細胞の構成成分は水分(60%)やたんぱく質(16%)、脂質(15%)ですが、この中で脂質は細胞膜の原料に使われているというのはわかりやすいのですが、一方、20種類のアミノ酸が集まったたんぱく質は構造たんぱく質として細胞のどの部分に使われているのですか?イメージがわきません。詳しく教えてください。
主なものとしては、骨、軟骨、腱、皮膚(結合組織の主成分)を構成する「コラーゲン」と、毛、爪などを構成する「ケラチン」があります。
多細胞動物の細胞外基質の主成分
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%82%B2%E3%83%B3
細胞骨格を構成するタンパク質
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B1%E3%83%A9%E3%83%81%E3%83%B3
http://biowiki.edu-wiki.org/tag/%E6%A7%8B%E9%80%A0%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%83%91%E3%82%AF%E8%B3%AA
酵素のように細胞の中で溶けた状態で存在しているものもありますが、下記の図のように細胞膜上にもタンパク質が存在しています。
http://www.jst.go.jp/pr/announce/20091016/icons/zu1.jpg
http://ts.way-nifty.com/photos/uncategorized/2009/01/13/zu31_2.gif
http://www.tmd.ac.jp/artsci/biol/textintro/Chapt7.htm#6%E7%AB%A0
アクチンとかはもうでてますね。構造タンパクと聞いて一番最初に思い出すのは細胞骨格です。要するに柱とか、アクチュエータのようなものだと考えてください。
構造たんぱく質は、分解と合成が絶えず行われているように聞かされた記憶があります。
小器官の膜も脂肪酸にたんぱく質(酵素)が浮かんだものと思えばいいかと思います。ミトコンドリアなんて特にそうですよね。
細胞骨格や細胞質内の酵素は分解合成を繰り返していると考えてよいでしょう。細胞膜のたんぱく質なども同じ。細胞小器官の酵素などもそうじゃないかと思います。合成の増減は酵素の量で行われるわけですから。
これは私の理解ですので、あっているかどうかわかりませんが、生物とは動的な存在で、例えば桜の木が一本植わっていて、そこに静かにあったとしてもその内部では夥しい動きが行われています。
感覚としては、静かに見える湖もその実は水流があり、その中では多くの生物が動き回っている。方丈記の『行く川の流れは絶えずして』のような。
福岡伸一氏は『動的平衡』という言葉をお使いですが、これはものすごくうごめいているために止まって見える、という感覚なのかな、と。平衡とはつまり、バランスが取れた状態を言う訳ですが、『動的平衡』とは絶えず変化しつつ、その状態はバランスの取れた状態となっている、という意味だと思っています。
生命は、ものすごい勢いでうごめきながら、そのままであり続ける存在なのかな、と。
細胞はたんぱく質でできていて分解と合成を繰り返しているといいますよね。
2014/03/22 13:49:44で細胞の中のどの部分でどのように使われているかがしりたいのですが。
細胞の中にある構造タンパク質はアクチンです。
2014/03/22 14:08:17http://www.biophys.jp/highschool/A-17.html