2.仮に養殖場のウナギを全部海に放したら、どうなりますか?
どちらかの回答だけでも良いです。よろしくお願いします。
1:何らかの食物連鎖に歪みが出るかと。ただ時間が経てばそれも落ち着くはず。
2:育てている段階では淡水魚なのでヘタすると全滅かも
1.自然界は何事もなく流れますが、復活を目的に様々な試みがされるでしょう
2. 養殖ウナギは謂わばペットのようなものです。
育てられた環境には順応していますが、放流したとしても環境に適応できない可能性が高い。
親魚の放流による資源回復はあまり期待できないと思います。
今考えられている対策が、完全養殖と稚魚の捕獲規制です。
卵の人工孵化と放流も技術的には可能らしいんですが、技術開発が頓挫しているらしい。
なんせ、産卵場所はフィリピンのまだまだ向こうの何千キロも彼方。
遠いし未確認の部分が多いし、奇特な学者さんが研究を続けているらしいんですけどね。
1.うなぎが絶滅したら次、最終的に人
ニホンウナギは魚類の中でももっとも研究が進んでいるもののひとつです。
スルメイカなど、日常食されるにもかかわらず卵すら発見されていないものも多くあります。
研究が進み、絶滅も危惧されている天然資源であるウナギすら枯渇させてしまうようでは、人類の資源管理能力は無いと判断できます。
とれるだけとって資源を枯渇させる。
資源といっても、鉱物などと違い、適性な管理下であれば持続可能なものを枯渇させるのです。
ウナギが枯渇したら、その分は他の資源に向かうでしょう。
しかし、そこはさらに研究もまだろくに進んでいない分野が待っています。絶滅を危惧することもできずに資源を枯渇させるでしょう。
結果、加速度的に環境から得られる資源がすくなくなるので人類の持続性は失われ、生息可能数が下がることが予見されます。ちなみにウナギの次はクロマグロです。
2.養殖うなぎを海に離しても
うなぎの完全養殖には成功していません。
最も研究が進んでいるにもかかわらず、産卵条件も稚魚が何を食べるのかもわかっていません。ようやく産卵域がわかって来た程度です。
養鰻は天然から獲った稚魚を太らせて大きくするという養殖です。
放流は現在も一定数行われています。県などによって義務付けされていたりするそうです。
仮にこれを養殖しているウナギにした場合、養殖業者が潰れます。
天然物をとって育てて同数天然に返すのですから、あたりまえですね。
この経済的損失を、みんなからお金を集めてまでやる価値があるかということですが、そもそもうなぎの産卵条件もわかっていないので、成魚を放流してもそれがうなぎの数を増やすかどうかに結びつくのかも謎ですし、逆に産卵の邪魔になることも考えられます。
つまり、資源量にどのような影響があるかがまったくわかっていない状態で、その行動を加速させるというのは、目隠しした状態でアクセルを踏み込むようなものです。
もしかしたら問題がないかもしれませんが、大抵は何かしら事故が起きます。
あいっ
https://www.youtube.com/watch?v=NwWGc2bZDig
完全養殖はやっと実現しはじめた段階です。(産業化には至っていない)
http://www.maff.go.jp/j/pr/aff/1007/mf_news_03.html
二ホンウナギは海でも汽水でも淡水でもどこでも適応できるの
2014/07/22 22:19:29