか。
人の皮膚は健康であれば弱酸性ですが、それが手をツッこんだりレモン水程度をふきかけたていどで菌が全部いなくなるなら食中毒なんておこりません。なんにでもいつでも効くというわけじゃないという例えとしてよくわかるのではないでしょうか。
つまり出題文があやしいと私はおもっています。
殺菌効果ではありません。菌類の繁殖を抑える効果です。
つまり、 繁殖しやすいか、繁殖しにくいか?という問題であって 除菌ではないです。
勘違いが有るようですので、もう1度書きます。
弱酸性による 除菌効果ではなく
弱酸性の状態では菌類が増えるスピードが遅くなるという事がよくあります。
言い方を変えるとpHによって菌類の増殖スピードが(菌類毎に)早かったり遅かったりします。
それが何故なのか?なにが、増殖スピードに影響しているのか?という質問です。
除菌=つまり細菌を破壊するか?という質問ではありません。
ググったのですが「繁殖を容易にするために(つまり菌を育てるために)弱酸性にする」などという言葉がよくあり、前提の弱酸性=菌の繁殖をとめる、というのが一般的ではないことがわかります。
一方で
no title
このように抗生物質をもちいて「殺菌」ではなく「静菌」をおこなうことについても厚生労働省の抗菌基準文書内で発表されています。この場合は「弱酸性の水」などという効果のあいまいなものではなくはっきりと効果のある抗生物質の抗菌効果の定義を記載しており、効果が「静菌」である場合、機序はタンパク合成の阻害ということも記載されています。
ですから私は「弱酸性の水」は静菌効果があるとは誰が言い出したことなのか、を不思議に思うのです。抗菌スペクトルはかなり狭いでしょうね。
正確に言えば、PHが7前後で、繁殖を強める菌類が多いです。
したがって、PHが底から大きく酸性かアルカリ性にふれると、菌類が繁殖するスピードが落ちることがあります。
カビは弱酸性のほうが繁殖しますね。
質問者様はなにか具体的な菌種が念頭におありのようですが、私からはこれ以上は、広いモネラ界の隅を推測でつつくようなことはしないことにいたします。あしからず。
「菌」という言い方をしてしまうと、範囲が広すぎ(種類が多すぎ)て一般的な話がしにくいかなあ、と思います。
また、「弱」というのは、どの程度までが「弱」の範疇になるのか、とか。
まず、雨の pH っていくらか知ってますか?
公害による酸性雨というのは別にして、雨の pH は、通常 pH 5 の後半から pH 6 くらいです。
大気中の二酸化炭素が溶け込むことで、酸性になります(空気中の二酸化炭素の飽和溶解度で pH 5.6)。
やや酸性(pH 6 近辺)で菌類が生きられないとなると、地上からカビ類が消えてしまうことになります。
なので、カビなんかは中性よりもやや酸性よりの方が増殖至適だということになってます。
水素イオン濃度(pH)
http://www.bacct.com/knowledge/lecture/01/
一般に細菌の増殖至適pHは6.5~8.0であり、pH4.5以下になると増殖できない。しかし、乳酸菌などのように酸性域でも増殖できるものや、コレラ菌のようにpH8.0~9.0でよく増殖するものもある。 カビ・酵母ではpH5.0~6.0が最適であり、かなりの酸性下でも増殖する。
他にも、pH について言及されているところを二つほど。
b. pH
http://www.jpo.go.jp/shiryou/s_sonota/map/kagaku13/4/4-3-1.htm
一般に細菌や放線菌はpHが5~9(至適6.5~7.5)、酵母やカビはpH 1.4~9.0(至適5.0付近)で生育する。しかしより酸性度の高いあるいはより塩基性度の高いpHでも生育する菌も知られている。
好中性:pH5~9に至適増殖を示す生物。大半の高等生物がここに含まれる。生理学的条件とはたいていこの範囲であるが、消化液などはこれらの範囲を逸脱するpHが観察される。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A5%B5%E9%99%90%E7%92%B0%E5%A2%83%E5%BE%AE%E7%94%9F%E7%89%A9#.E6.B0.B4.E7.B4.A0.E3.82.A4.E3.82.AA.E3.83.B3.E6.BF.83.E5.BA.A6.28pH.29
