先日の11月21日に東京都府中市で猪が武蔵野線に衝突しました。
そこで、疑問になるのは、こんな所に猪がいるのかと言うことです。
府中市は猪が自生できるほど自然が豊かだと思えません。
猪はどこか山奥から府中へ来たのですか。それとも、実は府中に猪が自生しているのですか。
近年、東京都西部ではイノシシの目撃例や農産物への被害が増加傾向にあるそうです。
これは10年前の報告ですが、この傾向はその後も続いています。
24.野生鳥獣の保護管理手法等の開発 (3)東京都西部におけるニホンイノシシ個体数増加の原因について(PDF)
八王子では2009年に首都大学東京のキャンパスでイノシシが確認され、その時点で周辺を調査・解析した話がこちらです。
首都大のイノシシはどこから来たのか?:多摩地域におけるイノシシの現状 日本生態学会第57回全国大会 (2010年3月,東京) 講演要旨
ここで、
その結果、緑地帯の繋がりが松木日向緑地の南北方向に確認され、周囲約2kmにはイノシシが定住可能と思われる小山田緑地、小山内裏公園、柚木・鑓水の3つの大規模緑地が確認された。
とあるように、八王子あたりであればイノシシが生息可能な環境があるようです。
実際、その後も首都大学東京のキャンパスではイノシシの目撃がたびたびあるようです。
【注意】先日、南大沢キャンパスの体育施設周辺で猪目撃情報がありました。遭遇した時は余計な事をしないで静かに素早く逃げてください。 (´-`)<捕獲、狩猟はダメですよ
今回の府中のイノシシがどこからやって来たか正確には分かりませんが、イノシシが十分移動可能な距離(10数km)には少なくとも住める場所はあると言えそうです。
イノシシは珍しいと思いますが、タヌキは結構 目撃されています。
東芝は、府中にでかい工場を持ってますが、その辺りの情報。
http://www.toshiba.co.jp/sis/company/csr/seibutsu/pdf/zukan-guidebook.pdf
こちらは、東京タヌキ探検隊というサイトの目撃情報。
http://tokyotanuki.jp/docs/tanuki1401.htm
東京23区での2011年~2013年の目撃情報が地図化されています。
杉並区や世田谷区での目撃情報が多いのが分かると思います。
八王子や相模原であれば、タヌキがいても、それほど不思議には思いませんよね。
彼らは線路をたどってやってくるらしいです。
イノシシがはねられたという、北府中駅を中心にした地図です。
https://goo.gl/maps/IxskK
京王線や小田急線の線路をたどって、西から東の方へ移動しているらしい。
雑食な彼らは、それほどエサに困りません。
夜行性の彼らは、電車が通らなくなり、人気も少ない線路をたどって移動するのだそうです。
線路から離れるときには、道路の側溝を移動ルートにしているのだとか。
イノシシも同じルートを通って、西の山から出てきたのでしょう。
さすがに、イノシシには、側溝は通れないので、もっぱら線路伝いに移動してるのだと思います。
だから、線路ではねられたんです。
いちいち西の山奥までは、戻らないでしょう。
稲城市は、稲城市立病院の近くに森があるので、そこに居ついてた可能性が高いと思います。
イノシシは、割りと人里に出てきます。
都会で言うと、有名なのは神戸市でしょうか。
六甲の山から、住宅街によく出てきます。
随分と前ですが、震災の前に、よく神戸に行っていて、二度ほど見たことがあります。
そのころは、それほどは見なかったのですが、最近ではかなり増えたらしい。
どうやら、珍しがった市民が餌をあげるものだから、すっかり人に慣れてしまいました。
こんな条例があるくらいです。
神戸市:イノシシ条例(神戸市いのししからの危害の防止に関する条例)
a-kuma3様、回答ありがとうございます。。23区内でもタヌキがいて目撃されている事に驚きました。
猪が路線を渡って移動しいて、Stand by Meを連想しました。
近年、東京都西部ではイノシシの目撃例や農産物への被害が増加傾向にあるそうです。
これは10年前の報告ですが、この傾向はその後も続いています。
24.野生鳥獣の保護管理手法等の開発 (3)東京都西部におけるニホンイノシシ個体数増加の原因について(PDF)
八王子では2009年に首都大学東京のキャンパスでイノシシが確認され、その時点で周辺を調査・解析した話がこちらです。
首都大のイノシシはどこから来たのか?:多摩地域におけるイノシシの現状 日本生態学会第57回全国大会 (2010年3月,東京) 講演要旨
ここで、
その結果、緑地帯の繋がりが松木日向緑地の南北方向に確認され、周囲約2kmにはイノシシが定住可能と思われる小山田緑地、小山内裏公園、柚木・鑓水の3つの大規模緑地が確認された。
とあるように、八王子あたりであればイノシシが生息可能な環境があるようです。
実際、その後も首都大学東京のキャンパスではイノシシの目撃がたびたびあるようです。
【注意】先日、南大沢キャンパスの体育施設周辺で猪目撃情報がありました。遭遇した時は余計な事をしないで静かに素早く逃げてください。 (´-`)<捕獲、狩猟はダメですよ
今回の府中のイノシシがどこからやって来たか正確には分かりませんが、イノシシが十分移動可能な距離(10数km)には少なくとも住める場所はあると言えそうです。
Fiwa様、回答ありがとうございます。八王子では猪が生息しているとのことですが、たしかに八王子の方が府中より自然がたくさんある印象があります。
イノシシは、里山の縁に生息する動物(似たようなのに、キツネ、タヌキ、シカなどがいる)。この辺の動物は、人が手を入れる野山で栽培する作物を「ちょろまかす」ことで生活の一部を過ごしているのです。つまり、人のいない環境では、生活しにくくなっているのです。
近年、里山などが人の手が入らなくなり、あれてしまっているので、より人里近い個所に生息地域を移動しているのでしょう。
たけじん様、回答ありがとうございます。里山の適切な管理が必要だと感じました。
Fiwa様、回答ありがとうございます。八王子では猪が生息しているとのことですが、たしかに八王子の方が府中より自然がたくさんある印象があります。
2014/11/24 10:02:03