書道教授、白山神社宮司だった父の遺品を整理していたところ、大量の父の書が見つかりました。
母も私も書の良し悪しはよくわかりません。
今のところ、箱に入れて保存しておく以外の処置しか思いつきません。
書が好きな方に差し上げればと思うのですが、親族で書が好きな方には既に差し上げています。
残った作品は裏打ちしていないものが多く、額に入れることもできないものが多い状態です。
何か良い処分方法はないでしょうか。
自炊革命 ~ 過去の保存と未来への投資 ~
はじめての自炊は、とても困難ですが、キーボード同様、いますぐに
マスターしなければ、いつのまにか時代に取り残されるでしょう。
わたしの予想は、十年以内の普及率が固定電話と入れ替わるはずです。
https://www.youtube.com/watch?v=Fh77MLZ9trE
五藤 隆介《ScanSnap SV600 スキャンから補正までの一連の流れ》
http://kakaku.com/item/K0000522007/
…… さてしかし、こんなに苦心した揚句の、このうず高い水彩画の山
は何になるだろう。勿論、家のものが暫くの間は、形見としてとってお
くだろう。けれども遅かれ早かれ、邪魔になって、棚から棚に置き換え
られ、納屋から納屋に移され、鼠のお見舞いを受け、汚点でよごされて、
甥の子供の手に移り、この子供は折紙を作るために、四角に切りきざむ
だろう。世の中はそういったものなのだ。我々の幻想が最大の愛情でい
としんで来たものも、現実の爪牙に裂かれて、惨澹たる最期を遂げるの
である。(P322)
http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/4003392000
── ファーブル/吉田 吉彦&林 達夫・訳《昆虫記 完訳10 19931018 岩波文庫》
http://q.hatena.ne.jp/1384175420#a1218096(20131111 23:43:14 )
わたしは、約3万点の画像、2000冊の書籍を電子化しています。
http://q.hatena.ne.jp/1170918714(20070208)画像に関する七不思議
無名人の書画は市場で評価されないので、第三者への寄贈・売買というのは難しいと思います。
お勤めだった神社でお焚き上げしてあげることが故人の供養になると思います。
例:太宰府天満宮の献書祭
書の三聖・菅原道真を祀っていることから、毎年春分の日に、献納作品のお焚き上げをしています。
http://www.dazaifutenmangu.or.jp/sanpai/saiten/march
個展などを開いてみてはどうでしょうか。
お父様の作品をたくさんの人に見てもらってからでも処分するのは遅くないですよ。
もし、それを見て欲しいと言う人も現れるかもしれませんし。
http://www.art-express.co.jp/support/koten.html
お父さんの書道関連のお知り合いに連絡がとれればその方に処置の方法を聞くのが現実的だと思います。
あと、なんでも鑑定団みたいな番組に依頼するというのもありかも。あまり現実的ではないですが。
…… さて今度は何をしたものか。梃子をかえて、そしてシシュフォス
の石をいま一度転がし直すことにしよう。あかねの大桶が私に拒むもの
を、インク壷から取り出すよう努めよう。Laboremus !「我ら働かんかな」
http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/4003392000
── 山田 吉彦/林 達夫・訳《ファーブル昆虫記(十) 199931018 岩波文庫》