鉄分が多いのは主にレバーですが、お肉が赤いのは鉄分を含んでいるからと言って良いと思います。マグロも同様です。シャケはちょっと違います。
我々の血液が赤いのは、鉄分が含まれているせいです。
鉄の塊ではなく、鉄原子の化合物を吸収します。
鉄分はミネラルと言われる栄養素の一種です。
自然界では赤色の酸化鉄(赤サビ)の形で多く存在しますが、人間が取り込むのは有機物に含まれた鉄です。
一番分かりやすいのがお肉の赤い部分ですね。
動物の血液には赤血球に鉄分が多く含まれています。
海藻や黄緑野菜にも鉄分は豊富に含まれますが、赤い色が目に見えるほどハッキリした色素の形ではありません。
酸化鉄の含有量の多い水道水が鉄分の補給に適しているかどうかは実証データがないので何とも言えませんが、赤い水道水には鉄分が含まれているのは確かです。
鉄分が体内に充分に取り込まれていないと骨粗鬆症になりやすいと言われています。
吸収率やバランスもあるので、単純に赤サビを食べれば良いわけではありません。
鉄と鉄分というのは、じつはちょっと違う。
鉄は、釘とかフライパンとかの金属で、硬いし食べられない。
鉄分というのは、鉄をめちゃくちゃ細かくして、もうこれ以上小さくすると鉄じゃなくなっちゃう大きさになったものが、水の中で浮かんでいる状態。いわゆる原子とかイオンとかいうもののこと。
これは、鉄としての最低限の要素が入っているけど、硬くない。というか、塊じゃない。
この超小っちゃい鉄は、酸素が大好きで、すぐ酸素と結びつく。
鉄は塊でも酸素とくっつきやすい。それは、すぐ錆びることからもわかる。
(最近錆びない鉄:ステンレスばっかりだから、鉄が錆びやすいこともよくわからないかも知れません)
錆びやすい鉄は、体中に酸素を持っていく働きをします。
超小さい鉄が、酸素をがっちりつかんで、体の隅々まで行きます。
この役目は、赤血球という細胞が担っています。その赤血球の色は、鉄の錆びた色です。酸素が結びついて錆びると赤くなり、酸素を離して鉄に戻ると、どす黒くなる。そんな赤血球が減ると、体調が悪くなるので、赤血球を増やさないといけません。そして、それには鉄分が必要です。
鉄と鉄分は別です。ですから鉄を食べるのではなく、鉄分を含む食品を食べなければいけません。
レバーとか、貝類とか味噌とか。体が受け付けやすい形になった鉄分を取りましょう。
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