米国においてレールガンが開発中という報道が一部メディアでなされています。艦船から 中距離にいる目標物を叩く攻撃手段というのは既に巡航ミサイルが現役の巡航艦にも既にありますよね。確かに1つの弾頭にかかる費用がとんでもなく、それに見合う目標自体がそれほど多くないとの指摘を受けていますが。



もし実際にレールガンが配備されるとしたら、現在ある巡航ミサイルと比べて武器としてどのような意味で優位にあると言えるんでしょうか。

また、レールガンはどんな形でどんな用途に使うことが可能なんでしょうか。戦車レベルの大きさの兵器に搭載出来れば、また違うんでしょうか。

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  • 終了:2014/09/11 01:48:23

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id:hissssa No.1

回答回数428ベストアンサー獲得回数129

まず第一に、使用コストが圧倒的に低いという点があります。複雑な推進システムと炸薬を持つ巡航ミサイルは一発1億円くらいしますが、レールガンの弾は単なる砲弾なので値段は比較になりません。
値段だけでなく、艦船に搭載する際の搭載量と言う点でも、巡航ミサイルに比べればレールガンの弾は遥かに大量に搭載できます。
また、レールガンの弾は極めて高速なので、巡航ミサイルと違い発射されてからの迎撃や回避はほぼ不可能です。

もちろん利点だけでなく欠点もあります。砲弾を超高速に加速して射出する関係上、その発射装置にはかなりの負荷がかかります。結構な発熱があるため一台の発射装置であまり短時間の連射はできません。
また、射程自体は曲射弾道で最大数百kmにも達しますが、惰性で飛んでいくだけの砲弾であり当然ながら誘導などは出来ないので、ある程度以上の距離になると着弾はあまり正確でなくなります。

レールガンの用途としては、兵器利用以外に宇宙開発への利用も考えられます。地球から宇宙への打ち上げは、現状はロケットによって運ぶしかありませんが、レールガンによって射出すれば圧倒的な低コストでの打ち上げが可能になります。
もちろん、レールガンは物凄い速度で打ち出すので、人工衛星などを打ち上げれば確実に壊れてしまいますが、軌道上で組み立てることを前提に、壊れないような単純な資材のみを打ち上げるような用途であれば利用可能になります。

id:ovento0013

コスト面での雲泥の違いはあっても 誘導が出来るできないピンポイント攻撃ができない状況で は巡航ミサイルに変わる兵器として艦船に搭載されるような技術ではなさそうですね。

新型の巡航ミサイルと比べた場合、射出スピード、巡航スピードに大きな差がみられる。という記述が見られませんでしたが。赤外線、熱感知を利用した迎撃、防御ができないという点では大きなメリットが見いだせそうなのは理解できました。

兵器としてよりも、ロケット燃料の代替技術として宇宙開発利用の方に有用性が見いだせそうですね。

2014/09/11 01:18:50

その他の回答2件)

id:hissssa No.1

回答回数428ベストアンサー獲得回数129ここでベストアンサー

まず第一に、使用コストが圧倒的に低いという点があります。複雑な推進システムと炸薬を持つ巡航ミサイルは一発1億円くらいしますが、レールガンの弾は単なる砲弾なので値段は比較になりません。
値段だけでなく、艦船に搭載する際の搭載量と言う点でも、巡航ミサイルに比べればレールガンの弾は遥かに大量に搭載できます。
また、レールガンの弾は極めて高速なので、巡航ミサイルと違い発射されてからの迎撃や回避はほぼ不可能です。

もちろん利点だけでなく欠点もあります。砲弾を超高速に加速して射出する関係上、その発射装置にはかなりの負荷がかかります。結構な発熱があるため一台の発射装置であまり短時間の連射はできません。
また、射程自体は曲射弾道で最大数百kmにも達しますが、惰性で飛んでいくだけの砲弾であり当然ながら誘導などは出来ないので、ある程度以上の距離になると着弾はあまり正確でなくなります。

