独自のWebサービスに「CKEditor」+「KCFinder」を組み込んで一般に公開し、不特定多数のユーザーに使ってもらう事は、ライセンス上可能なのでしょうか?
また、もし可能な場合でも、何らかの制限や注意が必要なのでしょうか?
まず CKEditor ですが、GPL、LGPL、MPL のトリプルライセンスになっています。
(License | CKEditor.com)
また KCFinder は、GPL と LGPL のダブルライセンスです。
MPL のあるなしで、実際の運用上では大きな違いは無いはずですが、MPLの特徴 にあるように、自己開発したソフトウェア部分の特許権収得を考えている場合は MPL が入っていた方が有利でしょう。
「不特定多数のユーザーの使用」に関しては、CKEditor の FAQ に明記されています。
Are there limits to how many individuals can use CKEditor?
FAQ | CKEditor.com
No.
CKEditor の使用者数に制限はありません。
KCFinder の方はこのような記述は見つかりませんでしたが、
It can be integrated into FCKeditor, CKEditor,(後略)
KCFinder web file manager Homepage
と、CKEditor との併用を前提にしている製品ですので、CKEditor と同様に利用者数制限はないものと推察されます。
(念の為に KCFinder 2.51 をダウンロードして同梱されている readme も見てみましたが、制限に関する記述はありませんでした)
ですので、注意点としては一般的なフリーウェアの使用上の注意(自分が作ったものだと言わないとか、オリジナルを尊重するとか)という事になるでしょう。
お役に立てることを祈りつつ。
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