昔の神話や昔話で箱が登場するものを教えてください。

ギリシア神話には「パンドラの箱」以外にも
「美の箱」というのが出てくるらしい
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A6%8B%E3%82%8B%E3%81%AA%E3%81%AE%E3%82%BF%E3%83%96%E3%83%BC

ノアの箱舟・・・いや正しくは方舟か
契約の箱、神の指によって十戒の文字が彫られたという石版を納めた箱
映画インディージョーンズの『失われた聖櫃』（アーク）
を通して聖櫃（せいひつ）という別名のほうで知ってる人が多いかも
この両者、英語だとどちらもArkという同じ言が充てられている

マハーバーラタに登場するカルナという名の英雄
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%AB%E3%83%8A
生まれたばかりの赤ん坊の時に箱に入れられて川に流された
ってこれ、モーセの赤ん坊の時の記述と瓜二つ・・・
モーセは箱ではなく籠だったと思うけど
実はこの赤ん坊モーセを入れた籠もまたArk

あと、箱が主役ではなくなってしまうけど、こんなのも
http://dic.pixiv.net/a/%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%86%E3%82%A4%E3%83%B3
http://1st.geocities.jp/ica7ea/kanji/zhuangzi2.html

拾えた情報はこんなところ

神話と言っていいのかどうか分かりませんが、「アーク」は有名だと思います。

契約の箱（けいやくのはこ、ヘブライ語: ארון הברית‎ aron habrit、英: Ark of the Covenant）とは、『旧約聖書』に記されている、十戒が刻まれた石板を収めた箱のことである。証の箱（あかしのはこ）、掟の箱（おきてのはこ）、聖櫃（せいひつ）、約櫃（やくひつ）[1]とも呼ばれる。

契約の箱 - Wikipedia

40:18すなわちモーセは幕屋を建て、その座をすえ、その枠を立て、その横木をさし込み、その柱を立て、 40:19幕屋の上に天幕をひろげ、その上に天幕のおおいをかけた。主がモーセに命じられたとおりである。 40:20彼はまたあかしの板をとって箱に納め、さおを箱につけ、贖罪所を箱の上に置き、 40:21箱を幕屋に携え入れ、隔ての垂幕をかけて、あかしの箱を隠した。主がモーセに命じられたとおりである。

口語訳聖書 - 出エジプト記

日本神話（日本書紀）の三輪山伝説。
孝霊天皇の皇女のもとに毎夜通う夫の正体は櫛箱の中の蛇
（実はおおくにぬしのみこと）であった。

参照：http://www.asahi-net.or.jp/~zb5y-wd/miwayama.htm

北米北西沿岸域の先住民に伝わるワタリガラスの神話では、太陽や月、星の入れものとしての箱が登場します。

ワタリガラスが日と月と星を盗んだ話

　ある時、ワタリガラスはナース川の岸に住む大族長が、太陽と月と星を杉の木箱に入れて持っていることを知った。ワタリガラスは近くの高い松の木の上に飛び上がると松葉に変わり、大族長の美しい愛娘が水を飲むコップの中に入った。娘は松葉ごと水を飲み、身ごもった。やがてワタリガラスは大族長の孫として生まれ、大変に可愛がられた。

日月を盗みでもたらす

ウェールズの赤い竜。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B5%A4%E3%81%84%E7%AB%9C_%28%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%82%BA%E3%81%AE%E4%BC%9D%E6%89%BF%29

ブリテン王スィッズ (Lludd) は恐るべき唸り声が五月祭前夜のたびに鳴り響く原因をつきとめるべく、弟のフランス王スェヴェリス (Llefelys) に尋ねた。スェヴェリスは、兄上の国の竜に他国の竜が襲いかかろうとしていて、そのためにブリテンの竜が恐ろしい雄たけび声を上げているのだと告げた。スェヴェリスは2匹のドラゴンを封印する策を進言した。ブリテン島の東西南北の中心地に穴を掘り、そこに蜂蜜酒を大量に注いた桶を置き、その上に絹の布をかぶせるという策略であった。 そうして準備を整えて見張っていると、相争う2匹の竜の姿が見えたが、そのうち激しい戦いに疲れ切って両者とも穴の中の桶の底に落ちていった。ドラゴンたちは蜂蜜酒の中でやがて酒に酔い、深き眠りについた。スィッズ王はこれを見て絹の布で2匹を包み、さらに石でできた箱に閉じ込め、地中深くに封印した（この場所は後にディナス・エムライスと呼ばれ、ヴォーティガンが砦を築いた伝説の舞台となる）。こうして竜は2匹とも封印されることとなった。