レールガンの用途としては、兵器利用以外に宇宙開発への利用も考えられます。地球から宇宙への打ち上げは、現状はロケットによって運ぶしかありませんが、レールガンによって射出すれば圧倒的な低コストでの打ち上げが可能になります。
もちろん、レールガンは物凄い速度で打ち出すので、人工衛星などを打ち上げれば確実に壊れてしまいますが、軌道上で組み立てることを前提に、壊れないような単純な資材のみを打ち上げるような用途であれば利用可能になります。

id:ovento0013

コスト面での雲泥の違いはあっても 誘導が出来るできないピンポイント攻撃ができない状況で は巡航ミサイルに変わる兵器として艦船に搭載されるような技術ではなさそうですね。

新型の巡航ミサイルと比べた場合、射出スピード、巡航スピードに大きな差がみられる。という記述が見られませんでしたが。赤外線、熱感知を利用した迎撃、防御ができないという点では大きなメリットが見いだせそうなのは理解できました。

兵器としてよりも、ロケット燃料の代替技術として宇宙開発利用の方に有用性が見いだせそうですね。

2014/09/11 01:18:50
id:miharaseihyou No.2

回答回数5220ベストアンサー獲得回数716

通常の艦砲と比べて、飛行安定性の高い形状の実体弾を撃ち出すことができます。
つまり、射程距離が伸びます。
また、発射に火薬を使わないで済みますので、砲弾を撃ち出すための火薬を無くせますので、弾丸の積載量を増やすことができます。
また、連射速度も、冷却装置を工夫すれば通常の艦砲よりも上げることができます。
イージス艦などと比べて手数で勝負になりますね。
使い方によってはアウトレンジから飽和攻撃することも可能でしょう。

id:ovento0013

アウトレンジから攻撃するという可能性を提示していただきました。

同兵器をもった艦船を認識した時点で艦船等がわざわざ射程に入ることをしなさそうですし、連射が可能になっても誘導追尾機能がないとなれば、移動可能な目標物を攻撃するということは現実的ではない。

となるとやはり対艦装備ではなく、ミサイル基地など動かないかなり限定された目標に対しては迎撃、防御が不可能な攻撃ができることは想定できそうですが、連射が可能になったと仮定しても中距離の絨毯砲撃などが効果のある状況を想定した場合、コスト面もそれほど大きな動機にはならない。

やはり、巡航ミサイルに比べても使用に適した目標や環境が非常に限られるのは理解できました。補完するような技術がないとなんともですね。どうも。

2014/09/11 01:47:53
id:miharaseihyou

むしろ、プラットホームからよりも、地上基地の防御用とか、プラットホーム使うなら単艦ではなくハリネズミのように多数のレールガンを揃えた船団で絨毯爆撃のような使い方で一定の範囲を破壊するなどの使い方になると思う。
対空機銃代わりの小さな弾体を撃ち出すものもアリだと思う。
現在の艦対艦のシナリオよりも集団で運用した方が効果が高いだろう。

2014/09/11 20:22:41
id:tea_cup No.3

回答回数1071ベストアンサー獲得回数194

米海軍の電磁レールガン契約はBAEが獲得、初速マッハ7.5で射程370km超を目標 - Engadget Japanese

フェイズ2の要求仕様は秒間6発から10発の連射
BAE Systems の掲げる目標では、弾体の初速マッハ7.5、射程 370km 以上、着弾時の速度マッハ5

米海軍、レールガンを2016年に洋上テストへ 「これはSFではない」 - ITmedia ニュース

 このレールガンで撃ち出すのは重さ10キロの弾丸。初速はマッハ7以上とミサイルをはるかに上回り、射程距離は200キロ以上を見込む。ロイター通信によると威力は約32Mジュールと、戦車砲(9Mジュール)の3倍以上に達する。発射コストは1発当たり2万5000ドルを見込み、既存のミサイルシステムに比べ大幅に安価なのも特徴。対空防御や弾道ミサイル、巡航ミサイルからの防衛に役立つだろうという。

id:ovento0013

ミサイル防衛、防御としての利用は想定外でした。しかし前提として迎撃に利用できるだけの弾道解析技術があればというところなんでしょうが。現在、巷では超高速の移動物体(大陸間弾道ミサイル)のミサイル防衛など夢物語だという話が出ている段階ですから。もし対空防御にレールガンの技術が実装されたとしたら、ミサイル技術自体が無力化されそうですね。そうなるとステルス性をもったミサイルが開発され。

もう、考え出すとキリがないですね。どうも。

2014/09/11 02:04:58

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