黒田官兵衛が側室を持たなかったことは知っています。ですから、正妻との間の子供しかありえないですね。
必ずしも、そうとは限りません。
どういう事かというと、彼ほどの立場であれば、当然ながら世継ぎが必要です。
血統のスペアは多い方が安心できる。
なんせ、平均寿命が大凡50年で伝染病なども多かった時代です。
しかし、彼の政権内部での立場上、世継ぎが一人としておいた方が都合が良かったのかもしれません。
当時の常識では、よほどの放蕩者でなければ、正室に一人しか子がなければ側室を迎え、あるいは何処かに通い、御落胤の一人や二人はいて当然。
記録されていないからと言って、本当に一人だけというのは珍しい現象でしょう。
ついでに言えば、彼の身は彼一人のものではありません。
2014/06/09 21:33:37彼に仕える家臣が大勢いて、彼が死んで跡継ぎがいなければ全員が失職します。
もちろん家臣にも妻子や家来がいて、ファミリーとして機能しているのです。
当然ながら、有力な「殿」の子供を産めば、下賤の端女でも一気に「姫」です。