性同一性障害について質問です。

性同一性障害と精神病との関連について、wikipedia[性同一性障害]からの引用を貼ります。
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日本における性同一性障害の診断と治療の指針である日本精神神経学会「性同一性障害に関する診断と治療のガイドライン (第3版)」[10]において、

性同一性障害は精神病者ではない

— 日本精神神経学会、性同一性障害に関する診断と治療のガイドライン (第3版)

とある。
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私も、性同一性障害や gender dysphoria は精神病ではないと思います。
ただ、医学的な処置を望む人のために、医学的な診断基準を設ける方が都合が良いという理由もあって、現在は精神医学の領野としても扱われています。

男女どちらでもない状態の心を理解するのは、人の性別は二つしか無いと刷り込まれている人には難しいことですね。
けれども世界は男女以外の性別を認める方向に、少しずつですが動いているように思えます。
もし、どちらでもない性別について語り合える環境を望まれるのでしたら、「Ｘジェンダー」で検索なさるか、ミックスの(だれでも来られる)セクシュアルマイノリティー系の集まりに参加してみる、などされると良いかもしれません。Ｘジェンダーだけの集まりの他に、ミックスの場にも時々Ｘジェンダーの人がいます。

あなたがＸジェンダーを名乗りたいのであれば、そこに何の問題もありません。

自分の身体的・社会的性別をどう認識するかも確かに、Ｘジェンダーを規定する要件の一つになりますけれども、それとは別に、どんな性別に違和感があるのか、どんな体が理想なのか、周りからどう扱われたいのか、どういうジェンダー・アイデンティティを持っているのか、どんな立場を取りたいのか、等々の観点からもＸジェンダーを規定できます。
そもそも性別とは何によって定義されるのかも、実は時と場合によって色々と変わるものです。

典型的な男女どちらかに当て嵌らない、実に様々な人がＸジェンダーたりえますので、その内実もまた人によって様々です。
丁度、黒でも白でもない色が無数にあるのと同じように、Ｘジェンダーも無数の立ち位置を含むものなのです。
世界に色は黒と白しかないと思っている人には中々理解し難いことですけれど。

Ｘだけど性同一性障害と偽って戸籍まで変えた人もいますから、偽るのは不可能ではないと思いますが、その他にも、通称名としてそれなりの期間使用実績を積めば(裁判官の裁量次第ですが)、性同一性障害云々とは無関係に改名できますので、そういう手段もありだと思います。
ひょっとしたらDSMの変更を受けて、FtXでも診断書を書いてくれる医師もどこかにいるかもしれませんが、確かに難しいことでしょうね。。。

お役に立てたのなら幸いです。
諸々上手く行くよう祈っています。