水素イオン濃度が高い、もしくは、低い場合に生命活動ができなくなる理由として、以下のようなことが考えられます。
電子伝達系については、pH が高くなると濃度勾配が小さくなるので、水素イオンが移動できなくなり、pH が下がり過ぎると、細胞内 pH の恒常性が維持できず、代謝ができなくなる、ということのようです。
ちょっと古いものですが、↓の論文には、その辺りについて、もっと詳しく書いてあります(のはず)。
「環境の pH 変化に対する細菌の適応機構」 ── PDF です
ウィルスと細菌の中間のようなやつは、蛋白質の変性には耐性があるのだと思います。
例えば、古細菌と言われるような連中には、かなり過酷な環境で生息するものがいるらしいです。
これ以外の極限環境古細菌は、強酸またはアルカリ環境に分布する。強酸を好む好熱好酸菌は、スルフォロブス目やテルモプラズマ綱に代表され、温泉や硫気孔、ボタ山などから発見される。アルカリ性の塩湖には高度好塩好アルカリ菌が生息する。これらの極端な例としては、pH-0.06(1.2M硫酸溶液下に相当)で増殖する好熱好酸菌Picrophilus、pH12で増殖できる高度好塩菌Natronobacterium gregoryiなどが知られる。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%A4%E7%B4%B0%E8%8F%8C
ちなみにPHは確か・・・確かですが対数だったきがするので1違うだけでも大違いな気がします。
普通 一般的な菌類の最適なPHは 6.0以上 8.0以下ですので
弱酸性 つまり phを3-6に入れれば間を取って5としても 一般的に抗菌作用は有るのでは?
弱アルカリ性、つまり、pH を 8-11 に入れれば間を取って9としても、一般的に抗菌作用はあるのでは?
弱酸性の方が、弱アルカリ性よりも、抗菌作用が高い、という理由にはなりません。
一般的なカビ(糸状菌)が酸性の方を好む、ということを考えれば、弱酸性の方が一般的に、弱酸性と弱アルカリ性のどちらが抗菌性が強いとは言えないんじゃないでしょうか。
PHによって菌類の増殖が違うことではなく、PHによって菌類の増殖が違うのはなぜか?という事だけです。
読点を境に同じことが書かれているので、何を聞かれているのか分かりません。
ちなみにPHは確か・・・確かですが対数だったきがするので1違うだけでも大違いな気がします。
逆ですよ。
対数を取らないと、違いがはっきりしないから対数を取ったものを指標にしてるんです。
こちらは参考になるでしょうか。お肌のトラブルについて、よく言われることで、皮膚常在菌に適したpHを基準にして、アルカリ性にすると、悪玉菌が増えるという考え方じゃないのかな。(^_^;
●ナチュラルコスメ・マニアの用語辞典(皮膚常在菌とは)
http://www.nc-mania.com/0_jiten/hi_hifu_zyouzaikin.html
●肌とpHの関係
http://www.hassendou.com/suhada-pH.html
●洗い過ぎるとなぜ体臭が強くなるのですか? - 五味クリニック
http://www.gomiclinic.com/oldlog/lg0355.html
まず、弱アルカリ性と弱酸性ですが、何に使うのですか?
それは、一般的に肌に使う石鹸や化粧水のことではないでしょうか?
http://www.live-science.com/honkan/qanda/body10.html
http://www.nikibicarenavi.com/article/179909006.html
菌は温度と湿度がある所に繁殖するので水という条件ではあまり差はないです
食品などには揮発性の高いアルコール(中性)を使い、菌の繁殖を抑え、湿度のある水は使いません
http://www.sharbon.co.jp/pro_s_01.htm
ですから、ここで調べようとしているのですが・・・
2013/05/20 10:46:19結構、科学方面に詳しい方もここいらっしゃいますし。